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【認知症介護メモ】最初なのでコトの始まり、養生テープ活用術~方法を書く

コトの始まり


2017年秋、フリーランスになって3年目。娘も2歳。ライターとして仕事を増やして頑張っていこうと思っていたころでした。地元の総合病院の清掃スタッフとして働いていた母(当時66)が、仕事中に倒れたのです。幸いにも病院内での出来事ということで、そのまま同僚たちに救命救急センターへ運ばれ、命は助かりましたが、診断は「くも膜下出血」。脳の中で短期記憶をつかさどる部分にダメージを受けてしまいました。数回の手術やリハビリの末、手足は動き、会話、意思表示はできますが、水頭症、血管性認知症、要介護1の状態に。現在はデイサービスや訪問看護のお世話になっています。

Saito家に「介護」という言葉が飛び交い始めてから5年。

父と母は離婚していますが、いろいろあって、今、2人は同じ屋根の下で暮らしています。
私は3人きょうだいの末っ子ですが、いろいろあって、今、親の面倒を見ています。
いろいろあったこれまでのこと、その中での気づきを残しておくことで、誰かのためになるかもしれない、人に伝えることで私自身のストレス発散になるかとも思い、記していくことにしました。

私の基本姿勢は「なるようになる」。もともと深く考え込む完璧主義な性格でしたが、考えても仕方がないということがこの数年で相次いで起きたおかげで、仕事以外ではマイペース、のんびり過ごすようになりました。その延長で介護しているというイメージです。

介護メモ


昔は「一回注意されたら、二度としないこと。一度で理解しなさい」と言っていた母でした。しかし、私は母に「さっきも教えましたよ」と言いながら、トイレの扉の開け方、閉め方を何度も教えることになりました。

実家の二世帯住宅化改修で、仮住まいや新居への転居を半年ペースでやらざるを得ませんでした。これにより母は混乱。新居を自分の家と認識できていません。しばしば夜中にも「トイレはどこ」「扉が開かない」などと、隣の部屋で寝ている父を起こすようになってしまいました。

何か良い方法はないかと、デイサービスや訪問介護の関係者、ケアマネージャーさんからのアドバイスを参考にしたのが、〝使い方・指示をその場に書いておくこと〟でした。

写真は、貼ったりはがしたりしやすい養生テープに、油性ペンで「トイレ」とか、扉を動かす方法を書いてトイレの扉に貼った自宅です。

これが、うちの母には効果てきめん。1人でできるようになりました。

養生テープは、はがして書き直して貼ることができるので、
今のSaito家には便利な存在です。ほかにも指示を書いてあちこち貼っています。

こんな感じでメモ程度に書き記していきます。
最初なので、長文失礼しました。

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