「お金怖いね」

「お金怖いね」

これは妹から発せられた一言です。

私はこの言葉を聞いて、ショックを受けてしまいまいました。

ああ…こうやって人はお金の事を考える事から遠ざかってしまうのかと…。

せっかっく妹には夢があるのに、どうかお金の事を嫌わないで欲しい。

姉として妹にどのようにアドバイスして行けば良いか…。

普段とは趣旨の異なる記事になっておりますが、この言葉が私の中でモヤモヤとなりずっと頭から離れません。いつもみたいに何も考えず逃げてしまう方が楽なのですが、どうにか気持ちに整理をしたい。

今まで嫌な事が起きたらただ忘れるように努める日々でしたが、『記事にして発信する』とういう事を意識して自分の気持ちを整理し、これから社会に出ていく妹に対し少しずつアドバイス(ただの反面教師として)出来たらと考えております。記事に残しこの気持ちを忘れないようにしたいです。

ことのあらまし

冒頭の妹(現在高校2年生)の発言は、親とお金の話をして喧嘩をしてしまい、親がキレた事に関しての発せられた言葉です。

このキレるは、
公共の場で叫びながら物を飛ばしてくるパターンのやつです。
この出来事があり、妹は私の家に避難していました。

理由はどうにせよ、こんな攻撃を食らってしまったら怖いですね。
お金の話はタブーであるという事が瞬時にインプットされてしまう出来事なのではないでしょうか。お察しの通り、こんなこと初めてなんですという出来事ではございません。不定期に訪れるそれはそれは楽しくないイベントです。

日常生活では普通で、家事もしてくれるし、学校に行かせてくれるし、必要な物は買ってくれるし、感謝すべき所はたくさんあるのに、お金の事や将来の事、何か人生の重要な話の場面になると親はヒステリック?になりひと騒動になる…。理由をきいてみても「なんでもいいから(言う事を聞け)!」と頭ごなし…。親の事情とかも色々と話してくれれば良いのに。こちらには「なんで?なんで?」といちいち聞いてくるのに…。もう少し普通に色んな事が話せるようになりたいものです…。

どうかこの親の言動をいちいち真に受けず、強い芯を持って社会に出て行って欲しいなと願っています。

妹と夢のお話

同じ親の元で育っていますから、私も似たような経験を繰り返し、見事親を言い訳にした、ぐだぐだで世間知らずの甘ちゃんがここに誕生しております。

妹にはそんな私のこれまでの人生失敗談を伝えました。
社会人になって自分のお金の使い方が下手くそで友人からお金を借りたりしていた事や、親の言う事に反発したようにふるまいつつも、結局は親の望むような仕事に就職し今は辞めてもう同じ業種に復職する気がない事など…。

だから今のうちから自分の考えをしっかり固めて、親の言う事に流されないようにした方が良いと思うとういう事を…。

合わせて、お金は怖くない。そういう行動をする人が怖いんだ。
とういう事を繰り返し説明しましたが、

「でもお金が人を変えるって事でしょ?だからお金って怖いんだよ」
「もう考えたくない わかんない 疲れる」

私の口からでは上手く説明する事は難しいので、
妹にはある動画を観てもらう事にしました。

かの有名なマッチョライオン先生の動画です。

お金の価値観についての動画、全部当てはまってます…。
トラウマ的体験繰り返しちゃってます…。

妹のお金に対する価値観は、全て親からによるもので、誤っているんだよという事をまずは理解してもらえたらなと思いました。


妹に将来の夢についても聞いてみました。

ちゃんと素敵な夢を持っていました。
妹とはじめて、お互いの夢について語りあいました。
それはすごくすごく楽しい時間でした。
当時の私は持っていなかったものです。すごいなあと思います。
だから諦めないで欲しい。

夢は必ず実現するから諦めるな!と言うには色々と厳しい部分もあるのかと思いますが、だけど、それを親の言葉でつぶされるのか、自分で選んで確かめていくのか、どちらの道を進んでいくのかで、経験値が随分と違ってくるのではないでしょうか。

だからお金の事にも少しずつ向き合ってもらいたい。
制限のある中でも考える事は自由だから、考える事をあきらめないで欲しい。

親にもきちんと説明できるよう、自分の意思を固めていって欲しいなと思いました。

その後?

最終的に珍しく親の方から謝罪の連絡が入り、一緒に実家に帰宅。

珍しい出来事なので何か意見してみるチャンスか?と思い、今回の件で妹から何か要望はないのかと確認してみましたが、やっぱり「わからない。このままで良い。」との事。
妹に確認し、代わりに私が提案してみる事にしましたが、
親からの返事は、自分がちゃんとしてないように言われてるみたいで気分が悪い。何も言ってくるな。
と、おおよそ予想通りの返答だったので、私から親へのアプローチはやっぱり難しいなあと諦めております…。(私の言い方が悪いだけかもしれませんが…)

という事で、妹には名著『夢と金』をプレゼントする事にしました。
本をプレゼントしたら読んでくれる?と聞いてみると、「うん!読む!」との事。色々と考えるきっかけになれたら嬉しいです。

夢の事をより現実的に考えられるよう、その後一緒にオープンキャンパスにも行ってみました。現役でその業種でお仕事をしている方のお話が聞ける回だったので、良い刺激になったようです。自分の気持ちを固め、三者面談の時にきちんと自分の意見が言えるように、少しでも手伝いが出来たらと思っています。

私もこの年になってはじめて追い続けたい夢、山と巡り合えたので、
引き続き妹と一緒に頑張りたいです。
もちろん、私もお金とは向き合っていかなきゃなと思っております。
頑張ります。

本日もお付き合いいただきありがとうございました。

30代にもなって何を言ってるんだ?と思われてる方も多いのではないでしょうか。ずいぶんとふざけた内容だと思われる方も居るのではないでようか…。今も自分の世間知らずさを痛感しております。

私はこの手の話を周囲の友人や大人にほとんど話してみた事がありません。やっぱりそういう話になると嫌な顔をされる部分もありますし、身近な人ほど中々話せる内容ではありませんでした。

この記事を掲載するのにもとても悩みましたが、自分の中でぐだぐだ考え続けていても、しょせん大した考えは浮かんではこないので一度誰かに聞いてもらいたい。まずこういう出来事は普通なのか?という事を確かめたいなという思いで掲載をさせていただきました。

引き続き妹も応援したいし、これから自分の子供と将来夢やお金の事を話す時、親と同じようなふるまいはしたくないと思っているので、まずは自分自身がこれから親とどう向き合っていくか、遅すぎるかもしれませんが、少しずつ考えていけたらなと思っております。

今度の富士山も良い機会になれたら良いなあ。

この記事が参加している募集

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?