きょうだいよ、

きょうだい児、なんて言葉を目にするけれど

なんとも言えない、と言うのが正直なところ。

◯歳の時、学校でダウンの子にこんなことされた。周りは助けてくれなかった、障がい者だから仕方がないという結果にしかならない。
スーパーで、もういい歳であろう障がい者に抱きつかれた、親はちゃんと注意しなかった
学校で少しの優しさをきっかけに付き纏われた。周りからセットかの様に扱われ、友達が遠ざかって行った。大人は助けてくれなかった。

もう見たくないのに、見ても何とも言えない気持ちになるだけなのに、、
障がい者だから、なんでも許されるわけではない。そしてなんでも許して良い訳ではない。
彼らには権利があって、ちゃんと同じ人間なのである。
ちゃんと、毎日、毎年、気が付いたら成長している。
そのスピードは(普通と比べると)ゆっくりだけど。

私の兄弟は健常者の普通とも、障がい者の普通とも、少し違う。
物心ついた頃から、自分は歩くのが遅い、階段を登るのが遅い、歌が下手くそだ、字が汚い、と言うのだ。

初めてやつを見た時、正直可愛くて仕方がなかった。可愛かったのでよく泣かせていた(極悪非道)
狭い家をずっとハイハイしていたのに、気が付いたらよろよろ歩いていて、転んで頭から出血して、少し早く歩ける様になって、運動会で綱引きをして吹き飛ばされて出血して、
そして17年目の頃に病院で、うけつけ、しょほうせん、と言うのだ。いつの間にかやつは色んな漢字を読める様になっていた(漢字テストなんて受けたことないのに) そんな事だと思うだろうか?私は、そんな事がとても心に残っている。 また可愛かったやつはどこにもおらず、髭の生えた私と同じくらいの背のヒョロイ男になっていた。 ちゃんとゆっくり成長しているんだなおまえは。

普通でないやつが、いつか犯罪者にでもなってしまわないだろうか。社会のルールを理解して、責任を持って自由を持てる人間にはなれないだろうか、ずっと狭い世界で生きねばならんのだろうか。
全ては私の押し付けであり、エゴなのだろうけど。 

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