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絵のない俳画「夏の蝶」俳句+

どこかしらもの憂げに飛ぶ夏の蝶

 梅雨の晴れ間の午後の空
 どこから来たか黒い蝶
 思うところが有るように
 同じ所へ舞い戻る
 黒い体に照る日差し
 熱を集める黒い羽
 何の因果にこの季節
 休まず空を飛び回る

 蝶よお前もつらかろう

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