中途半端に旅の思い出録㉙山形市

ごきげんよう。日本の全47都道府県を旅行した私が旅の思い出を振り返る企画。29回目です。様々な思い出に改めて触れて失敗しかしないけど、それでもそれなりに楽しかったなと思います。今回もそういう思いを振り返ってみますのでお付き合いください。では行きましょう。

山形県・山形市
東北地方は好きなんですが、山形は少し地味なイメージ。今回は初の山形に行った際のアクシデントが中心になります。行ったのは山形市ですね。
行ったのは某年の7月からの旅行。最初に飛行機で山形市に行きつつ、一日ごとにJRで新潟、寺泊、、直江津、魚津、能登島、福井と日本海を大阪に向かって南下していくという訳の分からない旅ですね。かなり無駄でしかないですね。休みを1週間使ってこういう旅をしましたが。実際は水族館をめぐっていくという、一応意味はあったんですけどね。
さてそういう訳で最初が山形だったんですが、そのスタートがいきなり台風襲来でした。私の人生でこの時まで昼間に台風が来ることはほとんどゼロで、台風が来るときは夜中に通り過ぎるだけでした。依って、学校でも台風で休んだことは一度もありません。この山形へ行く日までは仕事も台風で休みはなかったですね。その時までは、それが旅行行く初日に台風。まだ台風は来てないので一応空港に行きましたが、結局台風で飛ばずにキャンセル、慌てて新幹線に移動して何とかチケットを取りましたが。東京まで行ってさらに山形まで乗り換えるのでその日の予定がすべてパーでしたね。まあでも新幹線が走っただけマシで、行けなかったら全日程1週間分キャンセルでしたからね。しかし、山形に1日しかいないのに、新幹線だと着くのがほほ夕方。山寺に行きたかったけどとりあえず行けず。後にツアーで山寺に行きますが、初山形は実に薄かったです。山形じゃなく、台風の話ばかりですね。
翌日は鶴岡に行った後、新潟に行ったので、タイトルなのに山形市の事が皆無ですね。その後の人生では、昼間の仕事中に台風が来ることも何度かありました、私が働いていたのは素敵なブラック企業だったので、仕事は生身で配達する屋外の配達業なのに、台風警報が来たら帰ってこいと追い出され、配達先の山の上で台風が来てしまい、看板が飛んでる中でバイクが倒れて立てられず死にかけた素敵な記憶があります。そう思えば新幹線で山形へ行ったくらいはいい思い出ですね。
せっかく日記があるのに何も起こらなかったのでとりあえず山形と関係ないけど書いときましょう。先ほど東京行きの新幹線に乗った話はしましたが、その新幹線の隣がバカ親子で、東京までの3時間ずっと大騒ぎ、馬鹿親も知らん顔で騒がせていたのに、東京に着く3分前にオッサンが初めて「やかまし―」と言って思わずこけかけました。今更言うなよ馬鹿。
そのガキもずっと前の席の禿げたおじさんの椅子をずっと叩いていたので、このおじさんが怖いヒトで喧嘩になればいいのにとひそかに思っていましたが、東京駅に着くと、おもむろに袈裟を着て行っちゃった。お坊さんだったのね。多分徳を積んでたんでしょう。まあ、私もそうとう徳積んどるけど。

閑けさや 台風飛んでく 蝉の声

山形の記憶は台風以外考えられません。いつかまた山形を訪れていい思い出に置き換えたいです。 それではまた。ごきげんよう。

頑張ります。