たこやきようちえん

さいとう　しのぶ　（著）

ストーリー

いきたいな　いきたいな
ようちえんに　いきたいな

たこやきやの　たこやき６人が言うと、
たこやきやのおじさんが、幼稚園に電話をしてくれました。

すると、タコの海にいるタコがやってきました。
名前をたこや　きよこ先生がお迎えにきてくれました。

途中、野良犬に襲われますが、
たこや　きよこ先生が墨を吹きつけ野良犬を撃退。

幼稚園にはお友達がたくさん。

レビュー

３歳から娘がドはまりした絵本です。

大人がコレを読むと、
たこ焼きが食べたくなるので
そのつもりで読むと良いかも知れません。

たこやきの６人の個性がしっかり描かれています。
幼稚園に行く当日の朝、
たこやきやのおじさんがお弁当を作ってくれるのですが、
まだ寝ている子や、
嬉しくて走り回っている子、
一緒にお手伝いをしている子など、
６人６様な感じで、
面白いです。

ただ、誰が誰だか３歳児には分からなくなることもありますが・・・。

幼稚園に行く行程も
ただ歩いて行くだけで無く、
途中、犬に襲われたり、
自分も先生と繋ぎたいと言ってみたり、
幼稚園ってどんなところか特徴を聞いてみたり、
たこやきのそれぞれの性格が
この絵本のスパイスになっています。

タコのたこやきよこ先生は、
タコである特徴を活かして、
６人全員と手を繋いでいるところなんかも、
ユニークです。

幼稚園に向かうたこやきたちの好奇心や不安な気持ちを
上手に表現している絵本でとても気に入っています。

たこやきようちえん (絵本・いつでもいっしょ)