見出し画像

メンバーと共に成長!失敗を学びに変える方法

あなたは、自分自身やメンバーの失敗に対してどのように向き合っていますか?
失敗することに抵抗を感じますか?

Andyコーチも、失敗をするとストレスを感じています。一時的な感情を考えると避けたいと感じます。
しかし、それを良いストレスに転換させることで自身の成長につなげられてきたと考えています。

失敗はネガティブなものとして捉えられがちですが、実は大きな成長のチャンスでもあります
失敗を適切に受け止め、その経験から学ぶことができれば、個人としてもチームとしても大きな飛躍が期待で切るのではないでしょうか。

本記事では、自分自身の失敗に対してだけではなく、皆さんが取りまとめているメンバーが失敗を通じて成長できるようにマネジャーとして何ができるかを考えていきます。

私たちは失敗して成長してきた

振り返ってみれば、子供のころは、私たちは数え切れないほどの失敗を経験し、それを通じて多くのことを学びましたよね

例えば、自転車の乗り方を覚える時には何度も転び、その度にバランスの取り方を学びました。
転んで怪我をしたことは失敗と言えるでしょう。でも、そこから学んで乗りこなせるようになったはずです。
絵を描くときも、最初は上手くいかず何度も描き直すことで、次第に腕を上げていきました。
スポーツをしていた方もそうでしょう。野球をしていた方は、最初バットでボールを打つことすらできなかったはずです。数えきれないほどの空振りを経て打ち方のコツを学んできたはずです。

これらの失敗は決してネガティブなものではなく、むしろ成長の糧でした。
失敗を恐れず挑戦し、その都度フィードバックを受けたり、失敗の原因をかんがえたりすることで、次に活かすことで私たちは少しずつ前進してきたんですよね。

思い出してみてください。
あなたにはどんな失敗をして成長してきたでしょうか。

私たちはなぜ失敗を恐れるのか

でも、なぜか私たちは大人になると急に失敗を恐れることが多くなった気がしています

「失敗から成長しよう」というのは頭で理解しつつもそれができていない背景は大きく2つあると考えています。
1つ目は、そもそも失敗を避けようとしているから
2つ目は、失敗をしてそれに蓋をしてしまい学べなくなっているから、と考えています。

1つ目の失敗を避けてしまう理由をまずは考えてみたいと思います。
Andyコーチは大きく3つあると考えています。

1. 社会的なプレッシャー

失敗を恐れる要因の一つは、社会的なプレッシャーがあるからだと考えています。

失敗は避けるべきものとされ、失敗した人に対して批判的な目が向けられる文化によるものです。
そのような文化があると、失敗を恐れる気持ちが強くなりがちです。
仕事において結果を出すことが強く求められると、失敗を恐れて新しい挑戦を避け、無難な方法で対応してしまうことがあります。進化やイノベーションが生まれない理由にもなっていますよね。

2. 自尊心への影響

失敗は自尊心に直接影響を与えることがあると考えています。

特にマネジャーとしての立場にある場合、部下や上司からの評価が気になり、失敗が自分の価値を低く見積もられる原因になるのではないかという不安が生じます
例えば、「マネジャーなのにこんなこともできないの?」といった評価に対する不安や恥ずかしさです。
このような感情が、挑戦を避ける原因となり、結果的に自己成長の機会を逃してしまいます。

3. 過去の経験

過去に大きな失敗を経験したことがある場合、その記憶がトラウマのようになり、再び失敗することへの恐怖が増幅されると思われます。
特に、この大きな失敗から学ぶという過程を踏んでいない場合は、同じ状況になっても対応方法を持っていないので、メンタルブロックがかかってしまうでしょう。

ーーーー

これらの理由で私たちはそもそも失敗を避けてしまっています。
共通しているのは、「失敗から学んでいる」成功体験がご自身に足りていない、またはそれを周囲に見せられていないことがあるのではないかとAndyコーチは考えています。

どうすれば失敗から学ぶことができるのか

「失敗から成長しよう」というのは頭で理解しつつもそれができていない背景の2つ目である、失敗に蓋をしてしまい学べなくなっていることからの脱却をするために、失敗にどう向き合うかのポイントをとして考えていることを共有します。

1. 失敗から目を背けない

失敗を経験した際にまず重要なのは、失敗から目を背けないことです。

今まで失敗を避けてきた方は、もしかすると失敗したとしても頭の中でなかったことにして振り返りを行わなかったかもしれません。
自分の弱い部分を見ることは初めは辛いことかもしれませんが、失敗を無視したり隠したりするのではなく、直視することで初めて改善の機会が生むことができます

失敗したと思ったら「学びチャンス来た!」と思えるようになったら、成長のブーストがかかることでしょう。

2. 失敗の原因を特定する

失敗に向き合う覚悟ができたら、次に必要なのは失敗の原因を特定することです。

失敗に対して、原因を「頑張れなかった」、ネクストアクションを「もっと頑張る」といった精神論では片づけてはいけません。
失敗は結果なので、その過程を思い出して、どこに成功と失敗の分岐があったのかを考え、原因を特定することが重要です。
その時には特定とまでいかなくても、仮説として持って置き、ネクストアクションを持っておくことが重要であると考えています
ネクストアクションまで失敗したときに考えておけば、突如同じような状況になったとしても、アクションの選択肢としてすぐに持つことができるからです。

3. フィードバックに感謝し真摯に対応する

失敗を成果に結びつけるためには、周囲からのフィードバックに感謝して真摯に対応する姿勢が重要です。

褒めるようなポジティブなフィードバックは周囲のメンバーも伝えやすいですが、改善を求めるようなネガティブフィードバックは伝える側もエネルギーを使います
ただ、その周囲からの客観的なフィードバックほど有益なフィードバックはないとAndyコーチは考えています。自分だけで考えるとバイアスがかかる可能性があるからです。

ただ、フィードバックを無下にしたり、改善の努力が見えないと、伝える側も伝えるエネルギーはムダだったと感じてしまい、フィードバックをしてもらえなくなることでしょう。
なので、まずは自分自身にとっては辛い内容でもまずはフィードバックをしてくれたことに感謝し、フィードバックを次に生かし真摯に対応することが重要です。

ーーー

失敗からの学びを得たい方は、こちらの「失敗の科学」という書籍がオススメです。
航空会社の事例などがあるので、具体性をもって失敗からの学び方を知ることができます。

メンバーに失敗から学んでもらうために

ここまで自分自身が失敗に向き合うための話をしてきましたが、ここからはマネジャーとしてチームメンバーが失敗を恐れずに成長し続けられるようにするための働きかけについて考えてみたいと思います。

1. マネジャーが失敗から学び成長している姿を見せる

マネジャー自身が失敗から学び成長することを体現することで、メンバーは失敗してもそこから学べばいいんだと思えるきっかけになります。
ポイントは、マネジャーが失敗やそこから学んだことをオープンに話すことだと考えています。
それによって、失敗は成長の一部であるというメッセージを強く伝えることができるはずです。

マネジャーが自ら、「失敗を過度に恐れなくてもいい」というチームの文化を作っていくことが重要だと考えます。

2. トラウマになるような大きな失敗はさせず小さな失敗を体験させる

メンバーが挑戦している時に、トラウマになるような大きな失敗はさせないよう見守り必要に応じて介入することが重要だと考えています。
トラウマになるような失敗は、次の挑戦に対するメンタルブロックになってしまう可能性があったり、場合によってはメンタル症状が出てしまう可能性もあると考えられるからです。

大きな失敗ではなく、代わりに小さな失敗を経験させ、そこから学び成長できたという成功体験をさせることで、メンバーに自信をつけさせることができます

3. 失敗に対する振り返りをする対話する場を持つ

メンバーがまだ失敗から学ぶ方法を知らない可能性があるので、メンバーが失敗を経験した後に、振り返りを行う対話の場を持つことは非常に有効だと考えています。

1on1のような場を設けて失敗の原因を特定したりネクストアクションを考える手助けができれば、メンバーが自らその思考を持つきっかけをつくれるはずです。
ただ事情聴取のようになってはメンバーも辛いと思うので、考えてもらえるような問いを立てるスキルをマネジャーが付ける必要があると考えています。


いかがだったでしょうか。
失敗を経験してしっかりと向き合うことで人は成長していきます。
あなた自身もメンバーも失敗を通じて学んでいく状態が作れれば、チームとしてどんどん強くなり成果が出るはずです。
Andyコーチ自身もふと「失敗しそう」とチャレンジを足踏みしてしまうことはありますが、「チャレンジしてそこから学ぶ」を今後にモットーに挑戦し続けます!
皆さんも一緒に成長していきましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?