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ミルフィーユちゃん

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さとう めぐみ 作・絵

ストーリー

ミルフィーユちゃんは
おおきな
おやしきに
すんでいます

ミルフィーユちゃんは、
とってもわがままな女の子です。

嫌いな 食べ物が出ると
「いやっ」って投げ散らかします。

お友達がきても、
「ルールが自分が決める!」と言ってみたり、
「ゲームに勝てないならやめる!」といった感じなので、
友達もいなくなります。

パパと、ママは家庭教師を依頼しますが、
一日で辞められてしまう。

パパは、仕方なく、遠くの町にある
一番厳しい学校へ入れることにしました。

しかし、その学校へ行く途中
ミルフィーユちゃんは、逃げ出してしまいます。

ところが、逃げ出した先が
どこか分からない寂しい場所。

立ち尽くしてしまいます。
夕焼けに色に空が変わる頃、
スイートポテトじいさんが、やってきて
食事をあげるから荷物を持ちなさい。
働かざるもの くうべからず じゃ」

どうやって私が?!

といいますが、
おじいさんが、出してくれた
スープはとても美味しくてあっという間に飲んでしまいました。

その後も、
おじいさんのお手伝いをするうちに、
わがままを言わなくなり、
働き者になりました。

だって はたらかざるもの くううべからず でしょ。

レビュー

ミルフィーユや、スイートポテト
エクレアといったスイーツが
絵本の主人公です。

読んでいると、
スイーツが食べたくなります。

さとうめぐみさんお絵本は大好きなのですが、
この絵本娘がお気に入りの一冊であると同時に、
私にとってもお気に入りです。

理由は、

娘が、この本を読んでお手伝いをしてくれるようになったからです。

食後に、食器を片付けてくれたり、
物を取ってくれたりと。

一番身につけて欲しかった、
食べたら食べっぱなしではなく、
「ごちそうさま」と作った人へ感謝して、
片付けをしてくれる。

これが我が家で娘に身につけて欲しいことのひとつだったのですが、
この絵本のおかげで、
あっさり身につけてくれました。

片付けるときに、
自然と片付けるときもあれば、
忘れるときもあります。
そんなときは、
「〇〇ちゃん、働かざる者食うべからずですよ」と
声をかけると、
「そうだった、そうだった」と片付けてくれます。

この絵本はホント感謝です。

絵本には色々助けられています。

語彙力や想像力だけで無く、
道徳的な物も絵本から学ぶことができます。

そんな意味でも、この本はオススメです。


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