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痩せたいと思いますか?

食欲は人間の本能的な欲求ですから、「痩せるぞ~」と思っても
簡単に食欲を抑えることはできません。
それは、縄文時代から始まった人類の歴史が、永い間空腹との
闘いだったからかもしれません。

空腹でも生きられるように進化し続けてきた人間のからだは、
急に訪れた飽食の時代に対応できていませんから、
高血圧、糖尿病、脂質異常症などの病気は、食生活の
変化によって引き起こされた可能性があります。

分かってはいるけれどやめられない・・・

満腹でも満足するまで食べてしまう・・・ですよね。

ということで、今回はテキーラ村上さんの著書
「痩せない豚は幻想を捨てろ」という本の内容を紹介します。

幾度となく様々なダイエット法を試し、そして挫折し、お金と時間
だけが無くなってしまい、減るどころか増えていく体重に
頭を抱えている人にとっては好都合の内容です。

本文中で著者は、「痩せたいのにポテチ食べるとか基本的に
甘すぎるのよね」
とか「頭の中に角砂糖かなんか詰まってるんじゃ
ないの」
と言い放っており、ダイエットに失敗してきた人を
煽るような書き方をしています。

本の内容を通して、ダイエットの現実と向き合いましょう。




第一章 脱・デブメンタル

あなたのダイエットは何故続かないのでしょうか?

・・・・

それは、あなたがダイエット思考になってないからです。
思考停止しているデブは一生痩せることができません。
飲むだけで痩せるサプリとか、履くだけで痩せるスパッツとか・・・
こういったものに興味を持ち、買ってみようかと思ってしまう時点で、
あなたのダイエットは全く違う方向を向いてしまっているのです。

痩せるという商品の微かな希望にすがりつき、期待に胸を膨らませ、
痩せた自分を想像する・・・・
ダイエットとはそういう事ではなく、現実をしっかりと見つめる事から
始めていきましょう。

まずは鏡の前に立ってください、自分に言い訳をして、自分のことを
甘やかしてしまった過去の結果が、今のあなたの姿です。
普段はいろんなことを疑ってかかるのに、なぜダイエット広告は
信用してしまうのでしょうか?
確かに、辛いダイエット中に飛び込んできた痩せるという商品は、
魅力的なのかもしれません。

しかし、ここで冷静にならなければなりません。

「なぜ、このサプリを飲むと痩せるのだろうか」
「体の中で何が起こって痩せられるのだろうか」

自分でしっかりと調べてみましょう。
有名な医者が監修しているから・・・
芸能人が宣伝しているから・・・

そんなことは痩せる理由とは全く関係のないことです。
ダイエットとは考え方そのものであり、痩せるロジックを
考えていない時点で、まだダイエットが始まってすらいない
という事を理解してください。




第二章 モチベーションを維持する方法

ダイエットは体に負荷をかける行為なので、どうしたってモチベーションは
下がってしまうのですが、そんなあなたにダイエットのモチベーションを
確実に維持する方法をお伝えします。


しかし、その前に1つ質問させてください、
あなたは何故痩せたいのですか?

「俺はぽっちゃりでお腹出てるけど幸せだよ」とか
「標準体重よりも上だから、何となく痩せなきゃと
思ってます」という人は、今すぐこの本を閉じて
好きなようにしてください。
そのような人は、痩せることが出来ない人ですから・・・・・

痩せたいと願い、ダイエットに成功する人の理由は、
根本的にはたった1つしかありません。

それは・・・・

痩せることで幸せになりたいということです。

例えば、好きな人に告白して幸せになりたいとか、
痩せたらカワイイ服を買いに行きたいとか、
痩せて健康な体を取り戻したいとか・・・・

痩せて幸せになりたいと思う心があるのなら、
あなたのダイエットは必ず成功します。

『痩せたい vs 食べたい』では、当然ですが
食べたいが勝ってしまいます。
しかし、食べたい気持ちが勝ってしまう理由は、
実は意志が弱いからではないのです。

あなたがダイエットに挫折してしまう理由、
それは『痩せる理由が明確ではない』からです。

結婚式を前に、ダイエットを成功させる女性は多くいますが、
それは結婚式でウエディングドレスを綺麗に着たいからです。
必要に迫られた目標が明確にあるからこそ、
ダイエットに成功できるのです。

ということで、まず最初に自分へのご褒美をぶら下げましょう。
あなたにとってのご褒美は何ですか?
例えば、いつか北海道へ旅行したいと考えているなら、
ダイエットをする前に飛行機やホテルを調べて
予約を入れてしまいましょう。
北海道の観光地などで美しくなった自分と写真を撮り、最高の
思い出作りをするための計画を立ててしまうのです。

これであなたのダイエットはほぼ成功しています。
あとは北海道旅行の日まで、あなたはひたすら
美しくなることに励めばよいだけです。
後に引けない状況を作ると、食べたいという考えがそもそも
浮かばなくなりますが、それはなぜかというと、
お金を使ってしまっているからです。

今日は食べるけど、明日からまた気持ち新たに始めよう・・・
などと言っている場合ではなくなってしまった状況が、
あなたのダイエットを成功に導いてくれるのです。




第三章 空腹の幻を打ち破る

ダイエットを始めると「あぁ、腹減ったな~」と
思ってしまいますよね。
そんな方にお伝えしなければなりません。
あなたのお腹は減っていません。書き間違いではありませんよ、
あなたのお腹は減っていないのです。

食事制限をしていると、少し食べただけでお腹いっぱいという
気持ちになりますが、そもそも胃が伸び縮みすることはありません。
少し食べただけで満腹になるのは、脳がお腹いっぱいと
感じているだけなのです。

普段お腹が空いたと感じて食べているのは、本当にお腹が
空いているわけではなくて、食べたいから食べている、
あるいは時間になったから食べている、ということです。

「いやいや、自分は本当にお腹が空いているんだよ」という方が
いれば、そんなあなたにお聞きします。
では、自分が嫌いなものでも食べたいですか?
例えば、カメムシのような匂いがするパクチーは
どうですか?食べたいですか・・・・

人間は本当の空腹に直面すると、嫌いなものでも美味しいと
感じることができるそうです。
人間は、十分な水さえあれば1カ月くらい生きられますので、激しい運動を
しなければ、2週間くらい水だけで生活しても全然大丈夫です。
何でもいいから食べたい、死の危険を感じる、このレベルの
空腹が本当の空腹です。

日常生活で空腹を感じている時こそ、脂肪が減っていく時なのです。





最終章 テキ村式ダイエット法

まとめになりますが、ダイエットの方法自体に
斬新なやり方などはありません。
体重だけに執着してしまうと、水分摂取量ですらも気になり、
危険なダイエットになってしまう可能性がありますから
気を付けてください。

ダイエットの成果は体重ではなく、どんな行動を自分がしているか?
食事の内容やタイミングをしっかりとコントロールできているのか?
ということで判断しましょう。
努力をするというのは精神力(メンタル)が最重要です。
当たり前のことを当たり前にやれば失敗はありません。

ダイエットに限らず、未来の自分を変えるのは今日の自分です。
今日の自分が明日の自分を救ってあげられるような、
そんな生き方ができたら素晴らしいことですね。




今回ご紹介した本はいかがでしたか?

ダイエットに関連して、私から皆さんに知ってほしい事実があります。
毎年11月14日が何の日かご存じでしょうか?

世界糖尿病デーです。


糖尿病は今、世界の成人人口のおよそ9.3%となる
4億6,300万人が抱えている病気だそうです。
一般的には死に至る病気との認識が薄いと思いますが、年間実に
500万人以上が糖尿病によって引き起こされる合併症などで
死亡していると言われており、これは世界のどこかで、6秒に1人が
糖尿病に関連する病気で命を奪われている計算です。

このまま進むと、世界の糖尿病人口は、2045年には約7億人に
達することが予想されています。
糖尿病患者の増加は特に発展途上国で顕著に見られ、経済成長、
生活水準の向上、教育改善の大きな妨げとなっています。

日本国内でも、2016年に実施された糖尿病実態調査によると、
約1000万人の「糖尿病が強く疑われる人」が存在し、
「糖尿病の可能性を否定できない人」も約1000万人おり、
合計で総人口の15%を超える約2000万人の糖尿病患者および
予備群がいると推定されています。

糖尿病の重症化予防のためには早期発見・早期治療が重要だと
言われているようですが、そもそも糖質の摂取を適量にすれば
良いだけの話です。(炭水化物のデンプンは体内で糖質に変化します)

実はご飯やパンなど炭水化物の摂取を抑えた方がよくても、
米を作っている人たちが困るので大々的に言えないのではないか?
お金が絡んでくると、本当に国民のためになる情報を
伝えることができない現実があるのではないかと思うのです。

清涼飲料水でも同じことが言えます。
砂糖をたっぷり溶かしたジュースは美味しいかもしれませんが、
糖尿病になってしまう可能性があります。
しかし、飲料メーカーがテレビ番組のスポンサーになっていると、
「甘い飲み物は体に良くない」とは言えません。

さらに、飲料メーカーからの多額の税収を考えると、政治家だって
「甘い飲み物には糖尿病の危険がある」とは言えないでしょう。

飲料メーカーだけが悪い訳ではありませんが、日本国民全員が
正しい栄養の知識を持たなければ、糖尿病予備軍は
さらに増えると思って間違いないでしょう・・・・

世の中には本当のことを言わない状況があります




世界の糖尿病患者の増加について、発展途上国で顕著に見られる
ことから分かるのは、食糧不足によって糖尿病になっているのでは
ないということです。
日本国内にいる約2000万人の糖尿病患者および予備群の方も
そうですが、正しい栄養知識を知らないことによって
病気になってしまった可能性があります。

栄養学の常識は、ある時から急に変わることもありますので、
最新の栄養知識を入手するように心掛けましょう。
あなたの健康は、あなたが食べたものによって
支えられているのですから・・・・










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https://yakuzen330941662.wordpress.com/

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