やきにく

今朝の電車はすし詰めで、行先は灰色の世界
子どもたちがそこへ向かっていく
成人式には、きっと空飛ぶ車もあるだろう、
だから白旗を挙げないサイボーグにしておくれよ

歴史が三十万年たっても、ブラウン管の向う側で、
未だに、ヒトが打ち合ってる
血で血を洗うしか無いと、座っている奴らがいる
大人を代弁する者は教えてくれなかったのか

思いやることと、嫌がらせの境がぼかしていると
おれは机の上で溺れそうだ

だれか眠らない薬をくれないか
明日が怖くて仕方ない
ほんの一滴、この乾いた喉に水を差してくれ
たまにはウイスキーが飲みたい

思いやることと、嫌がらせの境がぼかしていると
おれはこの教室が息苦しすぎる

だれか眠らない薬をくれないか
明日より今が楽しいんだ
ほんの一滴、この乾いた喉に水を差してくれ
たまにはウイスキーが飲みたい