見出し画像

憑きものがおちた日々日記7月中旬

憑きものがおちたように、そういう感じで暮らしている。
文体もしずか。脳もしずか。あのドライブ感は はるか彼方のほう。れいれいひー。ヨーデル。

ノートにやってみたいことを書きつけ、それが叶ったら買ってきたシールを貼るという。
それだけのことなのに、スイッチが入って うしろに向かってかけていたエネルギーが 前方向にもかかるようになってきて さっきは黒いロングブーツをごみ箱にほかせた。

そこいら辺にかたまりが いくつか。子どもがもう着ないという服がさっき聞いていっただけで7枚くらい出てきた。わたしのとっといた服もそこいらに切り身のように横たわっています。夏の鋲が付いたサンダルも処分。

数日前に子どもの好きなアニメのカフェが期間限定オープンということで
街なかまで出かけていった。街なかに出かけるには、その前日にカフェの予約が必要で、予約をするときに子どもがやっぱり もう行かなくていいと言い、わたしも面倒くさくなって、携帯の予約のボタンもやめて、アニメの画面もぜんぶやめそうになった。
なんとなく人は願いが叶うことが ちょっとこわい。というところがあるのかもしれない。
それでもボタンを押して予約をして暑いなか 街なかに出かけて、ついた時間がはやすぎて、折角やからとアメリカ村に連れていってここ大阪で有名なところやでって。それからアメリカ村は、ごぼうにはうるさかった。
ふつうの人には うるさくないのかもしれないけど、ごぼうにはあかんかった。ごぼうは20代前半の頃、なぜここいらに来ると調子を崩すのかがわかっていなかったが、その原因があからさまにわかった。うるさくて情報が多くて情報処理ができひんんから立ってるだけでがんばりすぎる脳。暑すぎる三角公園のかげでもたれながら、ああ意味もわからず苦しかった20代。ソーヤング。と染みわたった。
そのようなときにも目のまえにスクリーンはあって、そこからは派手はでしい若い男の子らが踊っている音楽の宣伝が流れつづける、その衣装のきらきらしすぎるのが目を刺す。
今ならでっかいヘッドフォンもあるし、どないなとできる。
過去のどこにももどりたくないのは ごぼうの常であるが、ADHD傾向の人々はみんなどこにももどりたくない脳なのだろうか。

それからカフェに行くのに、カフェの前のカフェに入って、来るまでのみちみちに ヘッドフォンでルンルを聞いてて、子どもも嫌がらなかったのでヘッドフォン6駅分くらい 子どもの耳にさしてて それの影響なのかカフェの前のカフェでココアをお匙を使って飲んでから かばんの中から夏休みの宿題をとりだして、宿題をしはじめたから すごいな。これはすごいな。と
びっくりして、そもそもカフェ行くのに宿題もっていこうとするって なんかすごいな。
そうして待ってからお待ちかねのカフェに行き、そこのメニューをたのむと、アニメのキャラクターのコースターが一枚ついてくるようで、ついてきた その袋を開けるときの いったい何が入ってるんやろうと子どものわくわくしたひとみの輝き。

洋服をほかしはじめたら なんと友だちが洋服を送ってくれた。
手放すと入ってくるの法則か。

どのような服かというと自分だったら手にとれないような服だ。
手に取れないのだから試着も購入もできない服。
一言でいうと2枚目な服。それはセルフイメージ。
セルフイメージを大きくごろっと変えるような服。
その服をかべに掛けた。
この服を着ているひとは どこにいくやろうと思って浮かんだのは
ずいぶん久しぶりの福島区だ。福島区で涼しい顔してなんか飲んでそう。
そういう服だ。
かべに掛かっている服を見ていたら、なんとわたしのここしばらくの髪型と髪色まで決まった。すごいな一枚の服。
夏のおわりに この服をあっさり着るで。着てんでっていう服。
ごぼうは いつも単純すぎるのかもしれないが
この服を見ていたら5年後が見えた。ビバ自分。


 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?