見出し画像

FinTech×Contentsはじめました


僕はロンドン駐在で法人銀行に勤めています。一昨年ロンドンに来てから、かねてから興味のあったFinTech熱に拍車がかかり、自分が知っている情報を残したい、という理由からnoteをはじめます。まずは簡単な自己紹介からスタートさせていただきます。


大学を卒業して銀行に入社


よくある大学生活を送り周りと同じようにに就職活動を始めたときは、金融関係の職業に就きたいなと考えていました。銀行に入ろうと思った理由は3つあります。ただ、根っこには「特段好きなことがなく、やりたいことがみつからない」という気持ちががあったことも事実です。

一方で大学卒業まで一貫して体育会の部活に所属していた経験から、社会人になっても本気で取り組める軸になる何かを見つけたいとう気持ちがありました。その中で以下の3点を軸に就職活動に臨みました。

①幅広い業界に関わり、業界ならではの知見を広ること

②幼少期にニューヨークにに住んでいたこともあり、海外で勤務すること

③自分のやりたいことが見つかったときに、必ず必要になるであろうお金の知識を身につけること

結果的に銀行に入行を決めたのは上記の3つに一番近い業界と考えた結果です。
とはいえ、まだやりたいことは見つかっていませんし、見つかるのかわかりません。ただ、この3点に関しては想像した通りで銀行に入って成功だったと思っています。

一方で銀行は組織が大きすぎること、規制が多いこと、そもそもの企業文化等、様々な理由で物事の決定に時間がかかることがデメリットとして一番感じています。

東京での法人営業を経て海外に転勤


入行してから法人営業を中心に仕事をしながらも挙げた3つのことを意識しながら仕事をしています。

例えば...


①幅広い業界に関わり、業界ならではの知見を広げること

フィンテック企業やロボットの企業など銀行として短期的には儲からない小さい顧客も積極的に新規開拓すること。

②幼少期にニューヨークにに住んでいたこともあり、海外で勤務すること

グローバル大企業の担当=海外とのコミュニケーションをとる可能性が高い顧客を担当したいことを常に上司に発信すること。

③自分のやりたいことが見つかったときに、必ず必要になるであろうお金の知識を身につけること

営業活動をしていればお金の知識を身に付けること

...というような感じです。

入行以来、海外転勤を希望し続けたこともあり、海外転勤が実現し現在ロンドンを拠点にヨーロッパの外資系顧客宛の営業をしています。

余談)ドラマ『半沢直樹』のような世界も一部あるかもしれませんが、銀行の人事は運(周りにいる上司次第)が一番重要で、二番目はやりたいことを口だけでなく行動で発信できているかに尽きるかと個人的に思っています...。

ロンドン生活で日本と海外の違いを知る


東京でで法人営業時代にFinTech関連の顧客もいて、かなり詳しく調べていたつもりでした。しかし実際に海外に住むとシステムの違い、文化によるメンタリティの違いなど日本と海外の違いを大きく感じています。

特に英国はヨーロッパの中でもFinTech分野での資金調達額が圧倒的であり(英国は2019年50億ドル弱で1番、2番目はドイツで10億ドル超)、MonzoやTransferWiseなど有名な企業が多数あります。

東京で法人営業をしていたときは、振込時に現金と振込用紙を窓口に持ってきている顧客もいるなか、英国ではスマートフォンで即時決済するのが主流です(指紋認証だけで、数秒で振込ができる)。このような違いやFinTechの先端を進む英国の現状を発信するべくnoteを始めることにしました。日本でも今後Fintechがもっと身近なものになるでしょう。そのなかで、どのようなことが考えられるのか、今なぜ海外と比べて大きな差があるのかなど発信していきたいと考えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?