切り離す
日照不足による
ストレスから
身を守るため
樹木は
葉を落とす
その前触れに
紅葉黄葉の
鮮やかな装いを披露し
トリやサルやヒトを愉しませる
寒風に舞い散る様子が
私たちの哀愁を呼び起こす
毎年繰り返されるにもかかわらず
飽きさせない演出の巧みさ
やがて
裸木になる
冬眠する
山眠る
樹木のような
華やかさは到底なく
どちらかと言えば
不器用に
無様に
ストレスから身を守るために
数えきれないほどの関係を
私は
切り離してきた
身勝手
身の程知らず
度量の無さ
これまた数えきれないほどの要因が
きっかけになっている
切り離した傷がいつまでも
疼いている
かさぶたができずに
じゅくじゅくしている
切り離したつもりの私が
切り離されて
よろよろと散り
風に飛ばされる
それでも
歪(いびつ)な年輪を刻みつつ
自らを育んできたと思いたい
裸木が来春の準備をするように
撮影地 浜松市 佐鳴湖公園
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こんにちは。
寒風の吹き荒ぶ日もあります。
みなさんは、お元気にお過ごしでしょうか。
今回は、晩秋に向かう季節の中で、自分を振り返ってみました。
どうしても自らのことはマイナス面に目が向きがちです。
そこがわずかでも克服できたらと思いながら、言葉を積み重ねました。
来週も水曜日か木曜日に更新する予定です。
また見に来てください。
私もみなさんのページを訪ねます。
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