マルタ共和国travel part1

みきか、25歳。独身女性。
マルタ共和国へ旅立つまで、18日。

マルタ共和国との出会いは、大学1年生のときだった。
大学生というと、パソコンが必須である。初めて自分のパソコンを買ってもらった。

初期画面からカスタマイズしていくのがおそらく一般的だが、私は変更しない派。そのまま変更せず使っていた。
そして、4月、5月。
とある日に画面を開くと、カラフルな扉と蜂蜜色の壁。
「なんて綺麗な……。」
息をのむ景色とはまさにこのことだろう。
私はその景色に、写真に目が釘付けになってしまった。
パソコンからのひとことで「この写真が気に入りましたか?気に入ったらクリック。」
いや、この言葉でクリックしたら詐欺に合うでしょ。

思わず勢いでクリックしたら、「この景色はマルタ共和国です」
画像が勝手に検索され、出てきた。
出てくる景色はまさにカラフル、色。
見たこともなければ、現実にあるのか疑いたくなる綺麗さ。
透明な海。澄んでいて、青、というよりブルー。
惚れ込んでしまったのである。


絶対、大学生活中にマルタ共和国へ行く。


これが学生時代の私の夢の一つになった。
それからの日々、バイトバイトバイト漬け。
実家暮らしであったため、お金は貯金しやすい方だった。

それでも、友達との外食などで選ぶメニューやお店は少し抑えめにしたり、昼食を安く済ませたり、ほしいものを我慢したり。
旅費を貯める努力をした。

そして大学3年生。
いよいよ海外旅行に……と思った矢先、みなさんご存じ
新型ウイルス性肺炎、いわゆるコロナウイルスの拡大。

海外どころが日本、いや家からも出られない日々が続いた。
そうこうしているうちに大学4年生。
卒業、就職。


夢。
夢、夢……。

私が行きたかった、マルタ共和国へ。
社会人は時間がない。
マルタ共和国はヨーロッパ、イタリアの下に位置する。
一週間はかかるのだ。
そう簡単に仕事は休めない。


でも、このくすぶった思いをそのままにしていては
死ぬ間際になって「ま、、、まるた」
となってしまいそうである。

後悔はしたくない。
行く、なにがなんでも、行ってやる。

そして社会人3年目の今年、いざ。
私はマルタ共和国への旅を計画している。

フライト日まであと18日
憧れのマルタ共和国を存分に調べ、英会話を学習し
行ってこようと思う。

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