(短編)新兵器のアイディア
「大統領!素晴らしい兵器のアイディアを思いつきました!安上がりかつ威力は絶大です!」
「あっそ」
赤いスーツの大統領はやる気なく議員を見た。
「忙しいから手短に説明してくれるかな?」
「砂糖です!」
議員はうわずった声で答えた。
「ミサイルの中身を全て砂糖にして、敵の本拠地にぶち込むのです!」
「一つ忠告してもいいかな?」
「何でしょうか」
「議員が『ぶち込む』なんて単語を大統領に向かって使うのは問題ではないかな?話し方の講習は受けたのかな?文法の試験は?」
「話をそらす