見出し画像

最近読んだ本まとめ

こんにちは。くろです。

私は読書が大の好き。
ということで、今回は備忘録も兼ねて最近読んで面白いと思った本を紹介していきたいと思います。お付き合いいただければ幸いです💐
(注:ネタバレを含みますので自衛をよろしくお願いいたします。)

📕『夢を叶えるゾウ』水野敬也

あらすじ:
平凡なサラリーマンの主人公。赤坂のハイタワーマンションでの知人のパーティーに潜り込み、そこにいるエリート達と自分との差に悔しい思いを嚙みしめる。「変わりたい」と毎日思いながらも、「きっかけがないから」と、なんだかんだ行動を後回しにしてしまう。そんな鬱屈とした毎日を過ごしている主人公の元に、ある日突然ガネーシャというゾウの神様が現れる。ガネーシャ曰く、ニュートンやイチローなど成功して偉人と言われているような人物は大体ガネーシャの指導を受けているらしい…。主人公はガネーシャと「今からお前の夢が叶うように指導してやる。しかし、一回でもワシの指導に従わない場合今後二度と何か夢を見ることもなくつまらない人生を送って死んでいくことになる」という契約を結ぶことになる。主人公はガネーシャと出会い、夢をかなえることはできるのか…?

感想:
言わずと知れたベストセラーですが。大学生の時から積読していたものを、ふと思い立って2年越しに読み始め、一気に読了。「ガネーシャの課題」も全部やりました…
知識を取り入れること以上にとにかく行動に移すことの大切さを一貫して説いていますが、私自身「身になることはさておき冊数をこなすことが大事なのではないか」という考えの持ち主だったので、ガネーシャからは本当にお勉強させていただきました。
主人公と読者自身がリンクしてガネーシャの課題に挑む(やらなかったら、今後夢をみることなくつまらない人生を送って死んでいく)ことができる構成になっており、本から得た知識を実践していくという流れをなんとも分かりやすく楽しく体験することができます。
この独特な読書体験を経て以降、実生活や仕事で生きるような本を読んで実行する、本を読んで自分が変化することを楽しめるようになりました。
代わり映えのない毎日に不満を持っている社会人や普段本を読まない人にもオススメできる一冊だと思います。ぜひに…!

📕『君のお金は誰のため』田内学

あらすじ:
家庭環境からお金に執着する主人公、「佐久間優斗」中学二年生。ある雨の日の放課後、見知らぬ女性に「ある館」へ行くための道を聞かれる。「ある館」とは錬金術師が住んでいるのでは、と噂のある怪しげな館だった。中には「ボス」と呼ばれている小動物のような初老の男性が女性を待っていた。「ボス」は相当な資産家らしいが、曰く「お金なんてただの紙切れに過ぎない」のだと主張する。「そんなはずはない」と食って掛かる主人公と女性。ボスはさらに次のように主張する。「①お金自体には価値がない。②お金で解決できる問題はない。③みんなでお金をためても意味がない。」この三つの謎の真意を解くことができればこの屋敷を渡してやってもいいとボスは言った。奇妙な縁から主人公、優斗は「お金」についての謎解きに挑むことになる。

感想:
最近話題になっている本。表紙の絵がかわいいのと、売れているから。という理由で購入しました。ボスから言い渡されるお金に関しての3つの命題。私も主人公と同じように「そんなわけがない」と思ってしまいましたが、読了するころには「お金の本当の価値」についてしっかりと理解することができました。
①「お金」それだけでは価値は発生せず。納税(年貢)というシステムができることによって始めて価値が生まれる。
②「お金」それ自体には価値がなくお金を受け取って労働を行う「人」に価値がある。お金を払ったから、お金があることで問題解決能力を持ったと思い込むことは的外れである。
③「老齢人口に対して生産人口が不足している」という根本的な問題から目を背けいくら貯金をしても多少しか意味がない。お金がいくらあっても、結局その先にいる「人」が不足しているという話。お金をためても意味はないが「技術、発見」を作ることは価値がある。
問いに関しての答えはざっくりまとめるとこんなところでしょうか。(解釈がずれていたら申し訳ない…)
お金に関しての認識を改めることができ、今後お金関して勉強するモチベーションを作ってくれた一冊でした。

📕『AI Tuberを作ってみたら生成AIプログラミングがよくわかった件』阿部由延

■□ 生成AIプログラミングはAITuberで始めるとわかりやすい!

□■ LLMを使って生成したテキストをYouTubeで配信するまで完全ガイド

amazon商品紹介欄

感想:
趣向が一気に変わって技術本ですが、仕事柄pythonを触るのことが多いこととAI Tuberにも以前から関心があったため、読んで実践してみました。
本の通りプログラムを組めばオリジナルのAI Tuberを作成できる作りになっています。私も今のところ非公開ですがAI Tuberを一体生成することに成功致しました。今後3Dの体を受肉させてあげようと密かに計画しています。
すごいな、と思った点がプログラミングのことが何もわからないような初心者でも説明に沿って、ただサンプルのプログラムを丸写ししながら、何となく説明書きも読みながら最後までたどり着けば、「python」「オブジェクト指向プログラミング」を勉強しつつ完成品を1つ仕上げることができる。という成功体験を得ることができそうな難易度で書かれてあったことでした。
自分含め、プログラミング初学者に強くオススメできる一冊です。

📕『同志少女よ敵を撃て』逢坂冬馬

あらすじ:
独ソ戦争が激化する最中、モスクワ近郊の小さな村、イワノフスカヤ村にすむ少女「セラフィマ」。戦火とはどこか無縁の平和な暮らしを送るセラフィマの村を突如としてドイツ兵士が襲う。友人や母を無残に殺され、セラフィマ自身も殺されそうになるまさにその時、赤軍(ソ連軍)の兵士が救援に駆けつけ一命をとりとめる。隊長と思わしき「イリーナ」という女性はセラフィマに問う。「戦いたいか、死にたいか」。ひどい仕打ちを受け無残に殺された母、家族、女のために主人公は復讐を心に誓い戦う。

感想:
結構前に読んだ本ですがここ数年で圧倒的1位だったので…。進撃の巨人、鬼滅の刃のような復讐譚で主人公の目的が分かりやすく、難解な固有名詞、ミリオタ雑学長文が多かった割にはスラスラ読むことができました。すごく面白かった…(余韻)。
全編に渡って好きですが、ユリアンがフリッツに撃たれてしまい、シャルロッタに看取られながら死んでしまうところが切なすぎて、通勤電車の中で泣きそうになってしまいました。いつもは女たくさん抱いてるアピールするユリアンかわいかった。
また時間があるときに再読したいです。「歌われなかった海賊へ」積読してるので、それ消化するのが先か…

あとがき

本当はもっと紹介したいものがありますが、今回はここまでにしたいと思います。
ご感想、オススメの本などございましたらぜひ教えてください。
ここまで読んでくださりありがとうございました😊


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?