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満喫、シンガポール15

チャンギ国際空港に午後6時半ごろ到着すると、まずはスクート航空のカウンターでチェックインする。そのあとは出国しても、しないでジュエルという空港内の施設で時間を潰したりしても自由だという。フライトは午後10時半、搭乗はその45分前だ。

到着した時見たら、出国後のエリアにもお店はたくさんあったし、プライオリティパスが使えるラウンジも、第一ターミナルに3つあるようなので、今度こそラウンジのハシゴもできそうだ。私たちはすぐに出国するという選択をした。

出国後も土産を物色し、夫から頼まれていたカードケースも、なんとかちょうどいいものを見つけだした。買い物が落ち着くと、ラウンジに向かう。
手前にあるSATSプレミアムラウンジと、奥のプラザプレミアムラウンジと、どちらにするか迷うところだが、食事がいいらしいのと、タイガービールの生ビールが飲めるらしいという情報を頼りに、プラザプレミアムラウンジのほうに妹と二人で入る。
ちなみにプライオリティパスホルダーの同行者は、追加料金を払えばラウンジの利用ができるし、プラザプレミアムラウンジのほうは、お金を払えば一般の人も利用できたようだ(3時間55ドル、約5500円だったと思う)。

ラウンジで取ったツマミ。奥はラクサ。


ラウンジの海南チキンライス


ちなみにヒルトンで食べた海南チキンライス


まだ夕食を取っていなかったので、ラクサを食べ、量が少なめだったので、海南チキンライスも追加で頼む。野菜やほかのつまみも食べながらビールを飲んで(といっても私はビールは1杯しか飲めないのだが)、ゆったりくつろぎながら携帯の充電も行う。
普段ラウンジでシャワーをすることはほとんどないのだが、この日は夜行便なのでシャワーをして、コンタクトレンズも外して、歯を磨いてからフライトに臨めるのは非常に助かった。私はSATSプレミアムラウンジにハシゴしたこともあり、時間を持て余すことはなかった。むしろどちらかと言えば時間が足りなかったくらいだ。

SATSプレミアムラウンジ

成田には飛行機が遅れることなく、朝6時過ぎに無事到着した。気温がマイナス3度という機内のアナウンスを聞いて驚いたが、この日は特別に寒かったようだ。暖かいシンガポールから帰ると、日本は凍え上がりそうな寒さに感じた。
LCCなので食事は出なかったが、それほどお腹も空いていなかったので、朝食も取らずに妹とは成田であっさりと別れ、私はそのまま家に帰った。
家に帰ると、程なくして眠ってしまった。旅行中歩き回ったこともあって疲れていたのだろう。早朝の到着だったので、午前休にして、午後から出社することも考えたのだが、そんな無謀なことはしなくてよかったと心の底から思った。

                          ***

日本に帰って数日しただけで、すっかり日常に馴染んでしまって、旅行に行ったのが幻であったかのように感じた。この文章を公開する1月下旬には、旅行がもう遥か彼方昔のことのようにすら感じる。
海外に出かけると、良くも悪くも余裕がなくなって(いっぱいいっぱいになって)、余計なことを考えられなくなるのがいい。その間はすっかり日常を忘れられて、気分転換になる。
最近は円安や地政学的リスクによって、ヨーロッパはますます遠くなってしまったが、アジアなら時差も小さいし、所得格差もそれほど開いていないので、まだ行きやすい。

だから夏休みには、またどこかに出かけたいものだと、早くも考えている。
私の趣味の中でお金がかかるものは旅行ぐらいで、高い車を買うわけでもなければ、お酒を飲むわけでもなければ、パチンコに使うわけでもない。カジノでだって、行ったのにほとんど使わなかった(帰国間際で、単に現金の手持ちがあまりなかったせいもあるが)。
だから、これからも思う存分、国内はむろん、海外にも行きたいものだ。コロナで鎖国になったり、平和に世界を行き来できなくなったり、もっと海外の物価が上がって、行ける国がなくなってしまったり、はたまた健康を損ねてしまったりするかもしれないのだから。今という時は今しかないのだから。
コロナの間、数年間海外旅行をお休みしたので、その分を取り返すかのように、今は熱狂的に海外に行っている。しかしそのうち、熱も落ち着くと思う。
だけど、好きなことをしない人生なんて、何のための人生かわからない。私にとってはNo trip,no lifeなのだ。

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