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ヒリつくような事業成長を肌で感じたい。営業、エンジニアを経たプロジェクトマネージャーの挑戦

こんにちは!Finatextホールディングス 広報担当、ミヤカワです。

Finatextグループのメンバーを紹介していく社員インタビュー。今回は、大手企業からスタートアップまで複数の会社に勤務し、営業やエンジニアの経験を経てFinatextにジョインした太田渓佑さんに、お話を伺いました。

「自らの手で、新しい価値を生み出す」ことを軸に、挑戦できる環境を求めて転職活動を進められていた太田さん。どのような経緯を経て、Finatextに入社を決められたのでしょうか。

太田 渓佑(おおた けいすけ) - 株式会社Finatext プロジェクトマネージャー
大学卒業後、ネット求人広告、技術者派遣、受託開発の営業、新規事業開発を経験後、30歳でエンジニアに転身。Web・iOSアプリ開発、グロースハックなどを経験したのち、2016年にプロダクトマネージャーとしてUUUMに参画。インフルエンサーマーケティングツールのマーケティングに従事したのち、2020年にFinatextに入社。以来、保険事業でプロジェクトマネージャーを担当している。2児の父。

後悔のない人生を目指して、営業からエンジニアに転身

──よろしくお願いいたします!太田さんは、営業からキャリアをスタートされているんですね。

はい。就職活動中に、たまたまサイバーエージェントの学内説明会に参加する機会があり、「21世紀を代表する会社を創る」というミッションのもと20代を中心とした若手メンバーが新しいビジネスを生み出していることに感銘を受け、インターネット広告の営業職を目指しました。残念ながら同社への就職は叶わなかったのですが、求人広告サービスを手掛ける会社に入社し、新規営業に従事しました。2006年当時、まだまだ紙媒体の求人情報誌が多い中、その会社は「これからはネット求人広告の時代」というスタンスを掲げていて。ゲームチェンジが起こる可能性を感じてワクワクしていたのですが、ハードワークの日々が続いて心身ボロボロになってしまい、1年半で退職しました。

───新卒1年目からハードな環境だったんですね……。その後は、どんな会社で働いてこられたのですか?

ソフトウェア開発を提供する企業に転職し、再び営業職に従事しました。世の中に対して新しい価値を生み出そうとしている姿勢に惹かれたんです。実際に売上も毎年約2倍の成長を遂げている時だったのですが、リーマンショックのあおりで会社の売上が激減。新たに事業を立ち上げる必要性に迫られていました。

そこで、社長に直談判して新規事業チームに異動し、受託開発チームを立ち上げました。既存事業とのシナジーもあってある程度うまくいったのですが、エンジニアとの会話がわからないことだらけで、彼らと対等に話すことができませんでした。また、営業活動のためにいろんなアプリやウェブサービスを調べていたのですが、「こういうアプリがあったらいいのに」というアイデアを思いつくたび、それを自分で作ることができないことにもどかしさを感じるようになり、「エンジニアと対等に話せるようになりたい。自分でモバイルアプリを開発したい!」という気持ちが強くなっていったんです。

そして、30歳の時に受けた人間ドックで、大腸ポリープであることが判明しました。人生で初めて死を意識した時、スティーブ・ジョブズの「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」という言葉を思い出して。後悔のない人生を歩みたいと思い、エンジニアに転身しようと決意しました。

──営業からエンジニアへ、大きな決断ですね!

そうですね。そこから別のウェブ開発会社にエンジニアとして入社し、Ruby on Railsを使ったアプリケーション開発やSwiftを使ったiOS開発、Googleアナリティクスを使った分析などを担当しました。ですが、「自らの手で価値あるものを生み出したい」と思ってエンジニアになったものの、「20代前半からエンジニアとして活躍してきた人には勝てないな」と痛感してしまって。自分がこれまで培ってきた能力を活かしながらも世の中に価値を残せる仕事を求めて、インフルエンサーマーケティング事業を展開しているUUUMに転職しました。同社では、プロダクトマネージャーとして、PR、マーケティング、グロースなど幅広い業務を担当したのですが、「テクノロジーを使って世の中に価値を提供したい」という想いがなかなか満たされず、思い切って働く環境を変えることにしました。

入社の決め手は、林さんが語るフィンテックへの熱量

──数ある業界の中で、なぜフィンテック領域に注目されたのでしょうか?

1社目の求人広告サービスの会社で担当したこともあって金融業界には割と初期から興味を持っていたものの、「専門知識を求められる業界」というイメージが強く、自分が働くにはハードルが高いと感じていました。しかし、ここ数年で「〇〇ペイ」などのQR決済やブロックチェーン関連のスタートアップが続々と立ち上がり、金融業界の課題をテクノロジーで解決する会社、いわゆるフィンテック企業が増えてきました。そういう会社では、営業やエンジニア、デザイナーのほかに、プロジェクトマネージャーという職種もあって。これなら自分も挑戦できるかもしれないと思ったんですよね。折よく、転職エージェントからの紹介でFinatextを知り、当然のように興味を持ちました。

──フィンテックにもいろいろありますが、Finatextのどんなところに惹かれましたか?

面接を通してCEOの林さんの人柄や志に触れ、素直に「彼が思い描くビジョンに乗っかりたい!」と思ったんです。正直、Finatextはフィンテックスタートアップの一つに過ぎないイメージでしたが、林さんと話をする中で尋常ではない熱量を感じて。「ひょっとしたら、20年後には大手銀行と肩を並べることができるかもしれない」と夢を語られ、鳥肌が立ちました。

ちょうどパートナーが妊娠したタイミングでの転職だったのですが、出産や子育ての面での福利厚生が整っていたことや、働き方が柔軟なところも魅力でした。基本的に裁量労働制なので、朝早くから働いて夕方早めに終業することも可能です。また、私の場合は自宅よりもオフィスの方が働く環境が整っているので出社することが多いですが、「子守りをしたい」「集中して作業したい」などの理由でのリモート勤務も認められています。パートナーとも話し合い、「これなら家族が増えてもやっていけそう」と安心して転職を決めることができました。

着実な事業成長で、金融業界の台風の目に

──現在の仕事内容を教えてください。

SaaS型デジタル保険システム「Inspire」を保険会社などに導入するプロジェクトのプロジェクトマネージャー(PM)を担当しています。プリセールスから要件定義の策定、スケジュールやコストの管理、リリースまで、やることは幅広いですね。受注前は、保険会社の要望を受けて工数を見積もったり、「Inspire」導入でお客様の要望を実現できるかどうか検証したりしています。受注後には、プロジェクトキックオフ、要件定義、課題管理など、プロジェクトがスムーズに進行するためのあらゆるサポートをします。現在はお客様からの引き合いが多く、複数のプロジェクトを兼務しています。大変ではあるものの、短期間で複数のプロジェクトを遅滞なく推進するPM力が劇的に上がっているな、という手応えを感じますね。

──プロジェクトのありとあらゆる面に気を配りつつ推進するPM業務、これまでのご経歴もかなり活きているのでは?

はい。保険会社の担当者様とのやりとりでは、時に相手の表情や温度感を探りながら臨機応変に対応しなければならないこともあります。そういった場面では、これまでの営業経験がとても役に立っていると感じています。

──太田さんにとって、Finatextで働く魅力は何ですか?

「着実に事業が成長している」と身をもって感じられることですね。過去にシードラウンドのスタートアップに在籍したり携わったりしてきましたが、そのほとんどがPMFを達成できずに売り上げがシュリンクしていき、それとともにメンバーもどんどん辞めていきました。一方で、Finatextが手掛ける事業は大手企業からの引き合いも多く、売上も積み上がっている。どんどん事業が成長していて、組織づくりが急務になるなど、リアルな変化を日々感じています。

──保険事業においては、どんなところに成長実感を覚えますか?
「Inspire」はリリースからまだ3年しか経っていませんが、あいおいニッセイ同和損保、三井住友海上、東京海上、日本生命など、名だたる保険会社に続々と導入いただいていることは、本当にすごいと思っています。誰もが知る大手銀行と肩を並べるまでには至っていませんが、着実に金融業界の台風の目になりつつある気がしています。

タフで頼りがいのあるチームメンバーと働ける幸せ

──Finatextのメンバーを一言で表現すると?

一言でいうと、「金融を”サービス”として再発明する」というミッションに共感した人が集まった職人集団ですね。優秀かつ一緒に働いていて気持ちのいい人が多いです。あと、技術力も高い。保険業界の既存のシステムは昔の言語で書かれたものも多いのですが、私たちはモダンな技術でシステム自体を再構築しただけでなく、高いセキュリティ基準を要求する多数の金融機関への導入を、高速な開発スピードで実現しています。ウェブアプリケーション開発を知り尽くしたエンジニアがいないと、できないことだと思います。

──ズバリ、今、保険事業にPMとしてジョインする魅力は?

日本を代表するような大手企業のDXを、手触り感をもって支援できることです。特に、営業とエンジニアの両方を経験し、どちらの視点でも物事を見られる方は大活躍できると思います。ですが何より、タフで頼りがいのあるチームメンバーと一緒に働けることを一番に推したいです。難易度の高いプロジェクトやタスクをガシガシ進めることを、その人の名前を入れて「〇〇無双」と呼んだりするのですが、新しく入った方が「無双」できるようになるまで、私もサポートします。愚直に目の前の仕事と向き合いながら熱量高く働きたい方は、ぜひFinatextへ飛び込んでください!

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取材協力:株式会社ソレナ
撮影:宮川歩


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