Yasuyuki

仙台生まれウィーン育ち。現在は仙台在住。海外旅行、語学好き

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最近の記事

ウズベキスタン紀行♯3 サマルカンドからブハラへ

 昼食後、王であり天文学者でもあったウルグベクが作った天文台跡へ行った。大きな六分儀の跡が残っていた。普段遺跡と言うと宮殿や寺院の跡などを想起しがちであるが、このような観測装置を実際目にすると改めてイスラムにおいて数学や物理学が盛んに研究されていたのだと実感できる。  しかしこの後がいけなかった。ここまでタクシーで来た道を歩いて帰ってみようと試みてしまったのだ。たった2キロほどとたかを括っていたのだが、歩けども歩けどもさっぱり街が見えてこない。サマルカンドの青空から照りつけ

    • ウズベキスタン紀行♯2 サマルカンド

       サマルカンドの宿はドミトリーだったが、運良く同室の一人がJICAボランティアの方だった。彼にはウズベキスタンのことを色々教わって助かった。さらに日焼け止めを買いに薬局まで付き合ってくれた。次の日彼は友人と別の町に行くということで、その別れ際、「今日はかなり暑くなりそうですからこまめに水を飲むなどしっかり対策した方がいいです。こちらの日差しはきついんですよ。」とアドバイスしてくれた。しかしせっかくの助言をその後活かすことが出来なかったのだが。  まずは朝食前に宿の周りを散歩

      • ウズベキスタン紀行♯1

         「サマルカンド」という言葉にひかれてゴールデンウィークにウズベキスタンに行ってきた。  仙台から成田まで新幹線で移動。成田空港から仁川経由で首都タシュケントへ。この国はどうも交通インフラが少々脆弱で空港から市内中心部へはタクシーで向かうしかない。バスもあるようだがバス停を見つけることができなかった。タシュケントの鉄道駅に降りたったもののサマルカンドへの列車の発車時刻までだいぶ時間があったので地下鉄でチョルス―バザールへ行ってみた。ところが地上に出るとそこは人の海。市場の建物

        • 観光資源の東西格差

           先日某局で放送された「外国人が行ってよかった都道府県総選挙」なるテレビ番組を見ていてふと思ったのですが、いわゆる「観光資源」というものが西日本と東日本ではその質や量に大きな差があると改めて感じました。  実際に旅をするとより実感するのですが、私が住んでいる東北地方と例えば中国、四国、九州地方など、おなじ「田舎」であっても何か違うのです。  振り返って考えてみると日本全国あるいは外国人観光客を多く集客できるようないわゆる「有名観光地」というものが首都圏を除く関東以北には非常に

        ウズベキスタン紀行♯3 サマルカンドからブハラへ