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【起業~ECショップ開設まで#1】一番最初にやったこと

1年前より開始したオリジナルTシャツを扱う起業準備。
先日、ECショップをオープンし、これからが本番というところですが、実はここまで既に色々とやってきたことが有ります。一息つこうというつもりは毛頭なく、新たな形でスタート地点に立てた今、この1年を振り返り自分の足跡を確認してみるのもいいかと思い、これから少しずつパートに区切ってアップして行こうと思います。もしかしたら、記事の中身が何かしら読者さんの参考になること(良きにつけ悪しきにつけ)があるかもしれませんし、実際、私も色々な方のブログやサイトを拝見してきました。

何かやろう、とお考えの人は多いと思います。でもそこからアクションを起こす人はまた絞られてきます。それはアイデアを具現化するということ自体が一仕事だからです。「これっていいと思わない?」「いいね、いいね、それ受けるよ!」というお喋りはそれで成り立つものですが、大半はそこ止まりに。どんな小さなアイデアでも、具体的に事業化し運営し続けるというのはまた別問題となってきます。

私はオリジナルTシャツの製作と販売で事業を行おうと考えました。至ってシンプルな業です。そもそも何か起業をしようと考えていたわけではなく、よく言う「あったらいいのにな」という発想からです。

もう随分と前から、私は生活する上でもっぱらカットソー類を着用してきています。基本的に家でも買い物で外出するときも着る物はボーダーレス。出たり入ったりするので都度着替えるということは避けたい。ですから家であんまり小汚い恰好をすることもなく、一方で少々の外出なら特にお洒落をすることなく普段着で、というスタイルが定着しています。

ちょっと動けば汗ばむ初夏の頃から晩秋の頃までスリーブレスTを着っ放しになります。つまり1年の半分くらいスリーブレスのカットソーを着ているということです。もちろん気候により上に羽織ったり一枚で過ごしたりと調節はします。日々、これだけ使用していると、たかだかノースリーブに対してもそれなりに注文が出てくるものです。慢性的に、ネットや実店舗で探していたと思います。今思えば。まあまあいいのを見つけても、数年後に再度入手できることはありません。デザインの切り替わりでもう商品の取り扱いが無くなっていることが殆どだからです。
こうした思うような商品に、思うように出会えなかったのがまさに「あったらいいのにな・・」でした。

若かりし頃、洋裁に凝った時期がありました。それは洋裁が好きで、よく私の服を縫ってくれた母の影響が強いといえます。娘にこういうのを着せたい、といった母親ならではの愛情でもあり楽しみでもあったのでしょう。原型を一つ用意すれば、そこから自分の好きなデザインのものを自由に作れる、というのを知り、20代前半頃まで洋裁に没頭しました。もちろん一つ一つ母に聞きながら。

大人になり、洋裁からはすっかり離れてしまっていましたが、こんなに探さないといけないならいっそ作ってしまおうか、とふと思ったのでした。一度そんな風に思い始めると、そうだ、それがいい、と前向きになり動き始めたというわけです。

どう事を進めるのか具体的なイメージは定まらないまま、まずは商品を用意することから、と私が最初に行ったのはパターンの作成とそれを自分で縫ってみる、ということでした。

母が使っていたレトロなロックミシン
サンプル用パターン
スムースで作ったサンプル(途中)
イメージに至らず

大きな生地屋さんに行けばTシャツ用の生地くらいあるかと思っていたのですが、違いました。先に「具体的なイメージは定まらないまま・・」と書きましたが、どんなノースリーブが欲しいのかだけは明確でした。実店舗の生地屋さんには全くそうした素材はなく、取り寄せられるか確認したところ不可とのこと。

少しでも動き始めれば次の課題ややるべきことが見え始めます。
この時点で私がやるべきことは
①理想の生地を探す、取引できる繊維業者を探す
②思った通りのデザインとパターンを完成させる
③イメージ通りのサンプルを自身で作る
④以上のことができた次は受けてくれる縫製会社を探す
であると認識しました。

<起業>とか言う前に、最初の数ヶ月はこの4つのことで結構忙しく過ごしました。
同時に、何か参考が得られればと、自治体運営の創業サポートにも相談に通いました。これについては、自分なりにイメージが出来ていない段階ではさほど意味はないかもしれません。「ここのところを聞きたい」「こうしたいけどどんな選択肢があるか」など相談事項が具体的であるほどアドバイザーさんからも有意義なサポートが受けられます。
要は、自分次第ということです。

では今日はここまでとし、つづきは【#2】でアップ致します!




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