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お金持ちになれる思考

今回は、中桐啓貴(なかぎりひろき)さんの著書、
「日本でお金持ちになる人の思考法」という本を紹介します。

皆さんは、お金持ちと言うと、どのような人を想像しますか?
医者や弁護士、上場企業の社長など、お金持ちというイメージが
ある職業はいくつか思い浮かぶと思いますが、経営者や医者で
なくとも金融資産が1億円を超えている人はたくさん存在します。

そういった人たちは、一体どのようにしてお金持ちに
なったのでしょうか?本の内容を通して、お金持ちの思考を
教えてもらいましょう。




お金持ちの考え方

お金持ちの考え方について、3つの話をします。
その3つとは・・・

①資産を社会に還元する
②徳を積む
③謙虚さを学ぶ です。


①資産を社会に還元する

「稼いだお金で評価されたい」とか「お金をたくさん稼げる人が
偉い」
など、お金に固執している人はたくさんいます。
また、自分自身がそうだという人も少なくないかもしれません。

・・・ですが、そういう人の元にはお金は決して集まりません。
お金持ちの人は、お金が自分の手元に多く残っていることを
「偶然」だと言います。

・運に恵まれただけ
・優秀なビジネスパートナーに恵まれただけ

このように考えているからこそ、自分のお金をボランティアや
寄付などで社会に還元していこうと思えるのです。
そして、世界に目を向けても、子どもや家族に多くの資産を
残そうとは考えない人のほうが、お金持ちになる傾向が強いことも
分かっていますので、自分が得た資産を社会へ返そうとするのは、
お金との関わり方として、重要な考えの1つと言えそうです。

そうは言っても、社会人になりたての若いころは、お金を稼ぐことに
執着してしまうものです。それは、自分自身がお金を持って
いないのに、社会に還元ばかりしていても、自分を苦しめてしまう
だけなので当然の考えでしょう。

しかし、ビジネスを通して大きく成長できる人は、
「自分のために稼ぐ」から「社会にお金を還元していく」という
考えに変わるタイミングに巡り合うのです。
そのきっかけに巡り合った時に、お金を還元していこうと
思えるかどうか?

これがお金持ちになれるかどうかの境界線です。



②徳を積む

努力を続けている間は徳を積む期間と言えます。

古代中国の時代に生きた思想家である孔子は、
論語で「徳は弧ならず、必ず隣あり」と述べています。
これは、徳のある人には必ず理解者や協力者が
現れるという意味です。

徳は無私の行動によることで積むことができますので、
目の前の困っている人を助けたり、ボランティア活動に
参加するなど、全くお金にならない事を快く請け負うことで
徳を積み上げていくことができるようになるのです。

損得勘定を抜きにして善い行いができる、これがお金持ちに
なるための思考なのだと覚えておきましょう。




③謙虚さを学ぶ

全く同じ成功を収めた2人がいたとします、一人は成功の過程で、
失敗も挫折もありませんでした。もう一人は失敗や挫折を何度も
経験し、苦労の末にどうにか成功を掴み取ることができました。

あなたなら、どちらの人生がいいですか?

・・・・・

一般的には、失敗や挫折をせずに成功できるのであれば、
それに越したことはないと思うかもしれません。
しかし、お金持ちになれた人の多くは失敗や挫折を経験し、
苦労して成功した人なのです。

挫折を味わったことが無い人は傲慢(ごうまん)になってしまい
がちです。一方で、挫折はしたけれども何とか成功することが
できた人には、苦しい場面から立ち直った経験があります。
挫折から立ち直った人に、どうやって立ち直ったのですか?と聞くと、
「支えてくれた人が周囲に居て、応援してくれていたからだ」という
答えが返ってきます。 苦労して成功を掴み取ることができた人は、
支えてくれる存在が周りにいることを決して忘れません。

また、お金持ちになれる人というのは、常に自分の成長を
望んでいます。
成長しようと思う気持ちがあるから、
それを満たすために行動しています。
行動するから失敗することだってある。そして、その失敗を
乗り越えることを繰り返しながら成長していくのです。

お金持ちになれない人は成長欲が無いように感じることが
多々あります。

・どうせ上手くいかないから諦めよう・・・
・頑張っても無駄だし・・・

このように、出来ない理由を並べるのは誰でもできることです。
失敗したくないから行動しない。
そして、行動しない人に成長はありません。





お金持ちの性格

お金持ちの性格についても、3つに分けて話をします。

①悲観も楽観もしない
②短気は損気と考える
③縁を大切にする です。


①悲観も楽観もしない

お金持ちになりたければ、何事にもリスクを恐れず、積極的に
チャレンジすることが大切です。
「大丈夫、大丈夫」と、余裕がある人は大きな功績を残すことは
できません。それは、余裕があるのはリスクをとっていない
証拠だからです。

不安だから悩むのではなく、その不安を糧にして行動することが
大切です。そうやって 不安を糧に行動する一方で、
お金持ちになれる人は自分のことを強運の持ち主だと思っています。

不安だけど自分は運がいいと思っているからこそ、努力を続けていれば
いつか報われると信じているのです。努力して結果が伴った経験は
誰にでもあると思いますが、それは自分の努力だけが
その要因でしょうか?
程度の差こそあれ、運が介在していたということは
なかったでしょうか?
その運を信じることができるかどうかによって行動が違ってきます。

悲観的な人は自分のことを過小評価しているところもあり、
「どうせ駄目だろう」、「頑張ったって無駄だろう」と考えて
しまうので、リスクがある行動を起こそうとはしません。

努力を続けていれば、きっと運が向いて来る・・・
楽観はしないけど悲観もしない・・・

根拠のない自信を持っている人は、自分が強運の持ち主だと
信じています。そして、そう思える人だけが、自分を信じて
一歩一歩ゴールに近づいていけるのです。




②短気は損気と考える

お金持ちの人は、大抵いつもニコニコしています。
「お金があるから余裕があるんじゃないの?」と思うかも
しれませんが、それは逆で、余裕があるからお金持ちに
なれているのです。

短気は損気という言葉がありますが、腹を立てていれば
仕事に集中できないし、怒りをあらわにしてしまえば
人が近寄ってきません。ましてや手を出してしまえば
社会的な信用を落とすことにもなるでしょう。

口論して自分の正当性を主張しても、相手に反発心を与えて
しまうだけですから、怒りに任せて他人を非難したところで、
あなたにとってのメリットは何も無いのです。

今の腹立たしさを誰かにぶつけるエネルギーがあるのなら、
それを未来の資産を築くパワーに変えて、無駄な行動を起こしても
仕方がないと冷静になりましょう。




③縁を大切にする

お金持ちの人は、縁を大切にしています。

普通に生活していると、人と出会う機会は意外に少ないことに
気付きます。そんな中で、出会った人を大切にするのは
もちろんですが、出会いを積極的に求めていくことも重要です。

それは、人とのつながりがあって、ビジネスが成り立つと
知っているからです。

お金を生むであろうアイデアが思い浮かんでも、それを実現できる
人との繋がりがなければ、どうすることもできません。
縁を大切にすることの積み重ねによって、ある日、会うべき人に
出逢えるという訳です。





お金持ちの習慣

最後は、お金持ちの習慣ですが、これも3つのポイントに分けて話します。

①本を通して世界を広げる
②行きつけの店を持つ
③「応援してください」と言える です。



①本を通して世界を広げる

お金持ちの人には読書家がたくさんいます。本を読むのは、
「社会の変化を読み取るため」、「人生哲学を追い求めるため」
など、理由はいくつもあると思いますが、最も重要なのは
読書によって気付く力を得られることです。

限られた時間の中では、個人が経験できることも限られて
しまいますが、本を読むことでその限界を超えることが
できるのです。自分で経験できないことは、経験した著者から
教えてもらうことによって、自分の世界を広げることが
できるようになります。

そして、自分の世界が広がれば、それまでは全く気にならなかった
ことに気付けるようになるのです。読書を通して自分の視野を
広げることで、より聡明な人間になれるでしょう。




②行きつけの店を持つ

お金持ちの人は、行きつけの店を何か所か持っています。
その店は高級であるだけではなく、ホスピタリティの行き届いた
グレードの高い店である場合がほとんどです。
ビジネスとは関係ないと思うかもしれませんが、そういった
行きつけの店があることによって、人間関係をうまく
築くことができたりするのです。

大衆居酒屋やファミレスに特別感はありませんので、
お客様と距離を縮めようと思うのであれば、高級な店を
利用するのはとても有効な手段と言えます。

ここでは、行きつけであるということがポイントです。
見栄を張って、行ったこともない高級なお店に連れて
行っても、勝手が分からずアタフタしてしまえば
連れていかれた方も落ち着くことができません。

行きつけの店を持っているということは、お客様に信頼され、
親しくなるために重要な要素の1つと言えるでしょう。




③「応援してください」と言える

あらゆる本で言われていることですが、
「運」は行動と人間関係から生まれます。

行動し、努力し、そして言葉でも自分の気持ちを正直に
告げる。こうすることで必然的に運を引き寄せることが
できるのです。

言葉より態度で示せと言われることがありますが、
態度と同じぐらい言葉で伝えることも大事です。
自分が応援して欲しければ、その気持ちを
変に隠すべきではありません。

努力している姿を見てもらいながら、
「必死にやっているのですが、お客様がいなければ
やっていけないんです」と、直訴するくらいで
丁度いいのかもしれません。









ホームページ
https://yakuzen330941662.wordpress.com/

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