見出し画像

去年、10キロ痩せました

 ふるりさんの絵、素敵なので拝借!

 2021年4月に計った体重がぶっちゃけ63キロと少し。それが、11月には53キロ。

 今年(2022年1月23日)の段階で52.5キロ。

 なんとか維持できてる状態。

 はじめに言っておきますが、これはダイエットを推奨する記事ではありません。
 むしろダイエットなんて、
「本来はしないほうがいいものだ!」
 と私は思っています。
 私は病気の治療で、薬の副作用と食べすぎが重なり、標準体重(私のしょぼい身長でも53キロある)を10キロオーバーしたので、しかたなく、健康のために食事を変えただけです。

 幕内秀夫さんだったと思いますが、
「ダイエット本は書かない」
「子供の前でダイエットの話をしてはいけない。大人の真似をするから」
 と本に書かれていました。
 私もそれに賛成です。
 だから、この記事、書かないほうがいいかもなあと思ったくらいです。
 でも、驚きの体験ではあったので、
 記録しておこうと思います。

 私は、小学生の頃からポテトチップスが大好きで、親も、事情があって子供にかまえなかったせいか、おやつだけはやたらに与え、
 けっこう覚えているのが、高校生のとき、家に帰ったらまずおやつの隠し場所に行って、カルビーのポテトチップスを一気食いしてたことです。
 中学のとき40キロ台だった体重が、50キロ台をはるかに超えたのはこの時。ただし、さっきも言ったように、標準体重は53キロなので、全く気にしていませんでした。人の容姿にも自分の容姿にも興味がありませんでした。むしろ、ダイエットなんて容姿を気にしすぎる弱い人間がやることだ!人生に大事なのは哲学だ!とか思っていました。
 つくづく嫌な若者だったと思います。マジで。

 一人暮らしをはじめてからも、ポテトチップスを一気食いする生活が直らず、料理が苦手なこともあって、食生活はかなりめちゃくちゃでした。ラーメンやカレーなどの一品ものに頼る、安上がりだけど糖質に偏った食事ばかり。
 ただし、生クリームやケーキが嫌いでスイーツはほとんど食べなかった(ただし、チョコレートは大好き。焼き芋は今もよく食べる)ことと、肉類魚類がないと食事した気がしない性質だったせいもあり、なんとか、痩せもせず太りもせずに20代は通過しました。

 問題は30代です。
 重い、ある病気を発症しました。
 幻聴が聞こえたりしました。あの体験はショッキングすぎて未だに文章にできずにいます(でも、生きているうちに書きたいとは思ってます)。

 当然、治療が始まり、
 薬を飲みますよね?
 それが、副作用で『代謝が悪くなる』やつでした。
 急に太りやすい体質になったのです。
 年齢のせいもあるかもしれない。



 副作用で太るというのは、精神系だけではなく、がんなどの治療でもよくあることです。
 ある作家の方は、体の病気の治療で80キロまで太り、まわりに「女を捨てたのか」と言われて、かなり嫌な思いをしたそうです。ほんと、余計なことを言う人はどこにでもいるんですね。


 だから私はいつも言ってるんです。
「人の体型をバカにしてはいけない」と。

 人それぞれ事情っちゅうもんがあるんです。
 だから、むやみに人をデブ呼ばわりする人がいたら、どんなに偉くても、私は軽蔑します。


 実は私、2021年の前半に、モラハラする職員とのトラブルで神経をやられ、職場を離れました。失業したわけですね(今も仕事見つかってません。コロナ禍ですしね)。

 あまりにも理不尽というか不可解な人たちに当たり、私は人生を考えました。
 いくら仕事がなくても、こういう倫理的にヤバい人の下で働きたくないなと。
 人生を少し真面目に考え直さんとなと。
『早紀と所長の二年半』を再開したのもこのあたりからです。


 なので、就職支援の人に相談し、訓練できる施設に通うことにしました。
 12月にそこでExcelの3級を取りました。


 あ、話が脱線しましたね。
 要は、失業して、生活を変えなきゃいけなくなりました。というか、何かを変えたかったんですね。一つくらいまともなことをしたくなったんでしょう。他に何もできないですから。


 食費を節約するために自炊を始めました。料理の本を買ったり借りたり(図書館にたくさんあることに気づいた)しているうちに、海外のダイエット本を見つけました。
「朝ごはんをバター入りコーヒーに変える」
 って、みなさん聞いたことないですか?あれは、この本に書いてあるやり方なんです。いろんな人があちこちでパクっていますが(笑)
 健康情報に限らず、本に書いてあることをそのまま丸パクリしてる記事、ネットには多いですね。それを見破るためには自分も読書するしかないんですね。なかなか時間が取れませんが。

 朝にバターコーヒー。
 1ヶ月くらい試しましたが、だめでした。
 体重、全く減りません。
 昼頃になるとフラフラしてきます。
 夜、お腹がすいて、がっつり食べてしまいます。

 これはいかんと思い、朝ごはんはきちんと、玄米と卵を食べることにしました。これは今も続けています。予算に限りがあるし、料理が苦手すぎるので、これが一番経済的で合理的な朝食だったのです。さすがに卵焼きくらいは作れますからね。形は必ず崩壊しますが。

 そのうち、牧田善二さんの糖質制限の本(人は脂肪ではなく、糖質で太ると書いてある)と、幕内秀夫さんの『粗食のすすめ』などの本、あと、和田洋己さんのがん治療食の本などを発見しました。

 それらを読み漁り、今までの体調変化などを総合的に、個人的になんとなく判断した結果、
(健康に良いかは確信がないので、安易に真似しないでくださいね)

「朝ごはんはきちんと食べ、昼はおにぎりか定食にし、夜ごはんは炭水化物ぬきにする」
「おやつにポテトチップスとか、糖質が多いものをとるのをやめる」
「食費が増えるのは痛いが、野菜をもっと食べないとだめみたい」


 という、頭の足りない私でもできそうな案にまとまりました。

 そうなんです。
 食事を変えただけなんです。
 それを7ヶ月くらい続けただけなんです。

 高いサプリメントなんて使わないし、
(そんなもん買う金はない)
 ジムにも行かないし、
(そんな金はない)
 厳密に言うと、食べる量は減っていません。
 食費はやや増えてます(魚と野菜が高かった)

 生活費を減らすという観点から見ると失敗していますが、
 体重はみごとに減ったのでした。

 ただし、いいことばかりではなかった。
 抜け毛が増えました。
 急激に体重が落ちると抜けることがあるそうです。栄養が末端にまわらなくなるのかなあ。
 年齢のせいもありますが、一時期、生え際に大きなハゲが発生して、外出前に隠すのに苦労しました。

 やっぱり、急に体重が変わりすぎると、
 体に負担がかかるんじゃないかと。
 そこはちょっと後悔しました。

 食事の量を減らしすぎてフラフラしたこともあります。糖質を完全になくすのは、少なくとも私にとっては、危険であると判断しました。なので、朝昼は必ず食べます。
 ただ、近所のパン屋さんには行かなくなりました。麺類やピザも週に一、ニ度程度になりました。
 お米が一番量を調整しやすいです。

 一番変わったのは、おやつ。
 前は食べすぎでした。カルビーのポテトチップス、ヤマザキのアップルパイ、チキンラーメン(もはやおやつじゃねえよそれ的な)お母さんケット(安くて量が多く、一時期これで生存していた)など。近所にある、評判が良すぎるパン屋さんなどもはまりやすい罠でした。

 今は、食べたいとすら思わなくなりました。

 食事を変えてしばらくしてから、試しにプリングルズを買ったら、しょっぱすぎて美味しくありませんでした。薄味の野菜鶏スープばかり食べていたせいで、味覚が変わっていたんです。

 ただし、おやつ自体がやめられたわけではなく、
 ローソンのロカボ食品によく負けてます。
 糖質は少ないのかもしれないけど、
 健康に良いのかどうかは私にはわかりません。
 でも、つい手が伸びます。

 でも、基本、おやつは、
 70%カカオのチョコレートとかにしてます。
 それも1枚か2枚。コーヒーや紅茶と。

 料理は今も苦手で、
「煮るだけ!焼くだけ!」
 でなんとか乗り切っています。
 あまり障害のせいにはしたくないけど、
「材料が多すぎると混乱する」ので、
 シンプルなものしかできません。

 野菜を多く食べるようになりました。
 生理痛が前より軽くなりました。
 便秘もなくなりました。


 要は「食事を変えただけです」
 という、つまらない記事でした。

 すみませんね。
 画期的なダイエット法じゃなくて。
 でも、食事の本をあさったおかげで気づいたこともたくさんあります。新しくわかってきたこともたくさんあるんですね。

 1985年ごろ、「一日30品目食べろ」みたいなことを国が言っていたことがあるんですが、
 あれ、2000年に削除されたそうです!

 無理に決まってるもんなあ。
 そんなことしたら、
 食費がいくらあっても足りないし。

 常識だと思っていたことも、
 15年20年経つと変わる。

 どんな分野でも、
 たまには情報をアップデートしないと駄目だと、
 改めて気づきました。

 あ、一応言っときますが、

 美容体重は完全無視です。
 自分は、50キロ切ると具合悪くなるので。

 なぜ女性にだけそんなものが存在するのか、
 理解できません。

 今、誰かが私にデブとか太ってるとか言っても、

「いいえ、標準の健康体重ですが?」

 としか言えません。だって事実だもんよ。


 おまけの愚痴:ちょっと辛いなと思ったのは、やはりある程度食費をかけないと、野菜や魚をとる健康的な食事は難しいということです。
 貧困で予算がないとけっこうきつい。
 料理が得意な方とかはきちんとやってるのかなあ。私、そこが本当に駄目な人なんです。
 だからあまり参考にしないほうがいいですよ。



2022.6.26追記

昨日テレビでプロのスポーツ選手の指導をしている人が言っていましたが、

筋肉が作られるには、原料として炭水化物が必ず必要で、一日3回炭水化物をきちんと摂ることを勧めていました。

炭水化物を摂ると水分がそこにつくので一時的に体重が増えるが、それは体が水分を保持するごく普通の反応だそうです。

月に1キロくらいずつ減らすのが健康的な痩せ方で、極端な食事制限をしても、

「筋肉と水分が落ちて体重は減るが、かえって太りやすい体質になってリバウンドする」

とのこと。

だから、私のやり方はあまり良くなかったみたいです。

これからダイエットされる方は、

炭水化物を極端に抜かないよう気をつけてくださいね。



お読みいただきありがとうございます。 いただいたサポートは、学習・創作のための資料、趣味、生活費などに使わせていただきます。