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愛知に行く。②


1年ぶりに愛知に着いた。
1年前はどんより暗かったのに
今日は快晴だ。
電車から見える青空に飛行機雲がいくつも見える。
こんな快晴の空を見たのはいつぶりだろう。
雪の白と曇り空しか見ていなかったから。これだけで心が軽くなってくる。

空港から熱田神宮に向かっている。
懐かしい街並みを電車で見る。
懐かしい。古い家と新しい家が混在していて、海と遠くに見える工場地帯。

懐かしい。
苦しいくらいに。
私はこの風景が好きだった。

生まれ育った街では絶対見れない景色。


熱田神宮に着いた。

飛行機雲と

挨拶をする。
1年ぶりに来れました。
1年間なんとか生きてこれました。と感謝を。

緑が見れて嬉しい。
心がおどる。やっぱり雪がないってだけで、空気も違うなあ。


宮まんじゅうとコーヒーで


ゆっくりしていたのだけれど、
冷たい風が吹いて来たので、駅に向かおうとして境内を歩き始めたら、
小学生が神宮の中、下校をしていた。
通学路なんだ。なんてありがたいんだろう。

小学生たちは色とりどりのランドセルを背負って、ゲームの話をしている。
そして、鳥居に近づくと、自然にぺこりとお辞儀をして
また、ゲームの話に戻っていく。
驚いた。生活の中に神様が根付いているんだ。
地域柄なのかな。私が育った場所では神社やお寺なんて行くこともなかったし、作法だって大人になってから知った。

神様は見てくれてるよ。絶対守ってくれてるよ。と小学生の群れに心の中で話しかける。

簡単に買い出しをして、夕飯を食べた。
お酒も飲んだけれど、なぜか飲む気になれず残してしまった。申し訳ない。

時間が余りすぎていて、少し寝たいなと思ったので、マッサージでも受けながら少し寝ようかな。と思い検索をかける。

そしてマッサージを受けたのだけど、電気を流すタイプのマッサージで寝るどころの騒ぎじゃなかった。
外国人のお姉さんがミニスカチャイナ服で出て来たので、身の危険を感じたのだけれど、優しくて親切なお姉さんだった。

そして、今日の宿はネットカフェに決めたので、滞在時間を少しでも短くするために、マックに入る。

浮かれて新調した靴が痛いなあと思っていたのだけれど、気にせず歩いていた。
椅子に座って見てみると、ヒートテックと靴下の踵の部分にぽっかり穴が空いて、血まみれになっていた。
こんなになっても気づかない私も私だけれど、
また出費じゃないか。
明日朝イチで靴下とヒートテック買いに行こう。
あ、自覚したらすごく痛くなってきた。


さて、明日彼から連絡が来るのだろうか。
そして、彼と会えなかったら、私はどこに行こうか。




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