世界を騙したバンド『Panicland』①
みなさんGreen Day(グリーンデイ)というバンドをご存知ですか?
1987年にボーカル Billie Joe Armstrong(画像左)、ベース Mike Dirnt(画像中央)、前任ドラマーの3人によって結成。
メジャーデビュー前に現ドラマー Tré Cool(画像右)加入。
1994年のデビューアルバム『Dookie』は世界中で大ヒットし、いきなりグラミー賞の最優秀オルタナティブ・アルバム賞受賞、2004年の『American Idiot』では最優秀アルバム賞を受賞、2015年にはロックの殿堂入りを果たし、
2019年の時点でアルバム総売上は6,500万枚を超え、グラミー賞5度の受賞経験を誇る。
獲得した賞やトロフィーが多すぎてもはや家ではドアストッパーや文鎮として使われてそう
そんな勢いで今なお売れ続けてる
世界的モンスター級のロックバンド Green Day
そんな凄いバンドが2020年にリリースした現時点での最新アルバム
『Father of All Motherfuckers』
アメリカ全土に張り出された広告には
ゲストフィーチャリング無し
スウェーデン出身のソングライター無し
トラップ・ビート無し
純度100%正真正銘のロック
と各方面に喧嘩を売るようなキャッチコピーから見て取れるように、かなりの自信作に思える。
しかしリリース後各誌のレビューを見てみると
☆3以上がほぼ無い
音楽系YouTuberのレビューでも酷評だらけ
バンドのコメント欄も曲数、各曲のあまりの短さ、そもそもの曲自体のクオリティーに対する批判で大荒れ
筆者自身リリース当時初めて聴いた時、
前作から4年待ってコレ…?ってなった覚えがある。
そしてそのあまりのクソっぷりにファンの間ではある噂が立ちはじめた
「仲の悪いレコード会社との契約が今回で切れるから敢えてクソアルバムを出して、良い曲は移籍後改めてリリースすんじゃね…?」
そんな中、詳細不明のレコーディングスタジオ内をこっそり撮影した写真や動画が数回に分けて謎のアカウントにより投稿された。
写真には今まで誰も見たことないGreen Dayと思しきバンドのレコードが積み上げられており、
また別の動画のバックで流れる曲の声がボーカルのBillie Joe Armstrongにソックリなのである。
バンドメンバーが近年受けたインタビューで出したキーワードや自身のSNSに投稿した画像、リーク写真にあるアルバム名、謎アカウントの名前とバンドメンバーが好きな番組の共通点などなど
様々な点と点を世界中のファンが考察し、
それらを線で結び、
実際にGreen Dayである事がいよいよ現実味を帯びた頃
とある動画がYouTubeにアップされた。
投稿主はカナダのアマチュアバンド『Panicland』
動画のタイトルは
We Made a Fake Green Day Album.
Fans Said It Was Real
訳すと
『架空のグリーンデイのアルバム作ったらファン騙せたwww』
は?
②へ続く
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