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思い込みを手放して、気持ちを深掘りしてみよう! ~【イベントレポ】セルフコーチング実践ワークショップ~

こちらの記事は、キャリアスクールSHElikes主催のイベントについてのレポートです。シーメイトさんやご興味のある方は、ぜひご覧ください!

2023年3月8日、「モヤモヤ思考を手放す!セルフコーチング実践ワークショップ」というイベントに参加しました。

先日SHElikesのコースとして新しく、「セルフコーチングコース」がスタートしましたが、今回はその記念イベント。
● セルフコーチングに興味がある
● モヤモヤがなかなか晴れず、悩んでいる……
という方には、特におすすめの内容でした。

私はモヤモヤしていることがあり、またコーチングへの興味もあるため参加。イベントを通して、たくさんの気づきや学びを得ることができました。
今回は、イベント概要や学んだことを書き残していきたいと思います。参加できなかった方の参考になれば嬉しいです。

講師紹介

今回の講師は、コーチングスクールTHE COACHの本橋萌さん。SHElikes「セルフコーチングコース」の講師も務められています。

実は本橋さん、お仕事はTHE COACHの講師だけではありません。
シンクタンクでの新規事業の開発、研究所でのコーチングの研究もされている、マルチキャリアだそう。
やりたいことを追求してきたとお話されていました。

1.なぜモヤモヤ思考は止まらないのか?

「モヤモヤ思考を手放す!」というテーマの本イベント。まずはじめに、モヤモヤ思考が発生する理由や、なぜ止まらないのか?についてお話がありました。

セルフコーチングとは?

そもそも、セルフコーチングとはなんでしょうか?

セルフコーチングとは
自分自身でより良い気づきと行動を生み出すプロセス

イベント資料より引用

通常のコーチングは、コーチからの問いを受けて、対話することで進行します。
それに対しセルフコーチングは、自分との対話を通して、主体的な行動を生み出すことなのです。

でも、セルフコーチングしてみても「これであっているのか分からない」「なんだか上手く思いつかない…」と悩んでしまうこともあります。
そこで、セルフコーチングがどうして上手くいかないのか?について、お話がありました。

モヤモヤ思考はなぜ生まれるのか?

例えば会社の同僚に、「この仕事、お願いできる?」と言われたとき。
口では「分かった、やっておくね!」と言ったのに、心の中では ”なんであなたがやらないの?” ”今は別の仕事で忙しいのに……”と思っている。
そんなこと、ありませんか?

口に出して言っていることと、頭で考えていることが違う。これって結構、よくある話ですよね。
こういった頭の中の独り言を「自動思考」と呼び、一日何万語も生まれているそうなんです。しかも、その7割はネガティブな内容という研究結果もあります。

モヤモヤしているときって、ついネガティブな考え方をしがちで落ち込んだりしますよね。でもそれは、あなたの性格のせいではない。
自分の身を守るために防衛本能が働いて、ネガティブに考えがちになる。つまりネガティブ思考は性格ではなく、人間の機能なのです。

私たちの心の中で起こっていること

ではこの、「頭の中と口に出すことが違う」ときって、どういう状態なのか?
● 口に出したことは、意識していること
● 自動思考(頭の中の独り言)は、無意識でやっていること
このような違いがあります。

そして、ここで出てきた「無意識」の中にこそ、モヤモヤを作り出す原因が……。だからこそ、セルフコーチングで書き出してみても、上手くいかなかったんですね。

モヤモヤ思考はどう手放す?

意識と無意識、どのような比率だと思いますか?
● 意識・・・1~3%
● 無意識・・・97~99%
こんなにも無意識の領域が多いんですね。

無意識の中にある、モヤモヤの原因を突き止めるには、無意識の奥深くまで探究していく必要があります。

そこで紹介いただいたのが、「すべき思考」を明らかにするワーク。
「すべき思考」とは、無意識の中にある、モヤモヤ思考の根源の一つ。「毎日勉強すべき」など、自分に無理強いしてしまっている思い込みを指します。
今回は、時間の使い方にまつわる「すべき思考」を知るというテーマで、ワークに取り組みました。

2.セルフコーチングワーク

ワークのテーマ「時間の使い方」は、人それぞれ異なっているもの。自分がどうしたいのかを、深掘りして考えていきましょう。

コーチングの大事なエッセンス

コーチングでは、普段話すときとは違う脳の使い方をします。問題について考えるとき、普段は「原因・理由」を考えると思いますが、コーチングでは「感情・今この瞬間の気持ち」を大事にします。

また、日常では「答え・結論」を求めがちですが、コーチングでは「問いを持ち続けること」が大事とされます。問いを持ち続け、考え続けることで、気づけることがあるのです。

ワークの内容

簡単にワークの内容をお伝えしますね。

時間の使い方にまつわるモヤモヤを言語化してみよう!
 →悩み、モヤモヤごとは何?
 →理想の状態や、こうだったらいいなと思うことは?
「すべき思考」を探してみよう
 →①で出てきたモヤモヤに隠れている、「すべき思考」や思い込みは?
新たな向き合い方の作戦会議をしよう
 →もしも、②で出てきた「すべき思考」が大切なことを教えてくれるとしたら、それはどんなこと?
 →どうしたらこの「すべき思考」を大切にしつつ、もう少し仲良くできる?
 →ワークをして気が付いたこと、アクションプラン

イベント資料より引用

①②までは日常的にも考えられそうですが、③はコーチングらしい質問ですよね。
「すべき思考」は自分を縛るイヤな面があるものの、自分の一部でもあります。受け入れていくには、どうやったら「すべき思考」と手を繋げる?と考えていくのがコツのようです。
また、イヤだと思っていること自体、自分の思い込みだと思えばフラットに考えられるそうですよ。

3.ワークで気づいたこと

私のワーク結果と、ワークを通して気づいたことを、書いておきたいと思います。みなさんの参考になったら嬉しいです。

時間の使い方にまつわるモヤモヤの言語化
(私のモヤモヤ)
● 勉強の気分転換にするゲームやネットサーフィンに夢中になり、気づいたら時間が経ってしまうこと
(理想の姿)
● 気分転換として上手く活用できている状態
● 毎日「今日はやりたいこと全部できた!」と思えている状態

隠れている「すべき思考」
● ゲーム・ネットサーフィンは何時間もやるべきではない
● 毎日を充実させるべき

新たな向き合い方の作戦会議
(「すべき思考」が教えてくれる大切なこと)
● 時間は有限だから、大切にしよう
● 一日が充実していると、自信につながる
(仲良くするには?)
● やめられないほど夢中になるのもいいこと。でも、時間を有効に使いたいから、上手く区切りをつけよう
● 充実させることよりも、自分の「やりたい」気持ちを優先しよう。そうすればやる気も出て、自然と前に進むはず。

ちょっと恥ずかしいけど、公開しちゃいます!

ワークに取り組んでいて、特に印象的だったのは、「毎日を充実させるべき」という「すべき思考」が出てきたこと。
毎朝、今日のやりたいことをツイートするようになって、無意識に「達成できないのはダメ」と思っていたのかな……と感じました。

この「毎日を充実させるべき」という思考との向き合い方を考えることで、気分転換を上手に使うだったり、やりたい気持ちを優先するという、前向きな考え方を得られたな~と思います。
「今日も充実しなかった、私ダメだな~」と思っていた頃より、だいぶポジティブになれましたね。

セルフコーチングを続けて、自分を理解していこう

コーチングで大事なのは、問いを持ち続けること、と紹介しました。
コーチングはすぐに変化が起こるものではありません。問いを自分に投げかけ続けることで、自分を理解していくことができるのです。

講師の本橋さんは、「コーチングを学んでよかったことは?」という質問に、「自分を理解することで、落ち込まなくなり、人と比べなくなったこと」と答えていました。
自分のことは自分が一番分かっている、という状態なので、予想もつきやすく、気分の浮き沈みに動じなくなるんだそうです。
少しでもこの状態に近づけるように、セルフコーチングを続けていきたいですね!



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