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食生活を見直してみた 7

断食説明会後3日め(火曜日)、夫の重ね煮おかゆ生活2日め。
重ね煮は、どれくらい消費するものかわからないながらも、前回、結構な量を作ったつもりだった。でも朝と夜、私も食べたせいか、はじめに作った重ね煮が一日でなくなったので、翌日の晩、また新しく作った。今度はきのこはしめじにしたし、焦がさなかった。
この日の朝食は、夫はまた重ね煮とおかゆ。私も前日同様、重ね煮とドーナツと卵。この日も私はカフェインを抜いた。

昼も夫は重ね煮とおかゆを食べ、オンラインで断食専用ヨガレッスンを受けたようだ。そしてこの日は、前日夜のミーティングでアドバイスを受けた通り、断食でだるい体を引きずって、なんとか頑張って散歩に出掛けたそうだ。
私はこの日、昼は揚げ物の定食を食べた。カキフライとヒレカツとカニクリームコロッケの定食が目に止まったので、それを頼んだが、ちゃんとよく噛んで食べた。朝食もいつもより少なめにしているし、カフェインも抜いているし、前夜は夫と同じ地味ごはんを食べたのだから、昼くらいは好きなものを食べないとやってられない。
それでも不思議なことに、よく噛んで食べているだけで、まるで修行僧かなにかになったような気持ちになる。それだけのことなのに、いつもと全然違うのだ。普段、全然ちゃんと噛まずに食事していることがよくわかる。

よく噛んで食べると、まるで別人みたいに食事に時間がかかる。
ふだん私はどちらかというと、食事が早い。仕事上、のんびり昼なんか食べてる奴は無能だと言うような風潮も、なきにしもあらずな業界だ。そんなことも手伝って、食べるのは早い。
しかし30回噛んで食べると、どうしたって早く食べるのにも限界がある。その結果、行きつけの店の人には、「この人、こんなに食べるの遅かったっけ?」と思われているのではないかと思うくらい、食事に時間がかかる。
でもよく噛んで食べるとおいしいし、食事に集中することになる。よく噛むとなると、化学調味料まみれみたいなものは口にしたくなくなるし、スマホを見ながら食べたりするのもそぐわなくなる(もっとも普段から、食事中にスマホは見ないが)。
同時に、普段いかに食べることに心を奪われているかにも気づく。
まずもって、好きなものを食べられる昼食の機会を大切にしようと思うのだ。
そして節制しているからか、満足感があるからか、はたまたカフェインを抜いているからなのか、いつも会社で食べている3時のおやつを、この日もスキップする。3時のおやつどころか、私は夕食後にも毎日おやつを食べるのだが、それも当然見合わせだ。そうすると、おやつに心を奪われる必要がなくなる。

この日も夕食は、夫に付き合って私も重ね煮とおかゆだ。そして夫は、一日じゅう重ね煮とおかゆしか食べなかった。この日の節制生活も、前日に引き続き、つらくてしかたがなかったようだ。
しかしこれまでなかなか減らなかった体重が、少しではあるものの減って、それがずいぶん気持ちの励みになっているようだ。

この日も夜、夫はオンラインミーティングに参加していた。そして明日はいよいよ本断食だ。
〈8に続く〉

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