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【アイディア#5】蓋を集めて寄付

 ご家庭で試していただきたい、ちょっとしたフィナンシェなアイディアをご紹介します。今回のテーマは「寄付」です。

 まだお小遣いをあげていないのに、お小遣いをあげていても少額だから子どもに寄付を教えるなんて難しい。そう思われるかもしれませんが、寄付するのは必ずしもお金でなくても良いのです。

■ 集めることが楽しい

 利用するのはペットボトルの蓋。まずは子どもたちに、ペットボトルのラベル剥がしとキャップ取りを手伝ってもらいます。1回目から長女(6歳)は楽しんだようで、ペットボトルを見つけるやいなや「これやってもいい?」と聞いてくるようになりました。ペットボトルからラベルと蓋を取るのは地味に面倒な作業なので、手伝ってくれるのはとても助かります。

 そして分別したペットボトルの容器は資源ごみの収集へ。今回の主役となる残ったペットボトルの蓋は、写真のように空き容器や袋などに入れて貯めていきます。我が家は空の牛乳パックに入れました。

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■ 蓋の行き先は・・・?

 集めたペットボトルの蓋の行き先は↓ここ↓です。

 蓋を寄付することで、回収業者にリサイクル資源として蓋が売られます。売られることで、リサイクルの仕事が障がい者の仕事になったり、販売したお金で途上国のワクチンを購入するなど医療環境が改善される、という仕組みです。

 1つのキャップあたり0.02円ほどの価格なので、お金で寄付した方が効果的なのでは? キャップを集めることがエコなの? という声があることも事実です。でも、子どもでも気軽に参加できて、社会問題や環境問題にも気付ける点に親子でやってみる意義があるのでは、と考えています。

 ちなみに地域によって収集してくれるところが多少異なるようです。スーパーではイオンやカスミ、大丸・松坂屋、一部地域では学校まで無料回収してくれるところも。私は近くのスーパーで回収ボックスがあるので、そちらへ行きます。お住まいの地域については、上記の団体のページでご確認ください。

■ 後日談

 「おじいちゃんはペットボトルの蓋、集めてるの? なんで集めないの?」と長女が聞いたことをきっかけに、実家の両親も集めるようになりました。こんな波及効果があるとは驚きです。

 また【エッセイ#4】寄付ってずるい にあるように、お金を寄付することに対して前向きでなかった長女が、ペットボトルの蓋だと積極的になった点でも、ちょっと効果があったのかなと思いました。

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