いかにも保坂って感じね

古いUSBメモリから昔描いていた漫画が出てきた

2011年。この作品とそれに関連する漫画や動画を作っていた私は、震災にショックを受けて『下手な漫画書いてる場合じゃねえ』と創作を一切やめて、(実際には超長い小説『アンゲルとエレノア』を完成させてしまい、「やっぱ私は創作やめるのは無理だよ!」と実感することになるのですが)このままでは何かがまずいと思い、仕事もないのにいきなり西日本に引っ越しました。それまで北海道から出たことが(修学旅行以外では)なかったのです。今思うと何考えてるんだろうと思います。

いろいろあって北海道に戻ったあと、精神を病みまして(かなりやばい状態でした。今はまだうまく文章にできないです)
何もする気力がないのに、なぜか一心不乱に漫画を描いていました。下手だとか内容がおかしいとかそういうことは一切考えず、ただ、描いていました。今思うと、あれは精神がなんとか生き延びようとするためにもがいていたプロセスの一種だったのかもしれません。

秋倉という架空の町が舞台の漫画をいくつか描いていました。そのうちの一つが「スマコンという女の子と保坂という男の子のギャグマンガ」です。

スマコンが過激な歌を作って、作曲担当の保坂がひどい目に合う、というのがパターンになっていました。

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