リーダーの成長と価値観に関する定性的研究
vol.0019
Ⅰ.はじめに
本研究の主要な「リサーチクエッションを「リーダーとして成長する過程で、マネージャーはどのような価値観を持つようになるか」と定義する。
Ⅱ.先行研究調査
本研究ではリーダーシップを、Yukl(1998)を参考に、組織の活動を導き促すようにある人から他の人に対して影響を与えるプロセス、と定義する。人がリーダーとして成長するとは、経験的現象として、リーダーシップを発揮することで組織の成果を上げる用意なること、すなわち、阻止医の活動を導き出すように組織の成員に影響を与えることで、実際に組織の成果を上げるようになること、捉える。
先行研究によると、個人の内面の変化や成長は、アクション・ラーニングを通じて、気づき(e.g.Pratt.2000),意味づくり(e.g.Isabella,1990)、価値観の内在化(e.g.Kelman.1958)、姿勢・行動の変化(e.g.Lord&Brown.2001)という一連のプロセスを繰り返し経験しながら進むことが議論されている。
2、価値観
Lord&Hall(2005)は、リーダーシップを開発可能なスキルと捉え、リーダーを新米、ミドル、エキスパート、3つの発達段階に分け、各段階におけるリーダーの内面の特徴について議論している。
Schwartz(1992)は、人間の価値観を、10種類の価値観(博識、善行、調和、伝統、秩序、権勢、達成、快楽、刺激、事件)とそれらを統合する4種類の価値(自己超越、保守、自己紅葉、変化に対する受容性)として整理した。
今日の私の面白Point:こうやって進めるんだ!
内容もさることながら、論文とはこういった風に書き進めるものなんだ!というのがよーくわかるものだった。先行研究から言葉をひとつひとつ定義し、先行研究の内容を参考に自分の研究を進めていく。先行研究を調べているからこそわかる次の一手を打ち、さらに先行研究と比較し、考察していく。
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