コンサータ錠18ｍｇ日記 　　　　　　　　6月22日⑦

そこから、パソコンを開いてつぎつぎつぎつぎ文書を打ちつけていく。
文章もこのところほとんど書けずに。
だって部屋をかたづけられないんだからな。ああそうか。
部屋のかたづけも、料理も、文章を文章の枠の中でまとめて、おさめて、終了させるのも、たぶんおんなじで。
なにがなにで　おんなじなのかはわからないけれど　
使うどこかがおんなじで。
だからか何なのか、きのうまでほぼ壊滅的だった、もうそれしかないやんかというそのたったひとつのそれさえ　もう手放してしまうんかな。
どこか　そういうところまで思っていた。
けど、これももう　文章を打ちつける手を止めることができないくらい、
言いたいこと、書きたいことなんて　もうどこにも。何にものこってない、
おわった。おわった。ああすべてが知らんまに　
家族のあれこれ、あれこれでなやんで。きずついて。せめられて。
そこにたくさんのエネルギーをつかっているあいだに　すべてはかわって、
ああおわったんかな。っておもってた。
それが　全然全然、全然全然、書くことあるやん。書きたいこと、まだまだ
書いてないこといっぱいいっぱいあるやんか。
まだ全然言えてない、言えた気がしたことはいっかいもない。これを。って
ほんとうに　このコンサータ錠18ｍｇには　なにをいうて。
いったいなにをいうていいのかわからないくらい、集中が研ぎすまされて
研ぎすまされて、そのすまされ具合は　金銭と代えることができないくらいの莫大な金塊。