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オリンピックり歴史

来週からはじまるパリ・オリンピック。
東京大会では、いろいろと物議を醸しだしましたが
オリンピックの歴史について
ご紹介したいと思います。

近代オリンピックが開催されたのは
1896年のアテネオリンピックが
第1回となり、間もなく開幕するパリ大会は
33回目となります。
 
さて、近代オリンピックのベースとなった
古代オリンピックですが、考古学的な
調査によると、紀元前776年から
紀元393年までの1169年間に293回も
開かれたことが判っています。
 
もともとはゼウスの神に捧げる奉納競技大会で、
毎回4年に一度の割合で開いていたことから、
近代オリンピックもこれに倣って4年に1度の
開催となったのでした。

この1169年という期間に、
ギリシャはマケドニアに侵略されたり、
ローマ帝国にも支配されてもいますが、
いずれの国もオリンピックの価値を
認めていたことから
オリンピックだけはしっかりと開催されたのでした。
 
ところで古代オリンピックでは
どんなスポーツが競われたのでしょうか?
古代オリンピックの競技は
最初、192.27メートルを走る競技のみでした。

毎回競技が行われていたギリシャのオリンピア遺跡を
調べた結果、競技場の大きさは
縦およそ215メートル、横およそ30メートルの楕円形で、
この中に192メートルの競争路(トラック)があり、
これをスタディオンと呼んでいました。

古代オリンピックの1回目から13回大会までは
このトラックを、ひたすら走り
1位を争う競技のみだったそうです。

全裸で全力疾走

その後、競技の種類はどんどんと増え、
円盤投げ、槍投げ、幅跳び、レスリング
ボクシングなどの種目が生れます。

ちなみにボクシング、レスリングなどの格闘技は、
無制限1本勝負で、どちらか一方が
負けを認めるまで戦い続けたそうです。

ただしゼウスへ捧げる祭典というこで
相手を殺すことだけは禁止されていました。
参加者は男子のみで
戦うときは全裸、女性は参加することも
観戦することも禁じられていました。

全裸といえば、ゼウスの妻であるヘラに捧げる
女性のみのオリンピックもあり、
この大会に参加できるのは処女のみ、
しかも全裸で短距離走を争うもので、
こちらは男性も観戦してよかったそうです。
 
ちなみに古代オリンピックに
メダルはなく、
勝者にはオリーブの葉の冠と
その選手自身の彫像が建てられたそうです。

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