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私は誰かの代弁者
ホームステイ先の近所に、同じ高校に通うAというエジプト人の女の子がいる。
一つ下の弟もいて1度だけ学校からの帰り道で会い、イヤホンをしていた私が気づかないのでそこらへんに落ちていた大きな枝をぶつけて気づかせようとしてきたのもいい思い出。
私がホームステイ先での出来事をメールや電話で伝えているうちに
留学、ホストファミリーになることもすべて断固拒否だった
父親がなんと短期間だったらいいと許可を出してきた。
あの面接は何だったんだというような変わりように驚きながらも
それでも私がたくさんお世話になっていて、たのしく過ごしていることをしり、何かしら心が動いたのであればいいのか・・・と
複雑な気持ちだったのが正直のところだった。
そこで候補にあがったのがA。
兄妹たちと幼馴染で親もとてもいい人たち。
母にもしっかり宗教があることをつたえて、
大丈夫と言われていたのでHとHの家族と盛り上がって
お出かけにも招待してもらったのに
母から急に来たメール。
「やっぱりできない。宗教の教会を探すのも大変だし、
ことわってほしい」と言われた。
え、何をいまさら・・・
私が一人でことわるの?!
こんなにもよくしてもらったんだよ、
といってもどうしても無理だと言われて
ああ、嫌われる。となった
もちろん本人に伝えたときはとても残念そうにしていて
「分かった」と言ってくれたけど申し訳なくて仕方がなかった。
そして次候補となったのがランチ、日本語クラスが一緒の
R。彼女はスムーズに決定した。
1か月半の滞在。
最後の3週間は私も帰国し、一緒に暮らす。
初めからRだったら、私はこんなにも罪悪感をもって
残りの留学生活を持たなくてすんだのに。とも思った。
いつかまたAと会える機会があったなら、
もう一度きちんと謝りたいな。
日本にまだ興味をもってくれていたら
案内を全力でさせてほしいと今でも思っている。
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