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おなかのこびと

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よしむらあきこ(著)

ストーリー

きみの おなかの
なかにはね…
きみ そっくりの
ちっちゃな こびとが すんで います。

こびとは、同じものを食べ、
嚙み切れなかった塊を溶かしてくれます。

いっぱいかんで、野菜もたべると、
お腹のこびとは、
ニコニコになってくれます。

やってはいけない、
4つの事

1)食べ過ぎ
2)飲み過ぎ
3)寝て食べる
4)お腹を出して、冷やしちゃうこと。

すると、君のお腹は大変な事になり、
お腹のこびとがお腹から出てきて
抗議してきます。

そして、お腹のこびとが言うには、
いいうんちを出すひみつを
教えてくれます。

1)好き嫌いしない。
2)よく かむ。
3)よく ねる。
4)よく 遊ぶ。

すると、

超 ウルトラ スーパー バナナ うーんちが
出るでしょう。

レビュー

珍しく、奥さんが買ってきた絵本です。

3歳の頃の娘は、
好き嫌いや、
食べずに残すことが多く、
何かいい本が無いかと探していたら
何かで紹介されていたので
買ってきたそうです。

確かに、この本を読んでから
食事の仕方が変わってきたように思います。

良く噛んで、
野菜も積極的に採るようになりました。

そして、残さず食べられるように
少しずつですが、
「ぜんぶ食べられたよ!」っていう日が増えてきました。

その時に、
奥さんが「お腹のこびとさんも喜んでいるね」
といった話をしてくれうと、
娘も嬉しそうに
「お腹のこびさん、いっぱい食べてね」
と話しかけている姿がなんともかわいらしい様子が見られました。

本の背表紙には、
迷路があり、
腸の様子が描かれています。

腸だけに、「めいろに ちょうせん」なんてだじゃれまで。

絵柄も、かわいらしく、
お腹の様子が分かりやすく描かれています。

やっては行けないことを4つに絞り

やって欲しいことを「ひみつ」といった
スキル的な表現をしているところが
子供の自尊感情をくすぐっていて、
上手い表現だなと思いました。

そして、こっちも4つに絞ってあり、
子供も取り組みやすい内容になっているので、
「絵本の通りやってみよう!」って気持ちにしてくれます。

便秘がちな娘ですが、
食事をまんべんなく食べて、
医師から処方された薬もあって、
だいぶ便秘も解消されて来ています。

そういった意味でも
この本のお陰かもしれません。


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