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こびん

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松田奈那子 (著)

あらすじ

ぼくは、こびん。
たいせつなものを、あずかったよ。

手紙を書いた女の子が
瓶に手紙を入れて海に流します。

小瓶が自分自身を旅を話しているように
ストーリーは進んで行きます。

海辺の町に最初は着きました。

子供が、小瓶をみつけます。

そして、手紙を広げ、
その夜、楽しそうに返事を書きました。

そして、
また、瓶にふたをして海に流しました。

次に着いたところは、
どこかの賑やかな町。

そして、また拾った男の子が
手紙の返事を書いて
海に流します。

時には嵐が、
時には、雪が降り、
いろいろな町を経て、
最後、たどり着いた場所とは?

ブックレビュー(ネタバレあり)

この絵本はこびんが、
擬人化して、旅の話をしていきます。

手紙がこびんの中に入っているのですが、

たいせつなものを、あずかった。

と、何が入っているのかを
読者に想像させる感じが印象的です。

色んな国をまわり、
色んな人の手に渡り、
こびんのリレーは地球を一周していきます。

そして、長い年月をかけて、ある母親にこびんが届きます。

私は、これを海に流した女の子が
母親になって
同じ人のもとに戻ってきたのではないかと、
思っています。

しかし、娘には、そこまでの理解はまだ難しかったみたいです。

表紙の裏の絵にヒントが載っているのですが、
そこを見せて、「どう思う?」って質問しても
まだそこまで深くは考えられませんでした。

こびんが色んな人出会うのが面白かったみたいです。

4歳の娘は、最後に赤ちゃんと母親が見つけられて
「こびんは、あかちゃんに見つけて貰ってよかったね。」
っていう感想でした。

4歳に、文の奥までの理解は難しいかったなぁ。

それでも、淡い絵で色んな国の
色んな人の出会いが楽しい絵本だったみたいです。



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