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モラハラ夫に逆らえなかった理由

モラハラ環境にいた頃
夫に強く逆らえなかった理由の1つを
今回お話します。


これは私の身内が関わるお話です。


私が結婚してから7~8年経った頃
20代後半の時のことです。


私の母にはひと回り以上離れた
姉がいます。
母は8人兄妹の末っ子で
長女の叔母を慕っていました。


小さい頃は母に連れられて
よく、その叔母の家に
遊びに行っていました。


私が大人になって
殆ど顔を合わすことはなかったのですが
ある日、その叔母から
電話が掛かってきたのです。


話を聞くと
『お金を貸して欲しい』
とういう話でした。

話を聞くと
叔母さんの息子(私のいとこ)が
やっている会社が危ないと・・。
お金を用意出来ないと
家も出て行かないといけない・・。
他の身内にもお願いしているんだけど
助けてもらえないか?と
言われました。
なんで母じゃなくて私?
と思ったんですが
うちの実家は裕福ではなく
余裕がないと叔母も分かっていたんでしょう。


その当時私も
金銭的に余裕があるわけではなかったのですが
叔母がわざわざ私にまで電話を
掛けてくるのは、よっぽどなんだと
お金を工面しようと思いました。
『お金は一時的に必要で
時期がきたら返せるから。』と
言うので
元夫に相談しました。


頭を下げて
『叔母さんを助けてあげたい。』と
お願いをしました。


うちには、そんな余裕も
貯金もありませんでした。
元夫に頼み込んで
お金を用意してもらいました。


そのお金を叔母さんに渡し
叔母さんからも
『ありがとう。助かった』
『お金は返すから
しばらく時間を頂戴ね。』と
言われ
私は元夫に、そのまま伝え
ありがとうと感謝しました。


しかしその後、叔母さんに連絡しても
留守電だったり
なかなか連絡がとれなくなり
どうしたんだろう。。と
思っていた時。


母親から
『話がある』と呼ばれ
実家へ行きました。


何の話だろう。と思い実家へ行くと
両親2人が揃って
深刻そうな顔をしていました。
どうしたの?と聞くと

『叔母さんが破産した』と。

お金を貸していた叔母さんが
家族で破産をしたというのです。
そして
母親から驚く事実を知りました。


父も叔母さんにお金を貸していて
しかも保証人になっていたというのです。


叔母さんは私の両親にもお金を借りて
しかも保証人まで頼んでいました。
そして、そのあといなくなってしまったのです。
私はそれを聞いて唖然としました。
保証人になっていたという
ことは全ての返済が
両親にまわってくるということです。

そのあとはどうすることも出来ず
実家を売り
両親は財産を手放すことになりました。
信用していた叔母もいなくなり
しばらくして
父は鬱病になりました。


叔母がいなくなった
事実を元夫に伝えるのが怖く
泣きながら謝り私は全てを伝えました。
元夫からは
身内のことを責められ
呆れられました。


そのあと叔母にお金を貸していたことを
母に正直に伝えました。
両親は全てを失ってしまったので
私がお金を貸していたことに関して
特に言葉もなく
それよりも
母は実の姉である叔母の心配をしていました。


その時私は母に対して
娘より実の姉の心配をするのか。
私は元夫に頭を下げてお金を借りて
肩身の狭い思いをしなくてはいけないのに。。
と正直とても悲しかったです。

この出来事は
モラハラに耐えて我慢しないといけない。
と、ずっと思うようになった理由の1つです。
元夫に対して
自分の身内の問題で
迷惑を掛けてしまった。
自分は逃げてはいけないと
言い聞かせていました。


モラハラ生活に耐えられず
離婚をしたい。と
母親に相談しても
子どもの為に我慢しなさい。と言われ
いろいろな思いが込み上げ
葛藤していました。


正直、母親に対する怒りもありました。


そして自分の心がついに壊れかけ
母親に反発するように
もう自分を解放してあげようと
離れる決断をしました。


今、振り返ると
あの時決心して本当に良かったと思います。
誰かの為に本心を抑えて
我慢し続けていたら
自分の人生は生きられていなかったと思います。


自分の人生は自分の為に生きる。
過去の私は自己犠牲の人生でした。
でも、それに気づかせてくれたのは
たくさんの経験です。


過去の経験も全て強みに変えて
これからは自分の人生を生きようと
心から思います。
もし、自分を責めたり罪悪感を感じて
離れられないでいるとしたら
それは自己犠牲ではないですか?


誰かの為に生きる人生は
もうおしまいにしませんか?

最後まで読んで頂きありがとうございました。

モラハラ夫に悩むママの為の
寄り添い心理カウンセラー
渡辺 めぐみ





























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