2023年06月26日
東京は晴れ。しかし蒸し蒸しとする天気である。本日は月曜日。蒸し蒸しの月曜日。
本日は労働の日。朝の6時頃に起きて仕事へ向かう。帰宅するともう19時。明日も労働に向かわなければならない。風呂にも入らなくてなくてはならない。夕食も食わなくてはならない。そんな労働の夜に私に与えらえた自由な時間は3時間弱というところであろうか。この3時間をどのように有効に使うか。そこのところが肝心である。将棋をやっている場合ではない。将棋に長い時間を割いている場合ではない。
本。ドリアン助川氏の『新宿の猫』を読んでいる。詩。この小説では詩が大きなモチーフとして使われている。小説自体ももちろんドリアン氏のオリジナルであるならば、作中の詩もまたドリアン氏のオリジナルだと思われる。作中に登場する猫についての詩が多い。そしてこの詩が作品に気持ちのいいリズムを与えているように思える。詩というものをモチーフにした小説。あまり読んだ記憶がない。他にもあるのであろうか。ドリアン氏の作品には心に引っ掛かる言葉が多く登場する。「選ばれていない時が選ばれている時」。この作品ではダントツでこの言葉が心に残っている。今のところ。
明日も労働の日。お泊まりでの労働の日である。こうして日々働きながら日々ポツポツと何かを書いて私の人生は暮れていくのであろうか。そのことを恐ろしくも感じるが、一方でそれもまたよしとも思っている。その他に自分が良しとする選択肢が思い浮かばない。仕方のないことなのだろう。良くも悪くもこうして暮れていくしかないのであろう。それならば精一杯暮れることにしよう。暮れ切る前にきっといいこともあるだろう。
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