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最強の開発チームと共に業界スタンダードを目指す。お客様の課題に正面から向き合うプロジェクトマネージャー

こんにちは!Finatextホールディングス 広報担当、ミヤカワです。

Finatextグループのメンバーを紹介していく社員インタビュー。今回は、保険ドメインでプロジェクトマネージャー(PM)を務める北垣マルシオさんが登場です。

未経験でエンジニアとなってから、15年間同じ企業で幅広い職務を経験した後にFinatextに転職してこられた北垣さん。キャリアチェンジの転機、今いるチームの魅力や思いを語っていただきました!

北垣マルシオ(きたがき まるしお) - 株式会社Finatext プロジェクトマネージャー
ITソリューションやゲームの受託開発などを手掛ける会社に15年間在籍し、開発、PM、人事部の立ち上げ、エンジニア評価制度の構築、カンボジアでのオフショア拠点の立ち上げおよび現地スタッフのマネジメントなどを経験。第一子の誕生をきっかけに転職を決意し、2022年10月にFinatextにジョイン。現在は保険事業のPMとして、パートナーと共にプロジェクトの成功に向けて邁進している。愛知県からフルリモート中。

自分の価値を上げ続けられる場所で戦いたい

──Finatextに来る前は、どのようなお仕事をされていたのでしょうか?

ITソリューションや受託開発などの事業を手掛ける会社で、15年ほど勤務していました。始めはクライアントとエンジニアの間に入り、コミュニケーションの橋渡しを担っていたのですが、エンジニアの方々と仲良くなるにつれて「未経験でもいいからエンジニアの業務を一緒にやってみないか?」と声をかけていただいて。エンジニア見習いとしてスタートしたんですが、クライアント対応を担当するうちにPM的な立ち回りをするようになりました。ほかにも色々と経験させてもらいまして、カンボジアでオフショア拠点を立ち上げるという話が出た際には率先して手を上げ、現地で2年ほど働いたりしました。

──新しいことにどんどんチャレンジでき、責任ある仕事も任されて理想的な環境のように思えますが、なぜ転職を検討されたのでしょうか?

「もっとチャレンジしたい」という気持ちが強かったからです。15年も同じ会社にいると、良くも悪くも自分にとって居心地の良い環境になってしまうんですよね。私はまだまだ周りからの刺激が欲しかったし、この先年齢が上がるにつれて一歩前に踏み出すことが億劫になってしまうのではないかという危機感もありました。

ちょうど子供が生まれたタイミングだったので、正直、新しい環境に飛び込むことに対する不安もありました。でも、「やるなら今だ」と思って。パートナーの理解もあり、思い切って環境を変えることにしました。

──転職活動時は、どのようなフィールドを求めていたんですか?

AIやデータに関する事業を展開している企業を中心に見ていました。自然とスタートアップが多かったですね。

日本には、何十年も前に開発されたシステムを未だに使い続けている企業がまだたくさんありますので、それらを運用できる技術を持ったエンジニアの需要が高いことは理解しています。でも、彼らが10年後も必要とされているかはわからないですよね。AIやデータエンジニアリングが当たり前となった世界でも価値を発揮するには、今から勉強し始めないと間に合わないと思いました。自分の価値を上げ続けられるような場所で戦いたかったんです。

そのような観点で情報収集をしている時にたまたま転職エージェントから紹介されたのがFinatextグループで、「ぜひ一度、CEOの林さんと会ってみてください」とゴリ押しされて(笑)。それで、実際に林さんとオンラインで話すことになりました。

一気に距離が縮まった「カッケーっす!」の一言

──様々なスタートアップと話されたと思いますが、最終的にFinatextを選んだ決め手は何ですか?

面接の際に「腹の探り合い」みたいなものを全く感じなかったことですね。「この人に入社してもらいたい」と思っていると、マイナスな印象を避けるために言葉を濁してしまうことってあると思います。でも、僕を面接した保険ドメインのメンバーは、「残業ってけっこう多いですか?」という質問にもぶっちゃけた感じで答えてくれて。「保険ドメインは今こういうフェーズにあって、頑張らなければいけない時なんです」と赤裸々に話してくれました。そういうところに人としての誠実さを感じたし、「みんなFinatextが好きなんだな」という印象を受けました。

また、林さんが僕の経歴に対して「カッケーっす!」と言ってくれたことも強く印象に残っています。僕は中学校を卒業してから高校には進学せず、受託開発の会社に入るまで様々な仕事を経験していて、そうした経緯をこれまでいろんな方に話してきたのですが、「カッケーっす!」なんて面と向かって言ってくれたのは林さんだけでした。それで一気に距離が縮まりましたね。

──実際に入社してみて感じたギャップはありますか?

使用している開発技術が、いい意味で想像と違いましたね。前職の同僚エンジニアから「金融領域のプロジェクトではドキュメント作成に半年かかる。会議室に大人数で集まってレビュー会をやる」と聞いていたので、未だに古いやり方がはびこっているイメージがありました。システムに使用する言語も古いだろうなと想像していたのですが、Finatextは全然そんなことはなくて。普通に最新の技術を採用していて、かなりモダンな印象を受けました。

猛スピードで成果が上がるので、PMとしてより本質的な課題に向き合える

──現在は、どのような業務を担当されているのでしょうか?

SaaS型デジタル保険システム「Inspire」の導入を通して、保険の申し込みなど未だに紙ベースや人力で行われているプロセスのデジタル化を支援するのが僕たちの仕事です。プロジェクトごとにエンジニアやBizDev、PMがアサインされてチームを組むのですが、僕はその中でPMとして要件定義からプロジェクトの進行管理までを担っています。プロジェクトといっても保険の申し込みをデジタル化して終了ではなく、デジタル化によって契約がどのくらい増えたのか、ユーザー体験は向上したのかなど、本来の目的である価値を生み出すために継続してサポートします。保険の契約件数が増えて保険事業者のビジネスが成功することでFinatextもコストを回収できるビジネスモデルになっているため、システムリリース後もシステムやユーザー体験の改善に取り組んでいます。

──FinatextのPM業務の特徴みたいなものって、あったりしますか?

一言で言うと、人をマネジメントしないことですかね。

システム開発プロジェクトでよくあるのが、PMが司令塔で、その下にディレクターやエンジニア、プロジェクトリーダーが配置されて、さらにその下に大勢のエンジニアがいる、というピラミッド構造です。リーダーはPMの指示待ちで、PMはプロジェクトの進捗把握のために毎日一人一人に細かくヒアリングして、少しでも遅れていたらリカバリー方法を出させて……というマイクロマネジメントをしがち。で、結局なかなかプロジェクトが進まない。

一方で、Finatextのメンバーは全体の中で自分が果たすべき役割を理解している人が多く、細かく指示を出す必要がないんです。みんな周りを見て助け合いながら仕事をしているので、PMとしてより本質的な、「保険事業者にどのように価値を提供していけばよいか」「今のプロジェクトをもっと良くするためにどうしたらよいか」といった課題と向き合うことに多くの時間を割くことができます。

そもそも、PMとして一番やらなければならないのは、正しい要件定義。保険事業者さんが「この部分をデジタル化したい」と言ってきたものに対して「はい、じゃあやりましょう」とイエスマンのように対応するのではなく、「それって本当に必要ですか?こういうふうにした方がいいんじゃないですか」と、金融を“サービス”として再発明しようとしている会社の一員としてユーザー体験とビジネス成長を考慮したよりよい提案ができることが理想です。

──北垣さんは、最初からFinatextのPM像にフィットできたのでしょうか?

僕も最初は戸惑ったんですけど、実際、自分の想定よりかなり早いスピードで成果が上がってくるんですよね。マイクロマネジメントする人って、アウトプットが見えなくて不安なんだと思うんです。その点、Finatextのエンジニアは意識して進捗を見える化して、「今こういう状況です」とか「明日には終わりそうです」とか盛んにアウトプットしてくれるので、すぐにマイクロマネジメント以外の価値を生み出す必要に迫られると思います(笑)。

自社プロダクトが業界のスタンダードになっていく過程を楽しみたい

──改めて、Finatextで保険業界のDXに取り組む魅力を教えてください。

保険領域のDXを担う企業はまだ数は多くありませんが、5年、10年後には確実に必要とされる存在になるでしょう。現在は紙処理や人の介在を前提としたシステムを運用しているどんな保険事業者も、いずれ最新技術を取り入れたシステムへの切り替えが必要になります。そのニーズに応えるために、システムのサプライヤーも増えているはずです。その時に「デジタル保険システムといえば、FinatextのInspireだよね」と言われるほどの覇権を握れているかが重要であり、今まさに勝負を仕掛けているところです。ありがたいことに、様々な保険事業者様からお声がけをいただいていて、チームはフル稼働しています。自社のプロダクトが業界のデファクトスタンダードとなっていくプロセスに立ち会えることは、大きな魅力です。

また、PM業務に関わる人は多かれ少なかれ、社会により良いインパクトを与えるプロダクトやサービスに携わりたい人だと思います。『Inspire』を通じて、保険事業者やそのお客様にポジティブな影響を与えることができて、より多くの方に使ってもらえるプロダクトに育てていく、その過程に携われることも、やりがいを感じるポイントかなと思います。

──チームのことも少し紹介して欲しいです。どんなチームですか?

どのメンバーも、組織やプロジェクトに対して熱い想いを持っていますね。ポジティブなこともネガティブなことも、バンバン言うんですよ。普通はネガティブなことはあまり言わない風潮が強いと思うんですけど、「Inspire」開発チームではどちらかというとウェルカムで、「課題や問題点を発信しないと良くなっていかないよね」という共通意識があります。これは何もプロダクトとか組織に関する課題だけじゃなくて、例えば会議中にあまりよくない表現を使ったメンバーがいた場合、後からこっそり指摘するのではなく、その場で「それはよくない」って本人に注意できる、そういう環境です。ここまで言えるのは稀だと思います。問題点を指摘してもよりよいかたちに一緒に持っていこうとしてくれる、という信頼関係があるからこそ、また普段からポジティブなこともめちゃくちゃ発信してるからこそ、できることだと思うんですよね。

あと、これは特に強く言いたいんですが、エンジニアの技術力が僕の想像を超えていて。高度な技術を駆使できるエンジニアがゴロゴロいるんですが、みんな謙虚で、成長に対して欲深いですね。正直、Finatextに来るまでは「PMだけど技術力でも負けないよ」という自負があったのですが、当社に来てからはまったくなくなりました(笑)。エンジニアとして彼らと殴り合うのは無理ですね、敵わないです。

優秀な開発チームの働きもあって実績が順調に積み上がっており、「Inspire」導入に関するご相談も増えているのですが、高まるニーズに応えるためのメンバーが足りていない状況です。新しいメンバーを迎え入れ、いかに効率的かつスムーズに複数のプロジェクトを遂行するかが現状の課題となっています。

──最後に、これから応募を検討されている方にメッセージをお願いします!

未経験ゆえに「金融」というワードに尻込みしたり、あまり興味を惹かれない、という方が多いのですが、僕は金融の知見は今後のキャリアにおいて有利に働くと思っています。会社の規模が大きくなってくると、どんな会社も最終的には金融関連のビジネスに参入するパターンが多いからです。

正直、僕も前職までFinatextに入社するまでは金融未経験でしたので、不安がまったくなかったわけではないです。未知の領域にチャレンジするときに僕がいつもやっていることなのですが、本屋に行ってその領域の関連書籍を10冊くらい買ってひたすら読み込むことで何となくでも土地勘を得る、ということを今回もやりました。これによって漠然とした不安感が消え、ミーティングでも早い段階から内容が理解できたと思います。シンプルかつ当たり前のことかもしれませんが、おすすめの方法です。

Finatextなら、これから様々な業界で重宝されるであろう領域の知見を身に着けつつ、レガシーな業界システムをモダンに変えていくチャレンジができます。このインタビューを読んで少しでも興味が湧いた方は、ぜひ軽い気持ちでご連絡いただきたいです!


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取材協力:株式会社ソレナ
撮影:宮川歩



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