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あなたはこの1年成長した?マネジャーが自分の成長を知る方法

マネジャーになってから褒められない?

マネジャーになる前は、褒めてもらうこともあれば、マネジャーやメンターなどの先輩方から成長したポイントをを教えてもらえる機会もありました。
でも、マネジャーになると褒めてもらうことって少なくなりますし、どちらかというとマネジャーとしての改善点をフィードバックいただくことの方が多いように感じています。
マネジャーの皆さんはどう感じていらっしゃいますでしょうか。

マネジャーとしての改善点をフィードバックいただけることはとてもありがたいことです。次の成長につなげていきましょう。
でも、その前に…

昨年いただいたフィードバックって改善できているでしょうか。
そもそもこの1年、どのくらい成長できているのでしょうか。

マネジャーになると自分自身で成長を知る機会を自ら作っていかないと、なかなか成長実感がなかなか持てないかもしれないですね。

マネジャーが自分の成長を知るべき理由

「こんなに頑張ってきたんだからきっと成長してるだろうから、わざわざ知る機会を持たなくてもいいかもしれない」
と思う方もいらっしゃることでしょう。

でも、Andyコーチは、マネジャー自身も自分の成長を知る方が良いのではないかと考えています。
その理由は大きく3つ。

①成長を意識した方がより成長できる

日々の業務を遂行しているうちに、意識しなくても日々間違いなく成長していることでしょう。
でも、成長は意識して行った方がより効果的です。

そもそも成長とは、資格や数値化できる知識的なスキルもありますが、それらと同時に日々の意識や行動につながる気づきも重要な成長であると考えています。

成長の方程式として様々なものがネット上にありますが、Andyコーチの考え方に合う方程式を見つけたのでご紹介します。

(知識+経験)×熟考=気づき (=成長)

https://hrd.php.co.jp/hr-strategy/hrm/post-1269.php

いくら無意識的に知識や経験を積んでいたとしても、考えることしなければ一時的なもので再現性がないものになってしまう可能性があります。
得た知識や経験について振り返ることで自分の中で教訓化されていき、より成長できると考えています

②よかったことを見る習慣をつけれる

最初に述べた通りマネジャーになると、改善点、つまりネガティブフィードバックの方が多くなります。そうなると、自然にマネジャー自身もネガティブに目が行く習慣がついてしまう可能性が高いです。

人は、よっぽど意識しないと、自分がされたようにしか周囲に対してもできないと言われています。
つまりは、自分がネガティブフィードバックを多く受け、自分自身も自分に対してできていないところばかりに目を向けていたら、自分のメンバーに対してもできていないところばかりに目を向けてしまう可能性が高いということです。

メンバーに対してポジティブなフィードバックをしたいなら、まずは自分自身に対してもポジティブフィードバックをしましょう。

③メンバーに「一緒に成長しよう」と言える

マネジャーの役割の一つに人材育成があると思います。
でも、人材育成の人を持つマネジャーは全知全能ではないですし、成長しきった完成形ではありません。
だからこそ、マネジャーも自分自身の成長を意識している姿をメンバーに見せることは重要であると考えています。

マネジャーとメンバーは親子関係と少し似ているものがあると考えています。
よく、親が本を読んだり勉強をする習慣があったら子供も勉強する習慣が付きやすいとか聞いたことありませんか?
Andyコーチはいい得て妙だと感じていて、子にとって親の、メンバーにとってマネジャーの「状態」ではなく「スタンス」をマネするんだと考えています
確かにメンバーの立場からして、成長への意識が見えないマネジャーから「成長しよう!」と言われるよりも、成長を意識しているマネジャーから言われた方が納得感も意欲もありそうですよね。

マネジャーが自分自身の成長を意識することで、メンバーに対して「一緒に成長しよう」と言うことができますし、メンバーも成長に対するコミットメントが高まると考えています。

マネジャーが自分の成長を知るための3つの方法

では、意識しないとマネジャーは自分の成長を知る機会がない中で、どうすればマネジャーは自分の成長を知ることができるのでしょうか。
Andyコーチも実践している3つの方法をご共有します。

①メンバーと一緒に振り返り会を行う

メンバーと一緒にこの1年での成長と翌年度どう成長したいかについてシェアする場を持っています。

場を持つことで、マネジャー自身も考えて振り返らざるを得ない状態が作れますし、マネジャーの成長をメンバーに見せることもできます

方法としては、
・よかったところ(=成長したポイント)を3つ
・もっとこうすればよくなるはずと思うところ(=次の成長ポイント)を3つ
・来年はこうしていきたいという点(=次の成長に向けての投資ポイント)を3つ
シェアしあいコメントし合います。

ポイントは、「Good&More」という考え方を大事にしているところです。

Goodの反対語としては「Bad」があると思いますが、直訳すると「悪い」ですよね。
誰しも得意不得意がある中で、Andyコーチは弱みの克服ではなく、強みを伸ばす方に時間を割いてほしいと思っているので、「その人の悪いポイント」という表現は好きではありません。
「こうすればもっと強みが発揮される」という意味合いを込めて「more」を使っています。

この振り返り会に限らず、何かメンバーにフィードバックをするときには、まずはGoodポイントをまずを共有して、さらにこうするともっとよくなるよというMoreポイントを共有するようにしています。

特に年末・年度末/新年・新年度にはおすすめですので、ぜひ年明けにでもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

②コーチングを受ける

マネジャーになると日々様々な業務に忙殺され、なかなか自分で目標設定・成長の振り返りを自分自身で行える方は少ないかもしれません。
業務と比較するとどうしても優先順位落ちてしまいますしね。

そこでおすすめなのが、コーチングを受ける場を定期的に設けることです。
コーチングは基本的に、クライアントと一緒に目標を定め、そこに向けての思考面でのサポートをするものです。
つまりは、コーチングは人としての成長をサポートする仕組みであるともえます。

週末に1.5時間だけ時間をとれれば、自分の思考や無意識な領域を言語化して自分自身の成長を知ることができますし、次の成長に向けたネクストアクションを設定することができます。
日本だとまだまだ認知が低いのですが、海外だとコーチをつけているマネジャーが多いようです。Andyコーチのクライアントでも、長期休みにコーチングの時間を設けて振り返りを一緒に行う形をとっていらっしゃる方もいらっしゃいます。日々忙しい方にこそおすすめです。

Andyコーチもコーチングサービスを提供しておりますが、「Andyコーチが、コーチングをおすすめしている」=「Andyコーチのコーチングサービスをおすすめしている」という意図は持っておりませんので、ぜひコーチングに興味を持った際にはご自身に合った話しやすいコーチを見つけていただければと思います
(もちろん、その結果Andyコーチのコーチングを受けたいという方がいらっしゃればそんなうれしいことはありません。)

③毎年同じ質問に答える

突然ですが、「メンバーが成長するためにはどうすればいいと思いますか?」という質問に対してあなたはどう答えますか?
昨年のあなたならどう答えていたでしょうか。

毎年全く同じ答えになるかもしれないですし、変わるかもしれません。

・全く同じ答えだった
・違う回答になった

どちらにしても、そこには成長があると考えています。
全く同じ答えだった場合も、その回答への自信の強度が変わっているかもしれませんし、その背景にはその強度が変わる経験があったはずです。
また、違う回答になった場合は、その回答が変わる背景にどんな経験や学びがあったのかを振り返ることでそこに何かしらの気づき・成長があるはずです。

ここに思考を巡らすことで、自分自身の経験や気づきを振りかえり成長を実感することができるのではないかと考えています

これを実装しているのが、Andyコーチが運営しているnoteメンバーシップ「Salon de Andy」です。

「Andyコーチからの問い」の掲示板で毎週1問ずつ投げかけ、メンバーの方に回答いただいていました。
1年間かけて52問
きっと普段考えたことがないものは回答が難しいものもあったのではないかなと思います。
2024年も同じ52問を聞いていく予定です。

同じ質問をすると聞いて「意味ない」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも先ほどの説明でトリックとして(笑)納得いただけるのではないかと思います。

1年経ったら、同じ質問に昨年何と答えていたかなんて思い出せないですよね。
昨年こう回答したから…という思考は置いておいて、その時のありのままの自分で回答いただける期間だと考えています。
さらに、52問もあったら、かなりいろんな角度から自分を振り返ることができるはずです。

また、メンバーのうち希望者には、1年間のご自身の回答をまとめたエクセルをプレゼントします。(Andyコーチからのメッセージ付き(笑))

問いの力を感じていただきながら、自分の回答を振り返り、ぜひご自身の成長を知るきっかけにしていただければと思います

もしSalonに興味がある方は下記のnoteをご覧ください。また詳細についてご質問があれば、本noteのコメント欄やTwitterのDMで気軽にご連絡いただければと思います。


マネジャーの成長は意識しないとなかなか自分で認識する機会がないかもしれませんが、ぜひ本note参考にしていただき、まずはマネジャーのあなたが、そしてあなたのメンバー・チーム全体が成長できるような状態を作っていただければと思います

2023年のラストnoteです。
本年は、毎週、本noteを含めると52記事を発信してまいりました。
ご覧いただきました皆さま本当にありがとうございました。

2024年も引き続き毎週発信していく予定ですので、ぜひご覧いただけると、そして皆さんの学びの助けになると嬉しいです。よいお年をお迎えください。

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