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【保育士】に思うこと


自己紹介の通り、
まだまだ一人前にはほど遠い保育者の私。

何から綴ろうかと考えていたけれど、
出し惜しみせず、一番に思うことから
出してみようと思った。

ずっとずっと感じていたもやもやが
形になるのか、余計に絡まるのか。

今年の7月のある夜
突然文字に起こしていたメモを手がかりに
自分のもやもやを綴ります。

保育士をしている方を傷つけたり
特定の誰かを否定したり
ただただ悲観したりしたいわけでは
全くありません。ご承知おきを。

とにかく、やってみます!


【保育士】にかけられる言葉

これは、励まされた言葉ややりがいにつながるような言葉を指すものではない。

ハッキリ言って「すごく嫌だった言葉」のオンパレード。嫌なことは忘れるタイプの脳みそだけど、ずっと引っかかる何かと向き合いたいと思う。

「保育士なんてもったいない」
「保育士(夢)よりも、名のある大学がいい」

0歳から保育園生活をスタートさせ
いつからか、将来の夢=保育士となっていた私。
小学校、中学、高校、大学と
成績はかなり良かったと振り返る。
学生時代、進路の話題では必ずと言っていいほどにかけられてきた言葉だ。

言った人の考え、思いは次のようなことだろう。
・保育士は短大や専門学校でも取れる資格
・保育士は低賃金、キャリアを積みづらい仕事
・せっかく勉強が好きなら、もっと上を目指せ

極端かも知れないが、私自身も感じていること。
実際、名のある大学(国公立大学等)で保育士資格と幼稚園教諭免許を取れるところはかなり少ない。

なりたい仕事があるのに、わざわざ遠回りする気にはなれないな、と思った学生時代。
夢・やりたいお仕事を優先しての今がある。

「保育士っぽい」

これは就職してから、かけられている言葉。

公務員保育士の特徴として、市役所や他部署で働く職員と一緒に研修を受けたり、関わったりする機会がある。

恐らく、言っている人は何の気なく発している言葉だろうし、どちらかというとポジティブな言葉として向けられていると感じる。

でも何が嫌なのか。

自分の気持ちを少し砕くと

・明るくて元気・優しそう
・可愛いものが好きそう 等の

「幼さ」「女性らしさ」を
保育士のイメージに持っている人なのだと
感じてしまうからだと思う。

現場に出て思い知る現実

4年大卒もったいない?!

4年大卒よりも、
現場キャリアの長い短大卒の方が得。

短大卒の方や専門学校卒の方のなかにも
本当に素敵な先生がたくさんいらっしゃいます。

ここで私が言いたいのは

知識よりも経験、
理論よりも経験、
体験経験よりも勤続年数 
となっている現場の事実。

学力を求められない仕事
=誰にでもできる仕事になっていると思う。

外からでは分からないかもしれないが
理論と根拠とユーモアのある保育士さんて
本当に素敵だなぁと感じている!



これまでの努力は何だったの?!

大学を首席で卒業、
就職後数日で心が折れそうになる。

これは後に綴りたいが、
いわゆるパワハラ。
人間関係が最大の問題と感じた。

学び続けることの難しさ

もちろん日々の保育の省察や園内で学べることは計り知れない。けれど本当はもっと本を読んだり、全く違う分野を学んだり勉強し続けたい。

毎日毎時間を精一杯やるだけで疲弊し、
疲れたことを理由に
勉強を怠っている自分が現実。


【保育士】としてやりたいこと

ここまで考えてきて気づくことは
自分自身が保育士に誇りを持てていない。

それが一番のもやもやなのかも知れない。

今は転職も当たり前の時代、
嫌なら職を変えるのも一手立てだろう。

でもここではあえて、
保育士としてやりたいことを考えたい。
それが明日も保育園に向かって歩く自分の後押しになればと、少しの期待をしているから。

  • 自分のしている保育に誇りを持ちたい

    まずは一保育者として、
    毎日の保育に丁寧に向き合いたい。
    根拠を持って保育をしたい。
    →そのために
    情報収集してやりたい保育を探求する、
    勉強する、
    たくさんたくさん子どもと関わる。

  • 新人保育士を守りたい

    先に挙げた通り、自分自身が一年目に壁にぶつかった。単に「優しい先輩」になるだけでなく、組織のあり方や風潮を変えられる人材になりたい。

  • 保育士の身分、地位を上げたい

    これは長い長い目標。
    「誰にでもできる仕事」じゃないようにしたい。専門知識、命を守る責任、社会を支える役割にきちんと評価が欲しい。



結局のところ

目の前の子どものために
より良い保育をしたい気持ちが第一。

だけど、
職業としての【保育士】と向き合ったとき、
【保育士】を選んだ自分を肯定したい
のだと思う。


自分が考えていることを実現するには
今の組織に居続けることが良いのか、
違うアプローチがあるのか、

保育の仕事が大好きだからこそ
離れがたい。より良くしたい。

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