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欲望剝き出しに生きられる人

人生を半分も生きてきて、過去を振り返ると、あの時、ああしてれば良かった、こうしてれば良かった、などの後悔がよぎる時がある。
その後悔って、どこから来るのか?

欲望に忠実に生きられなかったことへの、後悔なのではないかと思う。

恥も外聞もなく、欲しいもの(対象)へ、まっしぐらに向かえる人ってすごいと思う。

例えば、小学校の給食の時、その日休んだ人の分で余った給食。
好物のコッペパンが余ってたとしよう。
一応、女子の私は、じゃんけんに参加できなかった気がする。
なぜなら、大食らいだと思われたくなかったからだ。
きっと、フルーツポンチあたりなら、可愛らしく参加したかもしれない。

例えば、好きなミュージシャンのコンサート会場。
CDをたくさん買ったら、ツーショット写真撮影ができると聞いた時。
そんなこっぱずかしいことできないと、CD1枚だけ買って握手会のみ参加。
握手会の合間にツーショット写真を撮ってる人を横目に、指をくわえながら見ている私。
憧れのあの人と、同じ空気が吸えるだけで幸せ♡なんて、見栄を張るんじゃなかったと、肩を落としながら帰途につく。

例えば、キャンディー詰め放題に参加した時。
隣のおばちゃんが、ビニール袋をめいいっぱい引き伸ばしながら、入れているのを発見したとする。
うぉー、と、真似をしたい気持ちをこらえ、上品に詰め込む。
隣のおばちゃんを覗くと、明らかに私の倍近い。
カラフルで美味しそうなキャンディーがたくさんある。
それを見て敗北感でいっぱいの私、なんだろう、この空しさは。

まあ、人生には、こんなシチュエーションで、選択の後悔が、ちぃとばかり残る時がある。
しかしながら、欲望剥き出しに、欲しいもの(対象)へ向かって、突進できる人もいる。
生命力に満ち溢れているよなぁ、生存競争に勝ち残っていく人って感じ。

遠慮をして生きてたら、欲しいもの(対象)は手に入れられないのよ!と教えられている気さえする。
残りの人生は、コッペパン2つ食べたいし、好きなミュージシャンとツーショット写真撮りたいし、カラフルキャンディーだってたくさん食べたいのだよ私は🎵

欲張りになりたいよ、もっと素直にさっ(^_-)-☆


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