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35年勤務した同僚のFarewellに思う事@外資系のバンコク勤務

先週、バンコクオフィスで一緒に勤務する同僚の退職祝いの送別会に参加しました。
とは言っても、私も2回目、正式には3回目の送別会だそうで、またもう1回位あるようです・・・わが社では何かと理由をつけて飲みたがる幹事役(もちろんタイ人)がいて、よく行きつけの日本居酒屋で飲み会をしています。

当社は、設立は20数年前なのですが、前身の会社からのスピンアウト・合併で出来た会社です。業界がやや特殊という事、同業の中でもトップシェア群の会社である事から、GlobalのシニアマネジメントでもRetirementまで30数年勤めたという話は時折聞きます。日本の組織でも、新卒入社から定年までという方も一定数いらっしゃいますし、少し上の世代だと若い頃に同業から転職されてそのまま勤め上げる方も結構多いです。

日本の文化の中ではある程度普通ですし、Globalでも聞く話なので一定数いるかな?と思っていました。一方、その日の飲み会の中で、比較的最近FMCGから転職してきたタイ人女性が ”この会社に来て初めて1つの会社に30年以上も勤める人に会った!" と言っていて逆に驚きました。彼女の上司もNZ人ですが、面接の際に今の会社に38年勤めていると言われて "How!?" と思ったそうです…

確かにタイでは最近も別のマネジメントの女性が定年退職し、今回この男性が退職なのですが、他のマネジメントの人たちはそこまで勤務年数は長くないです。むしろ私が1番か2番位かも・・・

そのような中で、温厚な性格であり、業界や製品の知識も圧倒的で、長年人材育成にも力を入れてきた彼の貢献は誰もが認める所のようです。

なぜこの会社にずっと勤めたのか?という質問に対しては、常に変化があり大変だったけど、成長で出来る環境だった、常にOpportunityをくれる会社だったし、そのような上司に恵まれたと。
初めて他の国の人たちと一緒のワークショップに参加した時は10%位しか英語がわからなかったそうで、一念発起したというような話もしていました。
みんなには、Good attitudeでいること・仕事をしていくことが重要だと思う、と。聞いていた”自分の態度を正せよ!?”的にお互いをからかいあったりもしてましたが、とても良いメッセージだったかなと思います。

この日は当初リモート勤務にしようかと思っていた所、この飲み会があるとのことで出社に切り替えたのですが、
色々な人とも楽しく話も出来たし良い飲み会でした。

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