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「自分の個性(とげ)を愛して貫ける人を増やしたい」。“なんでも頑張らなきゃ”を卒業して、“こうなりたい”という欲求に正直になれた話

はじめまして。ポジウィルでトレーナーをしております大澤理夏子と申します。
このnoteでは自己紹介を兼ねて、私のこれまでの人生と、なぜポジウィルでトレーナーとして働いているのかをお伝えします。

このnoteを読んで、一人でも多くの人が、「自分の欲求に正直になりたい」と思ってくださいますように。


“なんでも手を抜かない” “いい子”だからこそ、苦しんだこと


「大澤さんはいい子だね」

気づけば、これまでの人生で一貫して受け取ってきた他人からの評価。
人によって態度を変えず平等で、誰とでも仲良くできる人。
明るく勤勉で、なんでも一生懸命取り組む人。

元々コツコツ努力することは嫌いではなかったのですが、「手を抜かない」特性に拍車がかかったのは中学の時。

「剣道以外で手を抜くと、剣道でも手を抜く癖が出る。だから何事も全力でやれ」

部活の顧問の言葉に感銘を受けた私は、勉強も剣道も全力で取り組みました。定期テストは常に学年トップ、剣道は関東大会レベルの稽古に未経験ながらも必死にくらいつき、最終的には女子副部長を務めました。

ただ、「途中で努力が苦しくなり、最後まで頑張りきれない」ということに、その後何度も直面しました。

剣道では、関東大会出場のかかった最後の試合で年下のチームに惨敗。
大学で「将来のためにも何かチャレンジしたい」と思い始めた地域インターンシップ、学生団体、活動時間の長さから“ブラックゼミ”と銘打たれるマーケティングゼミでのコンペも、
最後まで続けたものの、どれも最後までもう一踏ん張りがやりきれていない、という感覚。

“「やりたい」と思って始めたことが途中から「やらなきゃ」に変わって、責任感だけで走り続けている今が苦しい。”

就職活動のタイミングで、自分の「手を抜かない」「途中で辞められない」特性は、
今後長く続く仕事を選ぶ上で、大きな足枷になるに違いないと、危機感を覚えました。

“どうせ手を抜かずに頑張ってしまうのだから、努力が苦にならない、夢中になれる仕事がしたい”

そう願った私は、「どうやら自己分析がヒントになるらしい」と知り、
様々なツールを使って、自分の人生を振り返ることとなりました。


“いい子”のルーツを振り返った就職活動


これまでの人生を振り返ると、自分の特性をつくる経験として一番に思い浮かんだのが、幼稚園の経験。

「大澤さんはいい子だね」
そう言われるようになったルーツは間違いなくここでした。

幼稚園に行きたくない!と泣いて母親を困らせる毎日。ようやく友達ができたにも関わらず、ボス格の女の子に遊びに誘われても「いや、私は今日はこれがやりたい!」と突っぱねてばかり。

自己主張をし続けた結果、ある日私は一人になりました。詳しいことは覚えていませんが、教室に一人ぽつんと、寂しかった記憶だけ残っています。母親も1人目の子供だったからこそ余計に、「なぜうちの子は普通にできないのだろう」と不安で泣いていたそうです。

さすがに危機感を覚えたのでしょう、そこから私は変わりました。周囲に心を配る、優しい子どもに。いつしか、年下の子どもたちから引っ張りだこ、いつも周りに人がいるように。最終的に、先生から「こんなに成長した子は今までにいない!」と感激の言葉をもらって卒園するまでになりました。

それから、私は無自覚にも協調性を磨いていきました。
「ただ言うことを聞いてくれる優しい人」では苦しいから、適度に主張も冗談も言える、「ノリの良い、人当たりのいい人」へ。

そうして、自然に振る舞っても「大澤さんはいい子だね」と言われるほどに、「コミュニティの中で居心地の良い状態」を作ることに長けていきました。

“人って、ありのままの自分が受け入れられる環境にいる時、すごく幸せなんだ。”

こうして私は自己分析の結果、「幸せとは自分のありのままが受け入れられる環境に身を置くこと」で、「それぞれの人にぴったりな環境に導く仕事がしたい」と考えました。


“いい子”の仮面を剥がされ、弱みに直面した


「小さなことにも幸せを感じられる人を増やしたい」
「そのために、その人がありのままでいられる環境に導きたい」

最終的に導き出した結論。どんな人事さんも素敵だと褒めてくださいました。
「私もやっと、夢中になれそうなことが見つかったかもしれない」
選考は、人当たりの良いコミュニケーションや、何事も手を抜かない姿勢が功を奏して、特段苦戦しませんでした。

しかし、とある就活イベントで出会った方によって、私の幸せの価値観はガラガラと崩れ落ちました。

「…それは、本当に大澤さんの本心?」

虚をつかれた。

「大澤さんは、その“環境”にいるとき、楽しいの、それとも楽(らく)なの?」

瞬間、後者だと思ったんです。

「楽(らく)ならば、そこに成長はないよ」

ここで、私は楽(らく)をしていたのだと悟りました。

どんな振る舞いをしたら好かれて、どんな言葉だと喜ばれて、どんな気配りだと仲間割れがなくなって、居心地がよくなるのか。

無意識に場の空気を読み取ることが先行していて、自分に矢印が向くとどうしたいかわからず優柔不断。相手の反応が先行している割に、本当は相手に全然興味を持てていなかった。
私が、ありのままの私を愛せてなんかいないじゃないか。

これが自分の幸せだ!とようやく見つけた自分の宝物をバラバラに壊された気分で、頭が真っ白になりました。

「大澤さんは、自分がしたいことを、ちゃんと現実にできる人だと思う。だから、もっとわがままに、どうしたいか考えてみて」


弱さと向き合い、辿り着けた自分の本当の気持ち


自分の強みだと思っていた部分も、想いも、偽りだった。
そう気付いて、一からやり直した自己分析。
改めて私はどうしたいのか?どうなりたいのか?を、いろいろな人に壁打ちしながら考えました。

すると出てきたのは、こんな想いでした。

「自分の個性(とげ)を愛して貫ける人を増やしたい」

人は経験してきたことも感じてきたことも違うから、価値観も考え方も、どんなことに欲求が働くかも違います。

そうした「人との違う部分」=個性は、とげのようなものだと思うのです。
分かり合えず、他者を傷つけることもあります。心無い言葉で傷つけられることもあります。もう傷つかないように、とげを隠して、丸くしてしまうと、いつしか自分でも、自分がどうしたいのかわからなくなってしまいます。かつての私のように。

だからこそ私は、これまで「自分だからこその主張」を持つ人たちに憧れてきたのだと気づきました。周囲と異なることを恐れず、表現の道を突き進む友人、研究者を目指す友人。とげを伸ばし、光らせる人たちを、心のどこかでずっと羨ましいと思っていました。

とげが、どげのままに活かされる道は、必ずあるのです。

そして、人が変わるきっかけは、いつだって人が与えてくれる。

私は、剣道の顧問の先生に「大澤ならできる」と無条件に信じてもらえたことで、全力でやれば何でもできるのだと気付かされました。
就活で出会った方から、こうしたいという欲求に正直になっていいのだと気付かされました。

まっすぐ向き合ってくださった方々のおかげで、自分の可能性を信じられるようになりました。
目の前の人に向き合い背中を押せる人に、私もなりたい。

「自分の居心地の良さを優先して取り繕うのではなく、相手のことを本気で思った言葉を届けられるようになりたい」

自分の弱さを乗り越えたいと願った私は、
対人支援の道(キャリア)を選びました。


こうありたい、で選べた道は、力強く進んでいける


周囲がファーストキャリアで名の知れた大企業を選ぶ中、私はスタートアップを選択しました。

就活生向けのイベント運営に携わり、参加学生の一人一人の人生を紐解き、想いを言語化することに夢中になりました。

ああ、これまでやり切れなかったのは、目的がなかったからか。「頑張らなきゃ」という闇雲な努力ではなく、自分の心からの「こうなりたい」という欲求に正直に従う自己研鑽は、苦しいことがあっても踏ん張れるものになりました。

自分の弱さの象徴だとも感じていた「相手の表情に敏感になれること」「人当たりの良いコミュニケーション」。対人支援の場では強みとして作用し、結果も自然とついてきました。

だからこそいま私は、ポジウィルのトレーナーとして、
あなたの「どうなりたいか」を、言葉にしたい。
あなたの中に眠る小さなとげを大事に見つけて、伸ばし方を一緒に考えたい。

目的が曖昧なまま頑張り続けることに疲れてしまった方。
自分の心の声に気づきつつあるものの、耳を傾けることに漠然とした怖さを感じている方へ。

「本当はどうしたいですか?」

1人でこの問いに向き合うのは難しいです。なぜなら、これまでの経験の中でつくられた思考の枠組みから外れて考えられないから。
自分自身の欲求をずっと見逃してきた人ほど、見つけるまでに時間がかかります。

だからこそ、私たちPOSIWILL CAREERがあります。
あなたの個性が愛される道を、私と、POSIWILL CAREERと共に考え抜きませんか。


最後までお読みいただきありがとうございました。

まずは相談してみたいと思われた方は、こちらからぜひ無料体験をご予約ください。お待ちしております!


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