『おかあさん、すごい!』

スギヤマカナヨ (作）

ストーリー

「うわぁ、ホットケーキ　おいしそう！
おかさんって　どうして　おりょうり　じょうずなの？」
「それはね、うちのはらぺこちゃんの
おいしいかおが　みたいから！・・・でもね・・・・・」

すると、お母さんは、最初から料理が上手だったわけではなく、
料理が苦手で、指を切ったり、
砂糖と塩を間違えたり、
いっぱい失敗した話をしていました。

その他にも、

子供が、「おかさん、すごい！どうして〇〇まるができるの？」と
聞いてきます。

それも、全て最初から上手だったわけではなく、
むしろ苦手だったところから、
いくつもの失敗を繰り返して
今これだけ、できるようになった話をします。

ブックレビュー

この絵本は、私自身がとても気に入った本です。

なんと言っても、
最初から上手では無く、
我が子の喜ぶ顔が見たいから、
ずっと、努力して今があるといった話が素晴らしいです。

自分が「お母さんなんだって思うと勇気がわいてくる」と
言っているとこも分かる気がします。

最後のページに全てが集約されていると言っても
過言ではありません。

「みーんな　あなたの　おかげです！」

この一言が、
子供がいてくれたおかげで自分も成長することができた。
そういう気持ちが素敵だなって思いました。

将来、娘がお母さんになったら、
新しく買い直してプレゼントしてあげたい。
そんな絵本です。

おかあさん、すごい!