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美容室のデジタル化事情~タブレットを選ぶべき理由~

春は新生活スタートシーズン!学生さんもいよいよ新学期がスタートしました。

学生さんといえば、2020年から政府のICT教育推進政策「GIGAスクール構想」がスタートしたことにより、1人1台パソコンやタブレットが配布されるようになりました。例に漏れず昨年度小学生になった我が家の子も、1年生のうちからタブレットを受け取り、実際に学校でタブレット学習する授業もあったようです。

そして、学校とは別に自宅で勉強するための通信教育の教材も当たり前のようにタブレットです。

このように子供のうちからパソコンやタブレットに馴染みがある環境ができつつありますが.…
美容室では、デジタル化進んでいますか?

美容室でデジタル化を進めるなら、タブレットが使いやすい!


1.デジタル化って何をする?

まだデジタル化を進めていない美容室の場合は、「美容室のデジタル化といっても何を?」と思うこともあるかもしれません。

結論、全てです。

営業中に取り扱う情報では、予約表やお客様カルテ、会計などがあり、他にも売上情報や在庫管理など様々ありますが、これら情報の取り扱いはどのようにしていますか?

情報をパソコンに保存したり、アナログに紙で保存したり、クラウド保存したりと、いくつかの方法がありますが、私のオススメは、タブレットを利用して全てクラウド保存することです。

タブレット限定?パソコンじゃダメなの?
ということでまずは、なぜ美容室の情報管理にはタブレットが良いのか解説していきます!

2.美容室の情報管理はタブレットが使いやすい理由

美容室での業務は、動き回ることも多いですよね。

  • レセプションで受付業務

  • 待合スペースがあれば、そこでお客様にカルテやアンケートを書いてもらうことも

  • 接客時には施術エリアへ移動、カルテの確認、記載、保存

  • 会計作業

  • 在庫確認はバックスペースのほか、在庫がある場所で

  • 集計や分析は落ち着いて行える場所を探して  等々。

一人のお客様をお出迎えからお見送りするまでの一連の流れでも、美容師さんが行う作業や確認は様々です。このように多くの作業がある中で、一人営業サロンはもちろん、複数人のスタッフで担当分けをしている場合でも、一つのシステムで全てを管理できることは、使い方の統一や情報を連携するにあたってもメリットが多いでしょう。

そして、これらを持ち歩くことができれば、便利なことこの上ありません。それを可能にするのが、タブレットです。

3.タブレットの利点5選

アナログ管理だと情報の連携はできないし、パソコンは持ち歩くには少し不便。そんな美容室的な利点以外にも、以下のようなタブレット特有の利点があります。

  1. 大量の情報を片手で持ち運べる
    パソコンやスマホ同様、インターネットに接続できることで様々なサイトやアプリに接続できるうえ、立ち上がりも早い!例えば、在庫管理で在庫チェックをするにも、パソコンよりも軽量なので持ち運びやすく保管場所が離れていても在庫の場所へそのままタブレットを持っていきデータを入力できるので、メモして入力し直すなどの二度手間が無くなります。さらに、クラウド保存できるので情報を半永久的に残せます。

  2. 画面が見やすい
    スマホの方が小さくて持ち運びという点だけならメリットは上ですが、タブレットの方が画面が数倍大きく見やすい!お客様と一緒にカルテを見たり入力したり作業したりするには、やはり画面の大きさは効率につながります。

  3. 情報を素早く登録でき、修正がきく
    カルテやお客様情報は工夫すればタブレットで自主的に管理できますが、専用の管理システムを利用すると、項目を設定しておけば選択するだけで情報を登録できたり、パソコンやスマホのように入力でき、アナログのカルテ記載より数段早く情報を記録できます。また、修正もラクなのでが忙しいときや疲れた後に作業するには負担を軽くします!

  4. 写真が残しやすい
    タブレットに搭載されているカメラ機能で、お客様の施術ビフォーアフターなどを撮影、そのまま端末内に保存しておくことができます。施術前の状態や前回の施術の状態を写真保存したものを、お客様への説明や過去の施術履歴を踏まえた提案をする場合に、タブレットなら見やすく使いやすい!

  5. 利便性の高いアプリが豊富で直感的な操作ができる
    タブレットは、スマホのようにタッチで操作ができるので、パソコンよりも直感的な操作ができます。アプリを利用する場合は、そのサービスを使いやすいように設計された形になっているのでわかりやすく、インターネットに接続されていなくてもオフラインでも利用できる機能もあり、安定して使いやすい!

タブレットなら、例えば自分に必要なサービスを提供しているアプリを選んで集めて、一つの端末の中であらゆることを処理できるオリジナルの端末に仕上げることもできますね。


美容室経営で活躍するタブレット対応サービス

タブレットを使ってWebブラウザからWebサービスを利用するのも良いですが、やはりタブレット専用のアプリを使った方が、使い勝手や操作性は勝ります。

そこで、美容室経営で使えるサービスをタブレットアプリで提供している会社を調べてみました。

1.Trello

App Store
Google Play

Trelloは無料で使えるタスク管理ツールで、ToDoリストを簡単に作れます。Web版もありますが、iPadやタブレット用アプリ有り。複数人で共有でき、チェックリスト、ラベル、期日を設定できることで、カードでタスクを割り振ったり進捗状況を追いかけやすくなります。サロン業務のToDo管理を楽にします。開業までのタスク管理はもちろん、開業後にも活躍しそうです。

2.Canva

Canvaアプリ紹介ページ

美容室の広告やチラシ、ポスターなどのデザインを簡単に作成できるグラフィックデザインツールのアプリです。美容室のイメージに合わせたデザインを自由に作成できるため、集客やブランディングに役立ちます。デザインするときは、タブレットで撮影した写真をそのまま利用でき、パソコンより直感的に使えるのが高ポイント。

3.ユビレジ

ユビレジHP

ユビレジは、世界で初めて生み出されたタブレットPOSレジです。店舗の売上向上を目的としたiPad POSレジで、各種機能がシンプルで使いやすく統一されているのが特徴です。各種会計システムと連携が可能で、データを自動で取り込めます。

4.美歴

美歴HP

カルテや顧客管理の電子化ができるのはもちろん、予約管理やお会計/レジまでワンストップで管理ができ、一部の美容サロン向けPOSシステムとの連携も可能。また、アプリでお客様とのやりとりができることはもちろん、作成したカルテをお客様と共有できたり、デジタルDMや紹介カード機能があり、コミュニケーション力を高める機能が盛り沢山。

5.Bionly

Bionly HP

予約管理、顧客管理、電子同意書、電子カルテ、レジ・会計、お客様とのコミュニケーション、集計などがiPadのアプリ1つでできます。2018年にGOOD DESIGN賞を受賞しており、シンプル且つ操作性の高さで評価を受けています。タブレットの利点がフルに活かされた仕様で、電子カルテでは写真の保存件数が6枚と業界でも多い美容サロン専用のiPadアプリです。


今や美容室経営を楽にするサービスやシステムは多種多様あり、何を選べば良いか迷わす要素にもなっていますが、「何を使って利用できるか」という視点で選んでみるのも、選択肢を絞り込むには良いかもしれませんね。

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