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いま、釣りをしています


土曜日、人生初船釣りをして
思ったことがある。


なんか遠いむかし、たぶん幼稚園ぐらいのときに
一匹だけ釣れたという記憶があるけど

どこでなにを釣ったのかも、もはや
現実か夢かも分からないぐらい、遠い記憶。

だから、自力で釣るのは、人生初。

土曜日は、10人で船釣りに出かけて
アジ、カサゴ、メバル、サバ、とか、
合計 250匹?釣れた

通常か異常かも
分からないぐらいの初心者やけど

想像以上に釣れた、のは間違いない。


釣れるところに連れてってれた
船のおじさまたちありがとう。

めちゃくちゃたのしかった。


それで、釣りをしてて、たくさん釣れて
思ったことが

「いま、釣りをしています!!」

ということ。

とても、いまを生きていた。

いま、さかなを釣る!ということに夢中になってた。


なんか、釣ってるときは
どうやったら釣れるか、を

考えるというより感じながら、
釣りってめっちゃ感覚なんかな〜と思いながら


海の中のようすを
夢中で感じ取ろうとする時間やった。


だから、おわってから
あ〜こういうことしてたな〜って
それがめっちゃたのしかったな〜って
思ったから、書きます。



まず、さかなのエサを
針につけるところから話したい。

そのエサは、
『生きてて、うねうね〜してる、なんか長めの虫』

正直に、ひと言でいうと
めっっちゃ、きもちわるい、!!!

「うわ、まじか
これ付けな始まらんのか。」

という気持ち。


「でも、まあ、(勝手に名前を出すと)じんぺー(すなのお友だち)は、これを食べてるんか、食べるよりはマシか」
(よくサバイバルで、虫食べてる、しかも割と日常みたいな顔して。)

と思って、タオル越しに掴んで
がんばって、針につけた。

「えらい〜!!えらすぎる!!
じんぺーありがとー!

なんか、血とか出ちゃってる、ほんまごめんなさい、よろしくおねがいします」

という気持ちで、海に出てもらった。


釣れた。

うねうね虫を、針につけるのはいややけど
釣れたらめっちゃ嬉しい。


実は、虫じゃないエサもあって、
イカを小さく切って赤に染めたやつ(たぶん)


わざわざ、きもちわるい思いせんでも
と思って、この、赤イカを使って釣った。

赤イカでも、いっぱい釣れた。


でも、遂に赤イカがなくなってしまって
また、虫でやるしかなくなった。



虫で釣るしかなくなった頃、
わたしはもう、釣りに夢中だった。


そう、このエサの虫、きもい〜〜とか
思わなくなってた(え)



虫に対するきもちが、

「きもい〜〜」から

「よっしゃ、釣るぞ〜!!
頼んだ!行ってきてくれ!!」

に変わってた。



それで、さっきまで
いやいやタオル越しに掴んでたのに

虫がたくさん、うねうね〜してるところに
手掴みでさ、虫とってさ、

針につけてさ、行ってこい〜って言って
海に投げる。


しかも、赤イカは、刻まれてるから
もちろん死んでるというか、

おやつみたいな感じ?やけど

このうねうね虫は、船のおじさまが
生きたまま渡してきたということは、

生きてなきゃいけないのか

このエサのうねうね虫を、うねうねさせたまま
さかなのもとへ送った方が、釣れるのか、

と感じて、


たぶん痛くて、うねうねしてる状態で
海に投げたら、めっちゃすぐ釣れた。

何回も何回もやったけど
めっちゃすぐ釣れたし、いっぱい釣れた。


後で数えたら、40匹釣れてた。


釣る魚に向き合うというか、
エサに向き合って、ちょっと冷静になると
ほんま残酷なことしてるごめんなさいってなるけど


それと同時に、釣りめっちゃたのしい〜!!
ってなるから、人間って〜〜って思ったりもした。



釣ることも、釣った魚をさばいて食べることも
めちゃくちゃたのしくて、

釣りのたのしい要素は、
いっぱいあると思うけど


どうやったら釣れるかな〜って
海の中のようすを感じ取ろうとして

いまを夢中に生きる感じが、すごくたのしかった。


今回めっちゃ釣れたのは、偶然やと思うけど
それでも、嬉しかったから

また釣りをしたい。


いまに、夢中になれるじかん。


連れて行ってくれて、ありがとう。
おなじ時間を過ごしてくれて、ありがとう。


新しい世界に連れて行ってくれて、ありがとう。

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