かね_001

素敵!に求められる基礎3

「若いうちに沢山の経験を踏んでおくこと」の意:自分のした経験が多ければ多いほど、次世代の若い人に説得力のある説明ができるということ、「口だけの指示でなく」経験した側がいうのだから説得力があるため理解して貰える、助ける幅が広がる。多種多様な経験(ここ重要!!)が多ければ多いほど、指導・指示・助けることの幅も広がりも積み重なる。一番のメリットは、大人としての自分作りに役に立つ!

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※今回ほど、時代背景が出ます。重ねて言いますが、この頃の経験がないと現在の私はない!!とハッキリ言えます。現在は様々な言われようですが、教育面は人間関係の距離感も大切であり、教育を受けた本人が指導者・支持者=社内の先輩の位置になった時、受けた社員教育が本人のためになっているか否かで初めてわかることだとも思います。

前回までにあるように、20歳当時の初就職先で受けた社員教育は「人として必要な基礎中の基礎」を指導頂いたと感謝しきりです。接客方法もですが、途中から部署が変わり「経理」を担当することとなりました。ここでのお金や小切手等に関わること、人間・企業関係等・・・基礎をたたき込まれました。

大嫌いな言葉あります。「お嬢様」。今 思うと、20歳は当たり前に世間知らずであり当たり前のことを言われていたのだと大笑いですが、当時は 腹が立つやら・・・でした。「世間知らずのお嬢様」「何もしたことのない綺麗な手」「苦労知らずのお嬢様の手」と言われました。思えば この言葉は本人の負けん気・やる気を出させるためだったのかもしれません。結局のところ、私は何も出来ないことを認めてました。今の私から見ても、当時の私は「使いものにならない」「給料だけをもらう」社員だったと思います。

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「お金の扱い方(動かし方)で、その人のお金に対する価値観がわかる」

この言葉を言われたときは手が震えましたね。小銭~お札(札束)を公私ともに触るのも見るのも嫌になった時期がありました。

接客専門時:

・「新券(新札)」でお客様へ渡す。
・ お釣りも給料・ボーナスも全てお札の向きは同じにしておくこと。向きが違うとお金と思うな!でした。
・お札は「10枚一束」小銭は、「10枚単位」しておくこと。

鉄則でした。
お札の向きに関しては、当時全ての銀行が同じでした。
お札数枚であろうと札束であろうと、受け取るお札の向きは同じであったことは、当時は大興奮でした。
銀行からのものであろうと札束・・・帯付きの束であっても必ず数えることも鉄則でした。
「失礼になるのでは?」と思ってました、銀行へは特にです。
しかし、「お互いの信頼のため」とのこと。今となっては、先輩の言葉の意味がよくわかりました。「

※ 多くても少なくても、後で気がつくのとでは大違い。
  「たった一枚でも信頼関係は損なわれる」ほんとそうだと思います。

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