手取り10万円現地採用の出社ルーティン
こんにちは
フィリピンで手取り10万円で働いていましたが、クビになり現在は日本に帰国し、ど田舎でリゾバしてます。
さて、晴れてクビになったので今までベールに包まれていた手取り10万円の社員が一体どんな風に勤務しているのかその実態をお教えしたいと思います
これを見れば、なぜこんなゴミみたいな給料なのにやってこれたのかが分かると思います。
本当はというと今のバイトではパソコンを使うことが全く無く、タイピング力を維持するために未だにフィリピンでの出来事を擦りまくった記事を書いています。
前職で得た唯一の社会人としてのスキルがタイピングなので
証拠
ルーティンを紹介する前にまず本当に手取り10万円という証拠をお見せします
給料明細です
税金?を引かれるとぴったり4万ペソ
×2.5すると10万円になりますね
今は円安なので2.7ぐらいなのでもうちょっと高いです
ちなみに今のフィリピン現地採用給料の相場が7万ペソくらいなので本当に低いです
6半時 起床
6時半に起きてとりあえずタワマンの高層階の窓からその日の天気をチェックします
これだけ聞くと優雅ですね
1日のうち優雅なのはここだけです
そして昨日のうちに準備しておいた洋服に着替えます
出社コーディネートについては別の記事で詳しく書いてるのでそっちを見てください
とりあえず歯を磨きます
終わったらグラブタクシーを呼びます
そしたら弁当を持ち部屋を出ます
大体この時の時間は6時35分から40分の間です
起きて数分で家を出ます
そしてコンドのロビーでタクシーを待ちます
時期によってタクシーが来る時間はまちまちです
混んでる時だと余裕で20分ぐらい待ちます
7時〜7時10分 会社に到着
始業時間は7時なのですが、大体いつも時間ぴったりか遅刻しています
元々会社の社風が緩いのとフィリピンの交通事情のクソさは全員知っているので遅刻にはとても寛容です
あとこの時間に出社する日本人は自分しかいなのでシンプルに遅刻し放題です
それと、これはフィリピン就職あるあるだと思うのですが、引きこもり職歴無しニートでも海外で就職すればほとんどのフィリピン人スタッフが部下になるため、あっちからしたら上司の遅刻を咎めることはできないので何も言われたことはないです
さて、出社してとりあえず自分の席に着き、パソコンを開いて朝イチで確認しなければならないことだけ確認します
確認だけしてとりあえず急ぎではないものは全て放置します
仕事はここで一旦終わりにします(数十秒メールとチャット確認しただけで、特に何も仕事はしてない)
まずは持ってきた弁当を冷蔵庫にしまいます。
そしたら、ウォーターサーバーの水を家から持ってきら空の2リットルペットボトル×3本に汲みます
フィリピンでは水道水を飲むことができません
なので飲み水を買わなければなりませんが、月の生活費6700円の自分にとってはたかが数十円でも痛い出費です
だから会社から頂戴します
飯は数日食わなくても死なないですが、いくらフィジカルモンスターでも水は飲まなければ死んでしまので、この作業は他のどんな仕事よりも失敗できない重要なタスクです
それが終わったら自分のデスクに戻り家から持ってきたガジェット類を充電します
Iponeといった会社の業務で使うものだけには止まらず、バッテリーや仕事と全く関係ないスピーカー、ワイヤレスイヤフォン、プロジェクター、自前のMacbook、とにかく自分が持ってる全ての電気機器を仕事場で充電します
ちなみにこれらは隠すことなく堂々とデスクの上で盗電してました
何なら上司のデスクの上にあるコンセントでやってました
飲み水の確保、充電が完了したらようやくゆっくりできます
9時にならないと他の日本人社員は出社してこないので、存分にだらけます
持ってきた朝飯を食いながらYoutubeを見たり、外出して用事を済ませてきたり
と、好き勝手やります
そうこうしてると、9時になり日本人スタッフが出社してきます
ここで一応聴こえるか聞こえないかの声で「ザス」(おはざす)と言います
この時もパソコンのYoutubeから目を離すことはしません
日本人が出社したら溜めておいた仕事にようやく取り掛かります
といっても大した量はないので速攻で終わらせるとあとはひっったすらフリータイムです
Note書いたり、日ぷ見たり、個人的な航空券の購入、友達とLINE、家計簿をつけたり、私生活でやらなければならない細々とした口座残高の確認、旅行の計画、光熱費の支払い等、家ではめんどくさくてやりたくないことは全て会社で済ませてました
自室では集中できなくてつい横になってしまったりしたので、ちょうどよかったです
12時 昼食
そんなことをしてるとお昼の時間になります
自作の原価40円程度のお弁当を食らいます
この弁当は中身が全て固定されていて月に一度一気に作り置きして冷凍してました
今思えば良くもまあこんな飯を半年以上食えたなと思います
昼食が終わり天気が良かったりすると外にお散歩に行きます
お昼休憩は1時間ですが、特に気にすることなく何となくの時間で仕事に戻ってました
13時 午後の業務開始
1時間席を空けたのにも関わらず特に何もすることはないので、またもや好きなことに勤しみます
感覚としては、フリーWi-Fi、飲み水、充電有りのカフェで好きなことしながら仕事が来たらその都度取り掛かるというイメージで出社してるという感覚がほぼ無かったです
14時20分〜14時55分 締め作業
さて、14時を過ぎたら15時の帰宅に向けて締め作業をします
まずは、洗って乾かしておいたお弁当箱をリュックにしまいます
キッチン?に行ったついでにたらふく水を飲んでおきましょう
そしたらペットボトルとは別に持ってきてる水筒に溢れんばかりの水を汲みます
その流れで排便します
基本的に朝飯食った午前中に1回、昼食食った後の午後に1回の計2回はしてました
職場で排便なんてなんぼしても良いですからね
充電、飲み水の確保に続いて重要な使命なので必ずうんちしてから帰宅しましょう
14時55分 帰宅準備
15時業務終了なのでぼちぼち帰りの支度をします
まずは絶対に定時に帰るという心意気を表す為に椅子から立ちましょう
そしたらフル充電になったガジェット類をバックパックに終います
次はグラブを呼びます。終了と同時にタクシーに飛び乗りたいので時期により配車の時間は調整します
あとはもうパソコンをしまうだけの状態にしときます
自分の会社はゴミカスクソボケだったので、なぜか15時から顔出しでZOOM会議?的なのがありました
15時までの勤務にも関わらずこれは出ろとボケナスゴミ命令が下されてました
しかし、15時で私の仕事は終わっているためパワー0というか、会議には出席するものの、画面上はLINEしたり携帯いじったりして終始無言の上内容も何も聞いてませんでした
そもそも会議というか会社の特徴的に日本人社員同士あまり顔を合わすことがなかったので挨拶的な意味合いでのZOOM会議だったのでいつも1.2分で終わってました
が、たまに仕事に全く関係ないプライベートな話で3分以上続くことがありそういう時はかなりイライラしてました
あのさあ、、こっちはもうタクシー呼んでんだわ。グラブタクシーは到着してから5分以上経つと追加料金が発生する場合があり絶対に払いたくないのでそういう時はオフィスで猛ダッシュしてました
ゴミカスクソボケ会議が終わった瞬間にZOOMから退出し、そのままの勢いでパソコンを閉じイヤフォンを引っこ抜き、めっちゃ雑にとりあえずリュックにパソコンを放り込みます。この間わずか0.5秒です
そして立ち去ると同時に「れっす」(お疲れっす)と帰路の方に顔を向けて言います
そしてタクシーに乗り込みおさらばです
お気づきだと思いますが、出社して帰宅するまで「ザス」「れっす」しか言葉を発してません。
もちろん業務上の話はしますが、で個人で完結できる仕事が多いのでそれ以外の会話は一切しません
半年以上雑談した記憶がありません。
ちなみに日本人の社員6人しかいないのにずっと間違った名前で呼ばれてました
余談として、自分は現地採用なので祝日はフィリピンのカレンダー通りでしたが、会社の特性上日本人相手に商売してるので日本が祝日の時はやることがなくまた、日本人社員も休みなので出社せず朝イチメールだけ確認して後は勝手に休日としてました
なので祝日が二倍となり体感として年間休日150日くらいありました。
これはとてもラッキーでした
振り返り
なぜ私が手取り10万円というゴミカス給料でやってこれたのかわかったと思います
答えは何にも気を使わずに好き勝手してるだけで10万円もらえてたからです
今普通のバイト先で普通の人達と働いてますが、笑顔で挨拶、雑談をし冗談を言い、みんなで協力して仕事をするのが新鮮で楽しいです。
それと同時に、昔の仕事に対して「あれは何だったんだ、、、?」となり本当に本当に異常な空間にいたんだなと思います。
好きとか嫌いとか以前に今は怖いと思っています
2023年度も後数分で終わりですが、とにかく新しいことに気づきまくった1年でした
来年度はその気付きを生かしたいと思っています。
終わり
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