見出し画像

霞ヶ関という名の絶望

国家公務員の働き方
特に霞ヶ関について述べたい。

私は中途採用で国家公務員一般職になったものです。

私は身内が霞ヶ関で働きたいと言っていたら
全力で止めます。
人生の墓場にいるようなものですから。

今、国家公務員離れが超加速している中で
何が起きているか?まとめてみました。
働き方改革が叫ばれる中で、
既に時代遅れとなった国家公務員。
学生や転職組から見ても魅力がないことは
伝わるようになりましたが。
それ以上にパワハラやセクハラが横行し、
業務の忙しさより人間関係で辞めていく人も
とても多いと感じます。

以下のような働き方では人も集まらないのも納得でしょう。

・長時間残業を前提とした働き方
毎日午前様は当たり前です。
1日の残業時間は4-5時間が当たり前です。
さらに金曜日はより多く残業します。
たまに早く帰ろうとすると上司から
『もう働けないんですか?』と言うような
高圧的な態度と言葉で圧力をかけられます。
22:30〜23:30位に。

・根強く残る紙文化
出社したらハンコを押して記録を作成する。
最初出勤したときには笑っちゃいました。
しかも、それが彼らにとって当たり前なので
知らないと鼻で笑われます。
デジタル化とは逆行していますね。

・国家公務員は労働法が適用されません
公務員は公僕ですので
労働法が適用されません。
100時間残業しようがパワハラを受けようが
関係ないです。罰則もありません。


・だれも仕事を教えない文化
仕事は誰も教えてくれません。
ひどい内容のマニュアルを渡されて終わりです。
わからない内容を近くの人に聞くと
嫌な顔をされます。
めんどくさい人認定されます。
一度めんどくさい認定をされると無視されます。

パワハラ、セクハラは当たり前
厳しい上下関係にある社会ですので
昔ながらのパワハラが横行しています。
仕事結果にほぼ関係なく勤続年数が大事なので
どんな人でも上司になる場合があります。
あっちなみにパワハラを訴えても
該当上司や組織には一切罰則はありません。
当事者間で異動しさせやすい方を異動させておわりです。
事なかれ主義の最たるものでしょう。


・全く機能していない管理職笑
これもおもしろネタです。
マネジメントが機能していないので
仕事が山のように積まれています。
みんな自分に火の粉が降りかからないように
全力で仕事の押し付け合いをしています。


・テレワークしようとすると機嫌が悪くなる上司
テレワークはサボり笑
テレワークは残業代でません。
国として一般企業へ70%のテレワークを
推奨していますが、
肝心の霞ヶ関は5%位です。
テレワーク笑

・フレックスタイムについて
上司に言わせればフレックスタイムは定時に来れない怠け者の制度らしいです。
定時出社至上主義の考え
いつの時代?みたいな人がいっぱいいます。

・パソコンのスペックが低すぎてカクカク
支給されるPCは基本的に前任者のお下がりです。
そして、現代においても省内の人はPCの操作に慣れてない人が大多数ですので、PCがゴミスペックだと言う違和感を覚える人が少ないです。
ロースペックPCと厳重なセキュリティのせいで、文字を打つのに表示が遅れるしまつ。

・総合職>>>一般職の絶対的な身分制度
これはいわずもがな。
ヒエラルキーの頂点にたつ特権階級には
逆らえません。

・国会対応という名の不毛な業務
大臣と国会議員は公僕を24時間働かせても
良いと思ってる?
国家公務員は国会議員から質問通告を受けた後に
深夜残業して作成する報われない仕事です。
答弁書は紙の無駄です。
答弁書(ヅラセットと省内では呼びます)は
タブレットで余裕で確認できる内容なのに。
いつまで経っても、デジタル化を拒みます。
それは国会議員は自分達の都合の悪い事は一切しないからです。
答弁書もタブレットなどで電子化できるのに
国会中にワニの動画を見ちゃった議員がいて
国会中に別の事(寝るのも含む)をしていると
国会議員の都合が悪くなるので電子化は進みません。
国家公務員が電話帳のような答弁書を夜な夜な作ります。

・男性は育児休暇から戻ると激務部署に異動
これは良く聞く話です。
男性は育児休暇を取得すると
その後、異動で激務部署が待っています。
男性が育児休暇を取得したがらないのは
こう言った背景があることも一因です。

・転職組は年収下がります笑
私は約100万円下がりました。
年収は棒級を考慮するためと言って
最後の最後まで確定しません。
たぶん年収を理由に辞退されるのを
防ぐためだと思います。

とりあえず、思いつく限り書きました。
びっくりなのは業務改善を提案したところ
『管理職層のおれは業務の事知らないから、個別にラインで決めて』
と、言われた事。
上司が業務について全く関心がないから
仕事は減らない、マネジメントも機能しません。
さらに言えば公務員削減法に基づき国家公務員を減らしたいので、業務量と仕事量が釣り合っていません。

こんなのでは働き方改革なんて100年たっても
変わらない。

もう辞めたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?