アルパカ

短い文章など少し書こうかと思ってみたり。

アルパカ

短い文章など少し書こうかと思ってみたり。

マガジン

  • 啓蟄~絵のない俳画まとめ

    啓蟄から春分の前までの俳句と短い文章をまとめています。 俳句らしきものとそれに併せて俳画代わりの短文を添えています。 一つ一つは短い作品で一口で召し上がれます。 エッセイとも、詩とも、小説とも、ご自由にご鑑賞ください。

  • 雨水~絵のない俳画まとめ

    雨水から啓蟄前までの俳句と短い文章をまとめています。 俳句らしきものとそれに併せて俳画代わりの短文を添えています。 一つ一つは短い作品で一口で召し上がれます。 エッセイとも、詩とも、小説とも、ご自由にご鑑賞ください。

  • 立春から雨水前までの絵のない俳画まとめ

    立春からの俳句と短い文章をまとめています。 俳句らしきものとそれに併せて俳画代わりの短文を添えています。 一つ一つは短い作品で一口で召し上がれます。 エッセイとも、詩とも、小説とも、ご自由にご鑑賞ください。

  • ~節分までの絵のない俳画集

    noteを初めてから節分までの俳句と短い文章をまとめています。 俳句らしきものとそれに併せて俳画代わりの短文を添えています。 一つ一つは短い作品で一口で召し上がれます。 エッセイとも、詩とも、小説とも、ご自由にご鑑賞ください。

最近の記事

絵のない俳画「カイロ」俳句+

日の射せば背中のカイロ疎ましく  朝。冷え込んだので、珍しく背中にカイロを貼った。  普段私は貼るカイロを使わない。と言うか、カイロを使うことが少ない。  今朝は寒かったのと外へ出歩く用が有ったのでついカイロを張り付けて出かけた。  日が昇ると気温も上がる。そう言えば天気予報でも寒暖差に注意と言っていた。  なれないことをするものではない。背中だけ暑くて気持ち悪くなってきた。  どこかでひっぺがそう。そして夕方気温が下がってきたらまた寒くなって、きっと後悔するんだ

    • 絵のない俳画「ズワイガニ」俳句+

      ズワイガニ手が出ずカニ蒲鉾一つ さて、今度は鮮魚コーナーへ。 冬になると高級魚介類が沢山ならぶ。 中でもカニとフグは高級の双璧か。 壁が高すぎて越えられないよ。 クリスマスかお正月でもちょっと無理かな。 とりあえず、サラダ用カニ蒲鉾買って帰ろう。

      • 絵のない俳画「大根」俳句+

        大根の半分だけを買い求め 一本だと多いかな~ 結局なんだかんだで食べるんだけど 半分の方が賢いか 一本の方がお得か 悩むところではある

        • 絵のない俳画「冬めく」俳句+

          タイヤ交換の幟冬めく街  変に暖かい日が続いたが、このあと冷え込むようだ。そう言えば風の様子が変わった。  ガソリンスタンドやカー用品店の店先に冬用タイヤの幟が目立つようになった。暖かいようでも季節は進んでいるのだし、まあ売り込み時では有るのだろう。  急に気温が下がったように感じるのは風にちぎれそうな幟にたくましい商魂を見たからかもしれない。

        マガジン

        • 啓蟄~絵のない俳画まとめ
          15本
        • 雨水~絵のない俳画まとめ
          15本
        • 立春から雨水前までの絵のない俳画まとめ
          15本
        • ~節分までの絵のない俳画集
          9本

        記事

          絵のない俳画「熊」俳句+

          熊住むという山近し地方都市  熊が出たという。山の中だろうと思っていたら意外と近い。  とはいえ車でちょっとかかるところではあるが、知った場所だと思うと近く感じる。  自然と人。接点が無いようで実は重なっているのかも。

          絵のない俳画「熊」俳句+

          絵のない俳画「時雨」俳句+

          無粋にも折りたたみ傘初時雨  ぱらぱらと雨が降り出したので、用意していた晴雨兼用の折りたたみ傘をさした。  まわりでは、小走りにゆく人、軒に雨宿りする人、意に介さず歩く人、さまざまだ。  急にそんな人たちが、季節の雨にとけ込んだ美しい風景の一つのように見えた。  周到にも折りたたみ傘を準備していた自分が、かっこわるく思えた。  でもまあ、今更傘をしまい込むのはもっとかっこわるいし、  ここは堂々と傘をさしてゆきましょうか。

          絵のない俳画「時雨」俳句+

          絵のない俳画「七五三」俳句+

          七五三社の森に清き風  有名でも観光地でも無い神社。木々は色づき始め日影も薄くなってきた。  少子化の影響と言うわけでも無いだろうが、11月15日も人は少なく静かだ。  例年になく暖かい日が続くが、風は季節の移ろいを感じさせる。  千歳飴くらい売っているだろうか。

          絵のない俳画「七五三」俳句+

          絵のない俳画「息白し」俳句+

          息白し回転焼きをほおばれば  寒い季節、温かいもの、甘いもの、お腹を満たすものがほしくなる。  冷えた体と気持ちを温める買い食い。  ちょっとだけ罪の味。  でも、心の栄養にちょっとだけ必要だったりする。 *回転焼き、今川焼きなどを冬の季語とするかどうかは、その呼び名と同様に諸説入り乱れ、確たるものはないようですね。

          絵のない俳画「息白し」俳句+

          絵のない俳画「石蕗の花」俳句+

          庭石にあたる日差しや石蕗の花  少し早いが、紅葉のきれいな古刹を訪ねる。  木々もまだ紅葉しきっておらず、暦は冬に入っても日があたれば暖かい。  手入れの行き届いた庭は日当たりも良く、小春日和とはこういうことかと納得する。  日陰に入るとそれなりにひんやりするが、黄色い花が光を集めているようだ。  もし来られるなら、もう少し季節が進んだ頃再訪したい。

          絵のない俳画「石蕗の花」俳句+

          絵のない俳画「オリオン座」俳句+

          明けの空オリオン西に傾けり  この季節、朝起きると当たり前のように暗い。  見上げると星がきれいだ。夜の星より朝の星の方がいっそう輝いて見えるのはどうしてだろう。  夜にあっちにあったオリオン。今は向こうの方へ移っている。  見分けられる星座は少ないけど、こうして季節の移ろいを感じられるのは幸せなことだ。  オリオンが西へ西へと向かう頃、いっそう寒さが厳しくなる。

          絵のない俳画「オリオン座」俳句+

          絵のない俳画「鴨」俳句+

          水残る山田に鴨の休みおり  冬の始め。普通、田んぼに水は無い。秋に稲刈りしやすいように干されたままだ。  しかし、山間の小さな田んぼには水が残っているところが有る。水が抜けきらないのだ。秋の乾いた季節には何とか水が無くなっても冬になると水がたまる。  そんな条件の悪い田んぼでも、農家は懸命に米を作る。  なぐさめるように、はげますように、水鳥がやってくる。

          絵のない俳画「鴨」俳句+

          絵のない俳画「千枚漬け」俳句+

          母漬けし厚い千枚漬けうまし 「ねえ、これって大根の酢の物?」 「千枚漬けだよ!」 「いやいや、分厚いでしょ。千枚漬けじゃなくて10枚漬けくらい?」 「いいから。食レポは食べてみてからにして」 バリボリ 「あ!歯ごたえと食べ応えがあって味もよくしみてる。おいしいね!」 「でしょ!我が家秘伝のレシピよ。」 「でもまあ、やっぱり千枚漬けとはいえないかな?」 「えー。おいしいからいいじゃない」

          絵のない俳画「千枚漬け」俳句+

          絵のない俳画「木枯らし」俳句+

          木枯らしが吹き抜ける先遠い道 冬の早い日は暮れて薄暗い道をゆく その先はさらに暗く行く末は見えない 襟元をかき合わせ道を急ぐ でも どこへ 暗い寒い道を 行く末も定かでない道を 木枯らしに追われるように ただ歩く

          絵のない俳画「木枯らし」俳句+

          絵のない俳画「えのき茸」俳句+

          寄せ鍋やなぜか人気のえのき茸  寒くなるとお鍋にしたくなる。  案外簡単で楽だし、何より温まる。  難点は結構な予算となることだけど、具材を工夫するしかない。  安物の材料でも腕でカバーすればいいんだ。  暖かければそれだけでおいしいしね。 *えのき茸は秋の季語で寄せ鍋は冬の季語ですよね。はい、わかってます。わかってってやりました。

          絵のない俳画「えのき茸」俳句+

          絵のない俳画「立冬」俳句+

          今朝の冬起きれば暗い台所  いつもと同じ時間に起きる。  気がつけばいつからか朝は暗い。  人はいつから太陽や空を無視して時計だけ見て暮らすようになったんだろう。  とりあえず、お湯を沸かして一日を始めよう。  新しい冬の一日を。

          絵のない俳画「立冬」俳句+

          絵のない俳画「秋惜しむ」俳句+

          コンビニのスイーツ選び秋惜しむ  急に風が冷たくなったようだ。空の色も重い灰色になってきた。  冬がもうすぐそこまで来ている。  コンビニの菓子売場も少し変わってきた。栗やお芋からチョコレートへ。  寒くなって体がカロリーを求めてるんだ。と、自分に言い訳をして品定めに余念がない。  まだ食欲の秋だしね。

          絵のない俳画「秋惜しむ」俳句+