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お客様インタビュー・空気公団(山崎ゆかり)さん 後編

山崎 空気公団は音楽好きの人はひそかに知っているという存在。知る人ぞ知る、であまり広がらないんです。みんな話してくれない「好き」っていうことを(笑)

ーー私の周りはファンが少なくありません。作家、モデル、映画監督…。空気公団はwriter's writerというか、creater's createrの面があるのかと…

山崎 分かります。でも、とにかく、広めて下さい(笑)

ーーとはいえ、日本のみならず台湾や韓国でも着実にファンが増えています。今月は台北でライブがありますね。台湾のライブは何回目ですか?

山崎 4回目です。台北の「月見ル君想フ」。初日は完売していますが、追加公演もありますので是非!
※ 6/23は現状完売していますが、ライブ当日の10日前まではキャンセルが可能なため今後キャンセルが出たら自動的に再販されます。6/24も残席僅かです。(6/7記)

山崎 台湾での1回目は、ROCK RECORDS(滾石唱片)というところからCDを出すことになって、その発売記念ライブ。
担当の方が「空気公団は普通のライブハウスじゃない方がいい感じがする」と言って下さって、廸化街の布屋さんの2階、京劇の劇場で演奏させてもらいました。
トイレにデッカイ付け睫毛が落ちているような所です。

2回目は台中のカフェでした。
日本でライブをした時に台湾のカメラマンさんが来てくれていて、写真集を貰ったりして仲良くなったのですが…彼がカフェのオーナーさんを紹介してくれました。オーナーさんもミュージシャンでしたね。

2回目のライブ風景@台中

台湾はもともと気になっていて、行きたかった。訪ねてみたら本当に「いいな」と好きになって、今は「ここに長く住みたい」と思っています。来るたびにどんどん惹かれていく。
台中のライブの時はあえてマネージャーと現地集合にして、1人で台湾を感じてみよう、自分だけの目で見てみよう…そんな楽しみ方もしていました。

鎌倉の江ノ電と台湾の平溪線は姉妹線の提携を結んでいるのですが、空気公団の『旅をしませんか』という曲がその観光プロモーションソングにもなりました。

旅をしませんか 要一起去旅行嗎
~台湾/平渓線・日本/江ノ電編~

実は高校時代に中国語の初歩を習ったことがあります。
最近も学校に行ってみましたが、ここは相性が合わなくて…。
でも台湾華語でコミュニケーションしたい気持ちがあるので、今後はもっと勉強したいです。今回はとりあえず、言いたいことを翻訳してサンプラーに吹き込んでいこうかな(笑)?
片言でも、ちょっとしたことでもしゃべれると楽しいですよね。

ーー台湾の皆さんへメッセージをお願いします。

これまではバンドサウンドを楽しんで貰っていたのですが、今回は私一人。ピアノと歌だけ。私が曲を作っている状態で、どうなるかな…。音としてはシンプルですが、その分想像力は広がるかもしれない。
曲を知っている方も、よく知らない方もいると思いますが、日本語が分かっても分からなくても、自由に楽しんで貰えたら嬉しいです。

通常のライブハウスは締め切った空間ですが、台湾はどんなにきちんと扉を閉めてもバイクの音がする、人の声が聞こえる(笑)。私はそれも好きなんです。歌とピアノ、聴きに来てくれる人達、そして街の音…台湾と調和できるといいなと思っています。

ーー台湾のCD屋さん、中古屋さんに行くとジャケットが本当に自由なことに驚きます。大きさもまちまち、手書きの絵が描いてあったり、毛糸が巻き付けてあったり。のびのびと自分を表現していて、規格外を楽しむ余裕がある。台湾の感性は空気公団の世界観と親和性がありますね。

山崎 本当に楽しみです。
同じライブは2度と出来ない。その時、その場所だけ。
一回だけの音楽が記憶に残る、私達にとって忘れられないものになるといいですね。
それが一番だし、それが最高!

空気公団 山崎ゆかり プロフィール

空気公団
1997年結成。第1期、第2期と固定メンバーで活動し、現在は第3期。
ボーカルの山崎ゆかりを中心としたプロジェクト。
ささやかな日常語、アレンジを細やかにおりこんだ演奏、それらを重ねあわせた音源制作を中心に据えながらも、映像を大胆に取り入れたライヴや、様々な芸術家とのコラボレーションを軸にしたイベント、制作物等、枠にとらわれないアート志向の活動を独自の方法論で続けている。

山崎ゆかり
青森県出身。
日本の音楽グループ『空気公団』代表。作詞、作曲、歌、アレンジを担当。
空気公団のアルバムには『僕の心に街ができて』『ダブル』『こんにちは、はじまり』など多数の作品をリリース。
絵本には、絵本作家・荒井良二との共作「トントンドア」がある。
ささやかな日常語、アレンジを細やかにおりこんだ演奏、それらを重ね あわせた音源制作を中心に据えながらも、映像を大胆に取り入れたライヴや、様々な芸術家とのコラボレーションを軸にしたイベント、制作物等、枠に捉われないアート志向の活動を独自の方法論で続けている。
また、近年は他アーティストへの楽曲提供や音楽プロデュース、CM 音楽制作、ナレーションなど、そして新たに結成した音楽グループ「ユカリサ」としても活躍している。

■ホームページ

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協力 オフィスフワリ


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